D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

昨日も恐怖の歯科医でたっぷり1時間。これが昼の12:20からだから、当然昼食は13:30過ぎ。家に帰ると一日棒に振ったような気になる。なんだか嫌がらせのようだよなあ。で、次回が3週間後。やる気あんのか?
こんな日はリルの散歩がメインになる。
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 ここに道があるよ。

今朝は息子がグダグダ寝ていたので、午後からパターンの学校かと思いきや、リルと散歩している間に飯も食わずに出て行った。寝坊か。
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 今日もいっぱい散歩するかな?

それにしてもこの数日蒸し暑い。とうとう梅雨入りらしい。
暑くなるといつも考えるのがリルの避暑。
多少の暑さは耐えられるが、とてもじゃないが日中のアスファルト道路など歩かすことなどできようもない。
最近はペットショップなどで犬用の靴を打ってたりするが、実用的と言うよりも擬人化しすぎてるような気もする。
夜散歩、せめて芝で、できるなら涼しい場所でリルを遊ばせたい。
でもなあ、ロングドライブはこっちの腰が持ちそうにないしなあ…手軽に行くなら箱根かなあ。

実家から直接マリーナへ行く。
父の具合は随分よくなった。で、心臓や肺の検査を一度してもらうことになった。
この時期は雨さえ降らなければ夕方は過ごしやすい。海なら道路の照り返しやこもった熱がない分より爽快。
風が強くて赤旗が出ていたけれど、15時半を回ってからだから端からフネを動かす気はない。
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 今日は乗らないよ。

風が強い分、係留しているフネのコクピットは涼やかだ。それに人影もない。
リルと寝そべりながら、いろんなことを思うに任せて考える。勿論、どれも具体的な解決策は出てこないが、それでも角度を変えて考えてみることは必要だ。選択肢を一つずつ減らして結論に至る過程の作業と言ってもいい。
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 寝ころびながら見ているマストの森。

小さくて古いフネだけど、こんな空間を持てるのは幸せだな。
リルと二人で涼しさを満喫できるのも幸せだ。
両親が健在でいるのも、愚息がまだ家にいるのもそうだ。
とかなんとか、今が人生で一番いい時期なんじゃないかとさえ思えてくるのだった。
と、考えるのはやめて動きたくなってくる。
おもむろにエンジンを動かして点検。小1時間ほどアイドリングしていた。
係留中のエンジン音は結構響く。でも、今日はこの老エンジンの音が妙に心地よい。
お前に負けず頑張るよ。
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 そろそろ帰るぞ。

18時を回って陽が傾き始め、半袖にはむしろ肌寒く感じるような南西の風を惜しみつつマリーナを後にした。

C'est la vie !




昨日は午後にガスの点検があるから、ちゃんと対応するようにと申し渡された。
セーリング日和ではあったけれど、一昨日フネに乗ったせいか腰の痛みが引かず、体もこわばった感じだったのでちょうどいい休養だな。
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で、医療費の還付請求だの同窓会の欠席通知だのと、どうでもいい事務的な作業をこなし、リルと散歩していた。
梅雨前の湿度たっぷりの快晴は、さすがに汗ばむ。
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 勝手に先走るな。

午後は家事に勤しむ。各部屋の扇風機を取り出し、家中をスチームがけしてたら余計腰が痛くなった。これならフネでのんびりしてる方が良かった…
ガス点検はものの5分で終わり。こんなもののために一日を無駄にしたか。
すでに3時を回っており、今更マリーナへ行ってもなあと腰が痛くて動けない事の言い訳材料にする。
妙な汗をかいたので夕方までゴロゴロしていた。
リルもガス点検員にありったけの無駄吠えを浴びせて私に叱られたので、横でしゅんとなっていた。
夕方散歩。
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 これが梅雨前最後の夕焼けか。

今朝、腰が痛くてなかなか起き上がれない。こいつはいよいよまずい状態になってきた。
医者は大嫌いだがかくなる上は是非もなし。隣駅の整形外科に行く。
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腰痛の85%近くは骨とは無関係だという事は知っている。それでも万が一ということもある。
1時間ほど待たされて、レントゲンを撮ってもらう。
結果、骨棘が少々あるものの椎間板とかには異常は認めず。
だいたい整形外科なんてこんなもんだ。
世に多くの痛みを抱えている人たちがいて、そのほとんどが原因不明の烙印を押される。うっかりするとギックリ腰さえ背骨とは無関係だからと痛み止めと湿布薬で帰される。
まあ、骨には異常がないことだけは分かった。

