D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

今日はリルの誕生日。
だからと言って、なにか特別なことをするわけじゃない。まあ、本人に自覚ないしね。
それよりも昨日、父が「みんなで旅行に行きたい」という課題を振ってきたので、夏の予定を含め昨夜からカレンダーとにらめっこ。
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先週吐瀉してからというもの、疲れやすくなったと言っていた父なので「旅行」なんていう単語が出てくるとは思わなかった。だいたい、宿の食事だってまともに食べられないだろう。
1年に1度くらいはみんなで賑やかな食事をして、ゆったり温泉に浸かりたいという。
昨夜はその言葉の底にあるものをじっくり考えていた。
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 こっちも寝不足だよ。

確かに毎年夏には家族で旅行に行くのが我が家の年間行事だったが、母の認知症がひどくなり、父の歩行も苦しそうになったので、一昨年の暮れに房総へ行って以来リルを連れた家族旅行はやめていた。
昨年は家内と息子と一緒に湯河原温泉に行ってもらっただけ。私はリルと留守番だった。
リルが一緒だと父が好きな”古風な温泉旅館”は難しい。旅館どころか大人5人と犬が一緒というデマンドが利く宿泊施設は多くない。
先代コニーはさんざんペットホテルで家族の帰りを待たされた。
今もって思う。どれだけ寂しかったことか。
コニーは賢い犬だったので、ずっと我慢をし、従業員に絶賛された。それを誇らしくも感じた。
でも、コニーはずっと寂しかったんだ。あたかも家族から見放されたように人気のないケージで夜を過ごし、いつ帰るとも知らぬ主人たちを待っていたのだ。可哀そうなことをした。
その反省にたって、リルはペットホテルには泊まらせないと決めた。
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リルが行かなければ誰かが残る。決してケージで寂しい孤独な夜を迎えさせない。それが我が家の不文律だ。
父はそのリルも一緒にと言う。もちろん、父も母もリルは大好きだ。一緒にいられた方がいいに決まっているが…
父の食が平常に戻ったとはいえ体の具合が良くないし、疲れて寝ていることの方が多い。ましてや食欲もわかないという。こんな時に旅行っていう気になるか?

最後の家族旅行…
どう考えても私には父が人生の幕引きに入ったとしか考えられなかった。
消える間際の輝きを探し求めているようにしか思えない。実弟を亡くして以来生きる意欲が減退している、そう感じるのだ。
だが、待てよ。
或いは、それとは逆に家族旅行を指標にしてしっかり生きようとしているのかもしれない。
生きる目的はあっても、目先の目標を見出しにくくなっているのではないだろうか。
そんなことをあれこれと考えつつ、夏の家族旅行の行き先を調べ始めて朝になった。
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 今日は暑くないよ。

昨今は息子の動静が殆どつかめないから、我が家の旅行すら難しい。年中行事の桧原湖キャンプすら怪しい。
今朝息子が学校へ行く前に、代休の家内と日程調整する。
父の負担を考え、近場でリルと泊まれる温泉旅館を捜し始め やっと箱根で一軒見つけたのが昼頃。
実家に概要を連絡して了解を得ると即予約。

それから、毎年墓参に行っている亡き旧友の日程を友人タカハシと電話で調整。
タカハシは墓参と関係ないが、小名浜日帰りはきついので帰りはタカハシの住む土浦で一泊することにしている。ただ、その頃土浦では大きな夏祭りが行われていて町内役員の彼は忙しい。と言って、旧友の命日から大きく外れることは本末転倒。
で、日程調整ができたので今度はホテル予約。これがなかなか決まらない。まあ、祭り近くで結構一杯だったりする。
と、そこへ台湾の学生からメール。彼女はこの4月から東京のデザイン専門学校に行っている。一度会ったきりなのに、リルが大好きでいつもリルと遊びたいという。今回は私に何かを渡したいらしいが、なかなか忙しいらしく夏休みにならないと会えそうにないなどと言っていた。
じゃあ、7月下旬だね。と2週間前適当に言ったのを思い出した。(だいたい彼女は私の担当じゃなかった)
メールはその日程のこと。

ゲッ!
この三つの予定、すべて7月下旬。
合間にボランティアとヤブ医者が入ると一日の隙間もなくなる。まいったなア。ただいま保留中。

朝から忘れそうだったリルの誕生日。
夕方の散歩を少し長めにした程度。
あとは皆がそろったところで、誕生祝い。
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 全部食べていいの?

