D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

ボランティア教室で担当していたサキさんから、「学園祭に来ますか」と案内が来たのは2週間前。
新宿のデザイン専門学校に通っているから、油彩をたしなむ友人タカハシを誘ってみた。(なにしろこちらは図工2だし)
四ツ谷は母校に近いから、ついでに母校の大学周辺を散歩しようという事になり、昨日久々に電車で東京に行く。
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電車で行くっていうととても簡単なのだが、私の持病からして駅間の長い東海道線や横須賀線は避け、京急の各駅停車やせいぜい京浜東北線。それでも蒲田辺りで一回休憩してたっぷり1時間半かかる。
当然、蕁麻疹の頓服と軟膏持参である。
「なにかあったら、すぐ電車を降りて待ってろよ。俺がそこまで行くから」とタカハシの思いやりに助けられ、なんとか待ち合わせの定刻に四ツ谷駅に着く。今の私にはこの辺が限界だ。
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 7年ぶりの山手線

アダチ君じゃないけど、ここからがチンプンカンプン。スマホのマップを頼りに歩きだすが肝心の目的地がマップに出てこない。いろんなものがありすぎてマップ表示が埋まってしまうわけだ。
もともとサキさんの学校は四ツ谷駅ではなく、新宿と四ツ谷の中間にある。最寄り駅は地下鉄新宿線の曙橋。四ツ谷からだと徒歩でたっぷり30分はかかる。
それは承知で久しぶりに来た四ツ谷界隈をフラフラとタカハシと散策。行きつ戻りつ勘に頼って最寄り駅の曙橋まで40分ほどで到着。学校案内ではここから5分とあるから、住所頼りに歩いていたが、小路にはまって階段上りなどしてるうちにさらに30分かかった。アダチ君を笑えない。
学園祭に行くからとサキさんに気楽にメールしたのが家を出る前だった。
サキさんは台湾から来ていたご両親が16時のフライトで帰るという事で、午後からなら案内できると途中メールが入る。
彼女の友達の徐さんが代わりに案内するとのことだったが、ちょうど私たちが着いた頃、義理堅いというかサキさんは私たちのために忙しい中をわざわざ学校まで出てきてくれた。
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専門学校の学祭に来たのは生まれて初めて。
最近の美術学校は外国人受講者が多い。日本のアニメやゲーム、ファッションなどに惹かれて入学する。彼らは自国の大学を卒業している人が多い。
サキさんも台湾の大学を出て来日し、日本語学校に1年半通いながら日本語習得に専念して、それからこの美術学校に入学した。
多くの日本人学生は高校から入学するから経験や知識には当然差が出る。今や日本のアニメ業界は外国人イラストレーターの助けなしには出来上がらない構図になっている。
高校の教室の片隅で休み時間になると漫画のキャラクターを黙々と描いていた同級生を思い出した。
自分が好きなものを好きな時に描くだけでは、その道で食べていくことはできない。社会的なニーズや期限、質、量をこなせてなんとか入り口に立つことができるという業界だけに、社会性や経済的観念も必要になる。
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 著作権侵害にならないものだけ。

サブカルチャーと言えども、その業界で生活していくのはサラリーマンの比ではない。
私たちの教室に来る留学生の大半が、デザインやイラストを学びたいと言ってくる人たちだ。
彼らが何を目指してくるのか私も勉強になる。
友人タカハシは独学で油彩を描くが、そのタッチと構図、色遣いには独創性があり、沈んだ基調の人物画が多い。こういうデザイン学校ではパステル基調の色遣いがびっくりするほど多彩で、セル画を意識したものが多いからタカハシも随分刺激を受けて、なにかとグッズを買っていた。
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 サキさんから説明を受けるタカハシ。

忙しい中、サキさんは各教室のブースを紹介してくれて、クラスの同級生には
「私の日本語の先生」と私を紹介するので、私はあちこちで「こんにちは」と言って回らなくてはならない。そんな彼女の応対ぶりにタカハシも楽しそうだった。
「来年はアダチ君も一緒に来たいね」とサブカルチャー好きのアダチ君を思い浮かべていた。