昼近くになっていたので、ボランティア後に行っている中華屋さんでランチ。
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 白身魚の甘酢あんかけ これに杏仁豆腐がつく。

明日もそうみたいだが、ここのところ水曜に限って雨が降る。我が家から教室のある施設までは通常ミニバイク。雨の日は車で、終了後にサポーターの人たちを家の近くまで送ってあげるのでこの中華屋さんには来られない。毎週必ず食べているこの店だから、2週も空くとアヘン患者のように食べたくなる。

それから、地元商店街でちょっとお買い物。
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本日は”母と過ごせば”の日。ついでに、おやつのイチゴ大福を買う。
最近は、「火曜お菓子の日」になりつつあり、なんか期待されてる節がある。
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いつも2時ごろ実家に行くので、まだ時間がある。
骨じゃないなら整体でも行くか。
が、よくよく考えてみると午後1時に診てくれる整骨院はないわけで、トボトボ商店街を歩き捜していたら「ただいま受付可能です」の貼り紙。逃げ込むように中へ入る。
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受付の人に呼ばれて出てきた施術者、どう見ても御年七十はゆうに超えている。っていうか、80近い。
いやあ、まずいとこ入ったなあ。まあ、なにもしないよりはましかあ。
などと期待薄だったが、いざ肩もみを始めるや否や、すごい圧迫力。
指圧してるこの老人がすごいのか、私の体がひどいのか。
リラクゼーションを謳ったこのお店、半端ないシゴキ。首周りを揉まれた時は逃げ出そうかと思った。
でも、45分一度も手を抜かずしっかりと揉んでくれた。
「この道40年。今でも毎日鉄アレーで鍛えてますから」
なんか自分がみじめに思えた。

母は相変わらずだ。この蒸暑い日に窓も開けず、くるぶしがすっぽり収まるボア付きのスリッパを履いている。実家に行くとまず窓を開けて空気を入れるところから始まる。
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 オマエ、なに寛いでるんだよ。少しは手伝え!

買ってきたイチゴ大福を食べようと手を洗いに行くと、洗濯籠には洗濯機から取り出されたばかりの衣類がある。まるっきり洗濯したのを忘れている。
「洗濯物干してないよ」
「干そうと思ったら、乾いてなかったのよ」と、意味不明。
要は昨日の(かどうかも怪しい)洗濯物を干しっぱなしで取り込んでないので、干せる場所がないのだ。干してある洗濯物を今朝洗ったものと思い込んでるらしい。パリパリに乾いていた。
ずっとこんな調子。
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 実家の紫陽花

家に戻って夕飯後、薬を飲んだか家内が電話で確認する。
「イチゴ大福、おいしかったですか?」
「そんなの食べてない」
私が持って行ったやつだと伝えると、母は私など来ていない、愚息の友達らしい高校生が3人くらい来ていたと言う。とうとう妄想まで入ってきたか。

このままだと、療養日記か介護日誌になりそうだから、そろそろこのブログも閉じるかな。



少々お疲れ気味だ。
ここのところあまり具合もよくない。
まともに風と戯れる時間も持てなくなってきた。極楽とんぼ生活はどこへ行ったんだ?
今朝は絶対マリーナに行くつもりで早起きしたおかげで、睡眠時間は5時間にも満たなかった。
それにしても快晴。余計な事は考えずにリルと繰り出す。
こんな日に限ってベタ。
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 暑いねえ。

日曜日にフネに乗るのは久しぶりだ。たくさんのヨットやボートが出ている。マリーナも賑やかだ。
これでアウトレットが開店する時間になればYBMは大賑わいだろうな。
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風は南東2m/s。波なし。皆さん止まったように漂っているが、時折レース仕様のクルーザーが微風にかかわらず滑るように走り抜けていく。さすがだねえ。
そういえば、スクラッチレースが今月半ばだったっけ。だから、こんなにたくさんいるのかあ。

そんなこととは無関係なお気楽派の人たちは、くるくると振れる風向きに必死の抵抗。
こんな時は主風に合わせるよりもセイルを少し開き気味にして柔らかく乗るのがいい。
ヒールをつけて、曳波の揺れに惑わされることなく、ゆったりと風に合わせる。
って、いつの間にか一緒に出たフネを引き離してしまったから、あとはのんびり。
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 ヒール作ってるよ。 そっちが日陰なだけだろ!