リルはみんなにお祝いしてもらって満足気でしたあ。




曇り、26℃、弱風。家内は休日出勤、息子は茶会。よし、マリーナ行くぞ!
オニギリ買って、久しぶりの土曜マリーナ。
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Y159でミナトは混雑してるから、YBMは空いてるんじゃないかなあと思った。
さすがにアウトレットはいつもより人が少ないが、マリーナにはたくさんゲストが来ていて、あちこちのフネでにぎやかな笑い声がする。普段は数えるくらいしかいない女性や子供がうじゃうじゃいる。
さっさと海に出よう。
マリーナ水路は観艦式並みの船列。
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日射も少ないし、折からの北東風4m/s。皆さん、追い風に乗って南下していく。
じゃあ、北上しよう。って、いつもながらの風任せ。
リルが丁度デッキに座れるくらいの風だった。
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 いつも何かを真剣に見ているリル。

北上となれば、横浜港。
YBMからは八景島くらいの距離なのだが、コンテナ船や自動車船が接岸する埠頭がたくさんあるので、
東京湾本線航路から出入する船や、警戒船やタグボートが狭い水路を行き交ってヨットには少々厄介なところ。北寄りの風だと何度もタックせざるを得なくなる。
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一番注意しなければいけないのはシンボルタワーからベイブリッジまで。航路が狭いうえに、コンテナ基地がある。従って、横浜港内は帆走禁止。
でも、ベイブリッジを越えさえすれば大型船はほぼ観光船と客船しかいないので、実に快適でおとなしい湾になる。
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出航が遅かったので、ベイブリッジをくぐったのが正午過ぎ。
微速前進でおもむろにオニギリを食べる。
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 むー、いつもと違うやつだ。

おにぎり三つ、バナナ1本食べ終わる頃にはMM21が近くなってくる。
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 リルは昼寝態勢に入ってきた。

岸が近くなってくると、陸の音が聞こえる。今日はいつもより賑やか。
そうだった、Ý159のイベントが開かれてるんだった。
メイン会場は5か所、さすがに元町・山手まではいけないけれど、臨海地区はフネで見て回れる。
で、Y159(セントラルタウンフェスティバルなどという御大層な名前がついている)の見学。
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ブログ仲間のポポさんから、横浜へ行ったらどこを見て回ればいいか分からないから、お勧めを。と、メッセージされたが、さあどこを回ればいいでしょうねえ?
ネットには”ミナト横浜観光コース”などという私見がたくさん出ているけれど、一体何を基準にコース設定してるかよく分からない。グルメなんだらも同じ。
個人の興味や価値観で行きたい場所は異なると思うんだけどなあ。
お花好きのポポさんなら、MM21は避けて赤レンガから遊歩道を通って山下公園、フランス山から山手に上がって港の見える丘公園周辺~外人墓地、そのまま尾根沿いにイタリア山庭園かなあ。
点の移動じゃなくて、ゆっくり歩くのがいい。食べるものはどこにでもあるし、足休めのカフェや喫茶店もある。なにより、緑や花がきれい。これ、私見。

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赤レンガ倉庫の庭はライヴ会場になっていて、ロックギターの音量が半端なかったのでリルはおちおち寝ていられない。
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赤レンガ背後には建設中の横浜新市庁舎。桜木町が最寄り駅になる。

赤レンガ倉庫の壁にはいくつもの大型ビジョンとスピーカーが据え付けられ、ライヴ実況されていた。
静かに食事したい人には迷惑だが、赤レンガ辺りはいつもこんな調子。
大桟橋を挟んで、山下公園側にくるとその喧噪もなくなる。
今日はドラゴンボートのレースをやっていた。

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 近寄るなと注意された。

一昨日、あのベンチでリルと肉まん食べてたなあ。と、独り言つとリルは敏感に反応。
こいつ、”肉まん”を完璧にインプットしたな。
ここら辺でUターン。
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 私の一番好きな風景。

ベイブリッジ下の旧白灯を抜けると、波が高くなっているのが分かった。風もさっきより強い。
まあ、追手に帆かけてしゅらしゅしゅしゅーだ。
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 ベイブリッジをくぐれない超大型客船のために整備中の新埠頭。