サキさんは、この学園祭準備中に両親が来たので、親の要望に沿ってレンタカーを借りて飛騨高山や白川郷まで行き、一昨日戻ってきたばかり。小1時間ほど私たちの相手をしてくれて、急ぎ両親の所へ戻って行った。なんだか急に出てきて悪かったなあ。

タカハシと昼にステーキを食い、地下鉄に乗って母校のある学生街に行く。
校舎自体、昔の面影はなく、むしろ当時から残っているような店や施設を捜すように歩き回った。
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御茶ノ水駅周辺は今も昔も大学だらけだ。大学の学部棟が点在し、学部棟と学部棟の間に他大学の校舎があったりする。まさに日本のカルチェラタン。
その分学生が多いからこの辺りは安い食い物屋と古本屋がごまんとある。その雰囲気だけは変わっていない。
新校舎に建て替えられて10年くらいだろうか、私たちにはまったく馴染みのないタワーマンションのような建物に入ってみる。
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面白くもなんともない。
かつての味のあるドームを擁した本校舎の欠片もなく、無駄に広いエントランスホールには語り合う学生の姿もない。(まあ、日曜だからね)
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 管理窓口か。

かつての正門横は学生運動の檄文やアジびらで埋め尽くされ、ヘルメットをかぶった先輩たちがなにやら声高に叫んでいたが、私たちの時代はその学生運動も下火で少なくとも授業は静かに受けられた。
その代わり学生たちにはもっと活気があった。口論は日常茶飯事で激論に及ぶこともしばしばあった。
口角泡を飛ばして議論した喫茶店や、夢と理想を津々と話したベンチ、タカハシと知り合ってよく通った紅茶店等々、今ではその面影もない場所に幻影を求めて歩き回る。
若かったなあ。

さすがに歩き疲れた15時頃、どこかで一杯飲もうという事になったが、まあ普通に考えると場外馬券売り場があるような場所じゃないから、酒を飲めるような店がまだやってない。
今度は居酒屋探し。へとへとになってやっと見つけたのが古本屋街の裏にあった海鮮居酒屋。オイオイ、蕁麻疹なんだよ~
それでも、なにかつまみの一つもあるだろうと中に入る。
席について安堵し、冷たいビールなどを飲んで学園祭やサキさんの話。
海鮮居酒屋で油淋鶏や鶏の柚子胡椒塩焼きなどを食っているのはこの席だけ。
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 目の毒だから早くその魚食ってくれよ~

東京駅の別れ際にも
「なにかあったら、すぐ電話くれよ。そこまで行くからさ」と言ってくれるタカハシにありがとうの一言。彼の方が圧倒的に帰り道が遠いんだけどなあ。
持つべきものは友だな。

久しぶりにメトロに乗って過去を旅しましたあ。












ちょっとした時間があれば、マリーナに行こうと試みる。
最近は本当にセーリングする時間が少ない。っていうか、実家に行くことの方が多くなった。
父は日に日に回復している。元気になれば何かをしようとする。いつの間にか実家のガスコンロがIHに変わっていた。新しい物好きの父だが、これでまた母が使えなくなるものが増えた。
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今日はよく晴れて、風も順風。
最近、軟便気味のリルを医者に連れて行くことになってたが、その前に取り敢えずフネを出す。
たまにはセーリングしたいよなあ。

北北東の風は久しぶり。風速6~8m/sだが、東京湾特有の三角波が小うるさい。
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この風で、白波が立つと当然飛沫が飛んでくる。
海水温も下がったから、冷たいよ。
リルはヒールに合わせてデッキに上がってくる。たまにバシャーンと船体が波を打ち砕くと、
「濡れた~」という感じで私に注意喚起する。
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駐車場は混んでいたし、ポンツーンでも係留ヨットの数が少ないなと思っていたら、今日はYBM主催のオープンヨットレースだった。
波と、時折来るブローでトラブル艇続出。スピンやジェネカーを頑張って揚げた大型艇が圧倒的な優位に立っている。
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この手のクルーザーレースはレーティングがあって、フィニッシュが1着でもその後の計算結果では必ずしも優勝にはならない。セール面積などを基にしたレーティング表があって、着差とレーティング係数をかけて結果がでる。
終わって見なけりゃ分からないってやつだ。どうもこの手のレースには面白みを感じない。
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先月はファーストステップラリーとかで、三浦往復のレースがあった。
復路は城ヶ島と剣崎の水路が向かい風になったために、エンジン使用が可となったそうだ。これじゃあ、全然面白みがない。
まあ、私には無関係だ。
だが、レースをやっていればその海面には立ちいることができない。
レースを開くという事は、漁業関係者らに事前通告しなければならないし、運営もその日になって見なければスタート位置さえ決まらないし、レスキュー含めた対応も必要だ。レース後の集計から表彰式からパーティまで裏方の苦労は相当なものだ。
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フワフワ浮いていられるような風でもなく、大幅に狭められた海面でのセーリングは開放感もなく、ボケっとしてるとブローで持っていかれるから、せっかくのセーリングもいまいち。
南下して本線航路と平行に走っていたが、帰りに細かくタッキングしなければならないので、横須賀沖でUターン。レース海面ではエンジンを回して機帆走。
その間にリルとおにぎり食べて、皆さんの奮闘を見学。
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 まだ、鮭とかいくらとかは食べられないんだよ。