やっとせわしい陸を抜け出せたっていう感じ。
あれもこれもと忙しくなってきた近頃。自分の時間を作れなくなってきた。余裕がないと気分もすさぶ。
いつもならこの梅雨時は興味ある場所へ一人ドライブ旅行している。雨は嫌いじゃないし、梅雨時は道も空いている。雨にしろ曇りにしろ、日光を遮ってくれるので過ごしやすいし、なにより昼の時間が長い。本当なら電車やバスにすっと乗って、気ままな一人旅がしたいところだが。

ブログ仲間のカンチャンさんに触発されたので、奈良の飛鳥路を資料片手に回りたかったが、今年はどうやら難しいなあ。いいなあ、一人旅。”遠くへ行きたい”なあ。

などと、ティラー片手にポケーっと考えているわけである。
と、いつの間にか風が東に振れており、釣り船の軍団に向かっていたのでタック。
場面が転換して飛び込んできた巨大な船。
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自衛隊が誇る「いずも」だ。
そういえば昨日は開港祭で、大桟橋でヘリ空母「いずも」の一般公開があったんだった。イベントを終えて横須賀基地に帰るところだろう。
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米艦ロナルド・レーガンなどの空母には及ばないが、こいつは立派な軽空母。ヘリ仕様だがハリヤーのような戦闘機なら十分搭載可能。
東京湾のイベントとはいえ、護衛艦なしに単独で走ることは滅多にない。不思議な光景だった。

この時点で風が止む。昼も近くなって暑さが増してきた。こんな日はリルにとってきつい。
エンジンかけてゆっくりUターン。オニギリも持ってないし、午後は用事があるしね。
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マリーナ近くでセイルを下ろしていると、ミス・リーからメール。
マリーナに来てるらしい。ピンドルが届いたって?
ラダーのピンドルが割れて、アメリカからお取り寄せになったのっていつの話だっけ?去年の秋ごろだったような…
えーっ、半年以上乗ってないの?

マリーナに戻って月照号のバースに向かうと、折よく”大佐”が歩いてきたところだった。
渡したいものがあるから、非常桟橋に着けてくれと言っている。ミス・リーも駆けつける。
で、舫うことなくミス・リーから手渡されたものがこれ。
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 雑誌?

自バースに戻って、袋を開けると紅茶が2缶。
私が紅茶好きなの知ってたっけ?でも、お湯沸かして飲みたいっていうほど涼しい日じゃないよなあ。
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雑誌のようなものを見ると、真ん中辺に栞が挟んである。
ここを見ろってことか。
で、そのページを開くと、
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 ご本読んでくれるの?

ランサムの特集記事がたくさん載っていた。和訳の本文まで載っている。
なんだ、なんだ。
フネ洗いもそっちのけで、ページをめくっていると、この挿絵に遭遇する。
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 左:ディックがベックフットに自転車で駆け下りていくシーン。

私が初めて出合ったランサムの本、岩波少年文庫の「ツバメ号の伝書鳩」の1シーン。このランサム直筆の挿絵は私が一番好きなものだ。
生い茂る木立の中、でこぼことした山道をディックが一心不乱に駆け下りていく。

この挿絵を見ていたら、なんだか目頭が熱くなってきた。いるべき世界に戻された。
こんなに肩の力が抜けた瞬間はいままでなかったんじゃないだろうか。
もやもやとした頭の中を一陣の涼風が吹き抜けた感じだった。
微熱も空咳も腰の痛みもみんな消えていくようだった。
ありがとう、ミス・リー。グッドタイミングでした。
これは片手間に読むべきではないと、さっさとフネの書棚に置き、フネ洗いしてマリーナを出た。

昼食はコンビニ駐車場で冷やし中華などを食べる。実家には2時までには行くと言って出てきたから、これが一番手っ取り早い。そのままリルと実家へ。
日曜は実家分の買い物。醤油だのみそだのといった嵩張ると重くなるものを買う。スーパーで買っても親たちが持って帰れないからだ。そうでなくとも、実家はサラダ油が何本もたまっていたり、洗濯用洗剤が5年分くらいあったりする。母が毎日買ってきてしまうのだ。

家に帰る頃にはどっと疲れが出て死んでいた。
ミス・リーのメールを見たのはその時。
紅茶は英国人の船長が日本に来た時もらったものだという。わざわざコーンウォールから持ってきてくれたものだけれど、半年くらい前だから味は保証の限りではないとのこと。
雑誌はいつか私にみてもらおうと、ずっとその機会を待っていたとのこと。併せて、古いものだから返却不要とのこと。
今の私に一番必要なものだった。
私の近況を思いやってくれる彼女の優しい心遣いに胸打たれた。