シンボルタワーを右に見る頃には、白波が舞い跳び波も高くなる。
大型貨物船の曳波も合わさって、バシャバシャと飛沫が飛んでくる。
まあ、冷たいと感じないこの季節だが、リルにとっては死活問題。コクピットをあっち行ったりこっち行ったりの大騒ぎ。念のためにジャックラインにリードを結ぶ。
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ランニングで走っていた南本牧では、サーフィングになって盛り上がって追いかけてくる波にリルはしどろもどろ。こうなると抱き寄せるしかない。
そろそろキャビンに入れないと危ないかなと思った頃、南本牧を通過して波が和らいだ。
マリーナ近くでセールを下ろす際、ムストーの帽子が風に飛ばされる。
あの帽子、エンドウ達に「退職祝い」でもらったもの。
イタリアンで最後の晩餐をしていた時にプレゼントされたのだった。海洋レジャーとは無縁な彼らが”ムストー”なんてよく知ってたなとびっくりした。
もちろん、それが私の右腕だったMさんの発案だということはすぐに分かったけれど、彼女がどれだけ熟考したかを示すものでもあった。
「ありがとう。大事にするよ」と言った我が言葉もはっきり覚えている。なので、最初の1年はフネに置いたまま被らなかったのだ。申し訳ないことをした。
たまたまというか、襟に落下防止のクリップだけが残っていた。これもムストーのオリジナルだから、これに皆の気持ちが込められているということにしよう。
帰港するとマリーナには黄旗。

家帰ったら、シャンプーな。





胃薬など飲んだことがない父に「ガスター10」はよく効いたようだ。今のところ柔らかいものだと普通に食べられる。90年以上も毎日動いている臓器だから、休ませてやるぐらいの気持ちらしい。
まあ、しばらく様子を見るしかない。
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ミナトは6/2の開港記念日を前にして、あちらこちらでイベントを催している。
開港記念祭は来週だが、今日から”Y159”が始まった。
このフェスタ、会場がたくさんあって週末は大盛り上がりになる。Y159は今年だけ、来年はY160になる。つまり開港から159年が今年なわけだ。区切りのY150で、やたらと予算を使って市長が辞任に追い込まれたという経緯もあって、パビリオンやアトラクションのようなものはないけれど、逆に市民意識の高い横浜のこと、もうなんでもありの状態になる。
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あまり人が多いと、リルなどはおちおち歩いてもいられないから買い物の道すがら山下公園による。
私は落ち着きのあるミナトが好きだ。
山下公園通りは”日本の道100選”などと言うものに選ばれているそうだが、銀杏並木の異国情緒溢れるこの道はまばらな人影がしっくりくる。
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通り脇の植栽も実にランダムで一見すると雑草に見える。あの群生させたような花壇や花畑のような感じはないので彩的にはほとんど緑。近くに寄ると百合や桔梗、紫陽花が申し訳程度に色を付けている。
これこそがイングリッシュガーデン方式。いわばビオトーブ。
近寄ってみればわかることだが、雑草など一本も生えていない。こちらの方が管理が難しいだろう。
この時期の通りは緑に溢れ、秋は金色の歩道になる。
この通りを一歩山下公園側に入れば、バラだのポピーだの、煌めくような花園が広がる。このギャップにセンスの良さを感じるのだ。
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息子の動静がよく分からず、昼飯を食べ逃したので中華街に行って中華まんを買ってくる。
公園に近いからではなく、私は小さい時から食べなれた北京飯店の肉まんが好きだ。
中華街でも店で中華まんを作っているところは少なく、その多くは下請けに出していたり自前の大きな点心工場で作っていたりするが、この北京飯店は店の一角で点心師がちゃんと作っている。
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包(パオ)が甘くて柔らかい。具材は昔ながらの五目で味を変えない。
最近、江〇清のように学生や女性客におもねった訳の分からぬ中華まんを出して人気になっているところもあるが一口で首をかしげてしまう。少なくとも私にはコンビニの中華まんの方が美味く思える。

肉まん、あんまん、ウーロン茶を揃えて氷川丸近くのベンチで食べる。一つがコンビニ中華まんの倍はあるから、二つ食べると結構腹にたまる。時折、リルに手伝ってもらう。
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 これ、好き。

芝生では親子で寝ころんで日光浴をしてる人がいたり、子供たちの黄色い声が飛び交っていたり、犬連れで散歩する人がいたりと、思い思いの時間を過ごしている。
公園っていうのはこういうものだよなあ。のどかでほのぼのした光景に、こちらの気分も和らいでくる。

で、ホームセンターへ向かうもお目当てのものはなく、リルはカートに乗せられて端から端まで行ったり来たり。
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でも、たくさん散歩して中華まんもらって、ドッグフードの臭いを嗅ぎまわっていたリルは終始ご満悦でしたあ。


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