レース後の皆さんと一緒に帰港させられる。(たくさんのフネに逆らって進めない)それでも、皆さん名残惜しいのか悔しいのか、なかなかお引き取りにならないフネもあったので、帰着は14時。
急いでフネを洗って、マリーナを出る。
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帰宅後にリルの動物病院。
「問題ありません。食べすぎではないようです。ドッグフードが酸化するとこんな症状が出たりしますよ」
そういえば残り少なくなったドッグフードは夏場に買ったものだった。
管理を徹底しよう。
オマエ、明日またシャンプーだからな。

昨日のこと。
よく晴れて、いかにもセーリング日和。が、ボランティアがあるためその準備に追われていた。
なんか悔しいので、昼飯がてらリルの散歩で商店街へ降りて行った。
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 オニギリ買って公園で食べようか。

いつもなら寺の山門を出て真っすぐ歩いていくのだけれど、せめてジンマシンで食えないウナギの蒲焼の匂いをかいでやろうと駅からの参道を歩いていった。
山門前から商店街だが、その山門を丁度通り過ぎた時、キュルキュルっとタイヤから白煙を出した軽自動車が横道から出てきて、すごい勢いで洋装店に激突した。
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私とリルの目の前でガシャーンとショーウィンドウが割れる音がした。
もし、私が5歩早く歩いていたらリルともども轢かれていただろう。
平日とはいえ昼時の商店街は人通りも多い。誰も巻き込まれなかったこと自体が不思議なくらいだ。
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運転していたのは70歳の女性(新聞に載っていた)で、いわゆるアクセルとブレーキの踏み間違えってやつだ。
あっという間に人だかりとなり、運転していた女性は「大丈夫か」とか「救急車呼びますか」と口々に声をかけられていたが、当たり所が良かったか、かすり傷一つなく降りてきた。
呆然自失というか、他人事というか、店内の人を見に行くわけでもなく、ボーっと車を見ている。
後続の車から中年の女性が出てきて、
「おばあちゃん、何やってるの!」とか言っている。
店主らしき女性が店から出てきて「怪我はありませんか」と訊くと頷くだけで、店の人に怪我がないかを問うわけでもなく、謝りもしない。

ハラ先生のご次男はこうした高齢者の事故に巻き込まれて植物人間となり、会社も辞めることになった。先生やご家族の懸命な看護により一命はとりとめたが、ジグザグ損傷という脳障害を持ったままだ。
後3mで私も巻き込まれていたかと思うとぞっとした。リルも吠えることなく立ちすくんでいた。
所轄の警察官がやってきたが、私の証言は必要ないらしく、物損事故として取り扱うとのこと。
これが物損事故かあ。まあ、奇跡的に人身は一切なしだからねえ。

なんかヤなものを見てしまったので、リルと楽しくご飯という気にならず、コンビニでオニギリ買って家で食べた。
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 オニギリでいいよ。

犬も歩けば棒に当たる。ジンマシンがなければ車に当たる。

今朝は、実家に行くと父が空咳をして伏せっていた。微熱があり、話すのも苦しそうなので、とりあえず在宅医療の先生に来てもらう。
ここのところ涼しかったせいか、ろくな食べ物を食べてないせいか、軽い肺炎にかかっていた。
「薬を処方しておきます。栄養付けて、よく寝れば大丈夫でしょう」とのこと。
父の具合が昨夜からおかしいって母は全然気づいてない。
「お父さんはまだ寝てるわよ」などと言ってるので、先行き不安だ。
薬局で処方してもらった薬を持って帰る頃には、父の顔に赤みがさして
「お腹すいた」とか言っていた。とりあえず、おじやを作って食べさせる。