雨の日にでもフネに行って、じっくり読むかな。






金曜は母が午後からデイサービスに行く日。
毎週午後から実家に行くが、父の場合一人で家にいても全く問題はないから、天気と風によってはセーリングすることもある。また、二人で買い物をしに行くこともある。
今日は久しぶりのセーリング日和、せめてリルとお昼のオニギリでも食べたい。
そこへ宅配。
なんとネットで注文しておいたマリングローブが届く。
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 うへ、ごわごわだ。

安物でなんだかしっくりこないけれど、使っていれば自然と馴染むだろう。
これ幸いとリルと出かけようとした時、今度は電話。
予約した箱根のホテルからだった。
いろいろ訊かれているうちに、ふと質問をしたくなった。
「館内用の車いすはありますか」
「いいえ、当館は低層施設でエレベーターはありませんから、階段昇降についてはお客様ご自身でお願いしております」
えーっ!
箱根の旅館と言えども未だにバリアフリーではないんか。まあ、ペット可だからなあ。
客室2階、風呂は地階。地階といっても傾斜面だから源泉かけ流しの露天風呂はある。
つまり父は3階建てこの施設を車いすなしで上り下りしなきゃならない。
その場で即キャンセル。
ちゃんと確かめるんだった。慌てるとろくなことがない。
知らずに行って大変な思いをするよりはいいか。
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 箱根
これでまた降り出し。むー、今年は旅行運が凶なのか。
セーリングどころの話ではなくなった。またネットとにらめっこ。
どうもこの手の情報は誇大になっているような気がするし、悪意ある投稿やあきらかに自前のなりすまし投稿などもあって評価が滅茶苦茶。名旅館などは黙っていても口コミで稼働率を上げるし、ネットなどに紹介しなくても1年先まで予約がいっぱい。その辺は飲食店と変わらない。最近本当にどうでもいいような情報が溢れていると思う。
途中で馬鹿らしくなって、かつてコニーやリルと宿泊した温泉旅館のリスト(こんなのをこまめに作っていたりする)から、近場限定で直接電話。
2軒目で希望日にヒット。即予約。
結局河口湖になった。
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 河口湖

6年前に行ったときも車いす持参だったけれど、ここはちゃんと館内車いすを用意してくれたし、比較的エレベーターに近い客室にしてくれた。
最初からここにするんだった。これで一安心。リルと散歩に出かける。

昼近くになっていたので、パン屋へ行く途中床屋でカットだけしてもらう。
私は髪が耳にかかってくるだけで鬱陶しく感じる。
そろそろリルも… おい、逃げるな!

午後から実家。
父に箱根から河口湖に変わった経緯を説明。源泉かけ流しではないけれど負担の少ない加水温泉で我慢してくれと謝る。
父も行ったことがあるホテルだから、なんとなく納得してくれた。
まあ、家族旅行っていうのはその行程が楽しければいいんだよね。

朝からなにも食べていないという父に、買っていったタケノコの総菜や味付きメカブなどをおかずにしてご飯を食べさせる。
「ご飯がまずいんだよ」と嘆く父。炊飯器の米を食べてみたが”まずい”というほどではなかった。
「噛むとご飯が逃げる」という表現をする。まあ、言われてみればそうとも言えるが、我が家のご飯とそれほど大きな差はない。
父のご飯へのこだわりは、いったいどこから出てくるんだろう?
それにしても午後になっても何も食べてないというのは問題だ。
しばらく健康状態についていろいろと訊く。

夕方になると胸が急に差し込むことがある。便秘気味。すぐに疲れる。食欲がない。腰肩の痛みはどうしようもない等々。胸の痛みは気になるから、今度医者に連れて行こう。
でも、先週よりは血色がいい。どうも消化不良を起こしているようだから、ついでに腸内細菌の話をする。
年を取れば腸内菌は減る。乳酸菌やビフィズス菌を増やさなければ、大腸菌等のいわゆる悪玉菌が悪さをするようになる。といって、市販のヨーグルトなどはそのほとんどが胃液で死滅して腸まで届かない。
善玉菌に特化したサプリもあるが、即効性はないし、半年や1年で腸内環境が整うとは考えにくい。途中で諦めないで、菌を育てる工夫がいるな。これは気長にやるか一生飲み続けるしかないよ。
母が帰る前に実家を出る。
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 全然面白くなかった。

家に帰って洗濯物を取り込んで、またリルと散歩。悔しいからマリングローブをはめてやった。
見晴らしのいい場所から海の方を見やる。夕暮れに南のそよ風は恨めしい。




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