昨夜のボランティアもまた台湾から新しい学習者が2名来た。聞けば一昨日日本に来たばかり。
孫の出産で休んでいた主宰が戻ってきたのでなんとかなったが、もう一人のベテランが仕事の都合でお休み。助っ人で来てもらった金曜教室のベテランには足を向けて寝られない。

で、昨日からいろいろあってなんだか疲れてしまった。一旦家に戻り一応リルの散歩もかねて靴を買いに出、それから別の商店街へ出向く。
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 オマエ、かじるなよ。

家内がいるとはいえ、甘えん坊のリルは私がボランティアに行ってる間、ずっと玄関で私の帰りを待っている。
ボランティア当日は、朝から資料作りしてることが多いけれど、その間も机の横で寝ている。
なんだかんだと火曜、水曜はあまり遊んでやれないのだけれど、最近は薬の副作用でボーっとしてることも多い。
それでも、私の傍から離れないリルは心配そうな顔をしている。そんなリルを見ているとちょっとした買い物にも連れて行きたくなる。
もうだいぶ痒みも引いたし、今夜からあの薬はやめよう。
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 商店街、好き。

薬の副作用に悩まされながらも、車のワックス掛けや台風で破れた日除けスクリーンの解体をしている。
アルバム整理もその一つ。半分うたた寝しながら、アダチ君や友人タカハシと過ごした学区巡りをたどっていたら、横浜の大黒埠頭近くで船舶火災になっている釣り船の映像がニュースで流れてきた。
エンジン出火が原因らしい。あんなところで沈んだら、サルベージを含めて港湾が大混乱になる。

そういえば今月の初め、YBMでも係留中に沈んだフネがあった。
ある方のSNSで知ったのだが、台風の後とはいえちょっと信じがたい。
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 ある方の投稿写真から無断転用しました。お許しあれ。

昼がてら、マリーナに行き夏物一掃と秋の船底塗装の予約をする。
たまたまピーター・ダックに出会ったので、その沈潜の原因を聞いてみた。
台風の影響は確かにあったものの、大元の原因は舫の甘さらしい。
台風前には私もフネに行って舫を締めなおしたりする。舫が甘いと台風でフネが踊ってしまうし、舫が古ければ切れもする。
見たところ私と同じようにシングルでバースを使っているようだが、舫っているからと言って過信は禁物。
台風下だとクリートに舫の端を輪にしてひっかけてあるフネは、そのフネの揺れ具合では舫がたるんでクリートから抜けてしまう。と言って、舫のテンションをかけすぎると一番弱い舫が切れることがある。本来はポンツーン側もフネ側もきちんとクリート結びしなければいけない。
このフネは舫が切れたらしい。
そのために、フネが踊って清水タンクがギャレーのシンクに当たり、スルハルを壊して徐々に浸水したという。直接的な原因はスルハルのパイプ破損だが、フネが踊ればなんだってあり得る。
「何度も沈んだフネを上げましたよ」とさらりと言うダックさんだが、係留中のフネを水面に浮かせると言うのはほぼ人力。簡単なことじゃない。
何度もというからには、このフネが奇異まれなる事故じゃないわけで、あらためて台風前の対策をきちんとしようと思ったのだった。
オーナーも驚愕しただろうなあ。
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 おフネ沈んだんだってよ。

船底塗装は来月。
小雨が降り出したので、キャビンでリルと遅いマック。(一応鶏肉の方)
クラシックを聴きながら、睡魔と戦う。
でも、このユラユラは揺り篭みたいで気持ちいいんだよなあ。
うたた寝しそうだったので、エンジンチェック。
あの釣り船は一体何が原因でエンジンから出火したのだろう?
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 火事もあるの?

そろそろオイル交換が必要なのと、インペラのシールを交換しないとなあ。エンジンルームにオイルが混じった海水が少しあった。

扇風機を外して家に持ち帰る。
ああ、眠い。



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