D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

2017.7.25

学友ノブシロが亡くなって早や10年。天涯孤独の彼だから、地元の人も次第に忘れてしまうかもしれない。
今年もまた友に近況を報告し、墓前で語らい、若き日の事を思い浮かべる。
家を出、車で4時間ほど走ると小名浜に到着する。
首都高の渋滞に巻き込まれたくないので、できるだけ日曜の早朝に出発する。
かつてのように福島日帰りは体力的に厳しくなっているので、帰路は茨城に泊まることにしている。
行きも帰りも彼の事を思い出しながら、この二日間だけは幻聴にも似た彼の声を聞いている。こんな時は不思議に記憶が蘇ってくるものだ。
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車の中ではカーステレオなども聞かないし、リルもいないので一見黙々と運転しているように見えるかもしれないが、私は彼の問いかけに独り言ちをしている。
「そうだなあ、また暑いなあ」とか「うん、アイスクリームがいいな」などとブツブツ言ってる。
だから宿泊場所の水戸に着くまで秋田の大雨被害も、先月行った新潟の洪水も全く知らなかった。
うっかりすれば小名浜もゲリラ豪雨に晒されていたかもしれないというのに。

簡単な墓掃除をし、花をそえ、線香をあげる。
囲み石の縁に腰かけて、少し会話する。
「ああ、いつか来れなくなったら勘弁してくれよな。俺も老いたからな」
などと言いながら、ヘビースモーカーだった彼に火のついたタバコを差し出す。
「来年は線香代わりに両切りタバコにするか?」

そんなどうでもいい話をしてそっと別れを告げ、踵を返す頃に雨が降り出した。
「ありがとな」
そんな雨に思えた。

だいたい墓参が終わると昼時だ。小名浜は茨城に近いが少しでもお金を落としていくために小名浜漁港に行って食事し、土産を買うことにしてる。
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物見遊山の旅行ではないから、食事と買い物が済むとすぐさま引き返す。たまに彼の住んでいた家や二人でたどった思い出の場所に行くこともあるが、だいたい用事を済ませて帰路につく。だから、小名浜にいるのはせいぜい2時間ほど。

昼食を食べると外の暑さもあって眠くもなる。普段睡眠不足だから目も疲れてくる。
それに、何と言っても後ろ髪をひかれるような寂しさが残る。
例年だとタカハシがいる土浦泊りだが、今年は水戸に宿をとる。
いやあ、水戸で正解だった。ホテルにはちょうど3時頃に着いたのでひと眠り。
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   水戸駅前

水戸は2年前にも小学校の友人宅(笠間だが)を尋ねたりしてるし、仕事で来たこともある。
私の従兄もいて、小さい頃にはよく家族で出かけたりしてたから馴染み深い。
駅で待ち合わせた友人と水戸の繁華街をうろうろ歩く。
一日中車に乗っていたから、歩くのが楽しい。腰の痛みもどこ吹く風でタラタラと歩き回る。
幸いに曇っていたし、夜風が涼しいから、久しぶりに会う友人ととりとめのない話をしながらそぞろ歩き。
途中、町内会館で祭囃子のお稽古をしていた子供たちの演奏を見た。
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こうやって、親から子へと受け継がれていく音曲っていうのは、横浜にはほとんどない。
なんだかちょっとうらやましい。教育は学校のみにあらずってとこだな。

今月の一杯は水戸の居酒屋。久しぶりにビールで乾杯だ。
お互い定年の身だけに、安居酒屋が身の丈に合っている。
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ノブシロがよく作ってくれたメヒカリの天ぷらを懐かしんで食べる。
明日も仕事があるという友人とは2時間ほどご馳走してもらって店を出る。腹いっぱいだった。

ホテルの朝食を済ませて、高速に乗るまでの途中、久しぶりに千波湖による。
深夜大雨が降ったらしく、そこかしこと濡れていたが、雨男の私なのに一度も傘をささなかった。
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母が懐かしがるだろうと亀印の水戸の梅を買って帰途に就く。
首都高もそれほど混まずに昼頃ベイブリッジをわたる。

リルは5年も会ってなかったように大喜び。
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  おみやげ頂戴。

今日は整骨院だよなあ。

2017.7.22

伊豆大島に短期の非常勤として赴任なさっていたハラ先生が勤めを終えてご帰宅なさった。
早々にお土産をいただく。
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添えられていたお手紙には、大島の楽しい生活や海洋高校の生徒のこと、教職員の素晴らしいことなどがしたためられていた。(管理職は除く)
たった一月とはいえ島暮らしは不便なものだ。都会で暮らしているとそういう不便さが当たり前なのだということを忘れがちだ。愚息なんかコンビニがない生活など考えられないだろう。
馴れない土地での一人暮らし、さぞお疲れになっただろうと思いきや、先生は若い息吹に触れて生き返ったと仰って、とても明るく元気そうなのでこちらがびっくりしたほどだ。
ご主人も職員寮に入った先生のために4,5回ほど訪れて食料運搬をしていたらしい。
電話では本当に素晴らしい生徒たちに囲まれて幸せだったということ、教職員がとても温かい人たちだったということ、また生徒にも慕われボランティアで大学受験対策などもしていたことなどを聞いた。
まったく、いつもながらにそのバイタリティには敬服するばかり。
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桧原湖キャンプは来月、予定通り。
「いつでも空いてっから」とやっと電話が通じたご主人がいう。

「他のお客さんからも予約の電話が入ってるんじゃないの?」
「んだ。入ってたみてえだけんじょ、いねえ時に電話されてもなあ。ハハハ。まあ、あんまりやる気ねからな」
ほんとに商売気がない。だからいつもガラガラなんだよ。

今日アダチ君から電話が入り、休みを取ったからキャンプ場で一泊できるとのこと。
彼は前日まで奥方の実家、新潟へ行っているらしい。戻ってきて翌日キャンプも可哀そうだが。
「ゆっくり話したいね」
そう旧い友達は言うのだった。
また星でも見ながら語り合おう。
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明後日、ヨット部時代の亡き友の墓参りに行く。毎年恒例の墓参だ。今年はなんだか雨になりそうだ。
帰りがけはだいたい友人タカハシの住む土浦に1泊して盃を交わすが、いつもだいたい祭の日に当たり、タカハシはその役員をしているので、途中でこっそり抜け出してくるという肩身の狭い思いをさせている。
まあ、命日がその辺なのでしょうがない。だから今年は忖度して、水戸の友人と再会することにした。
今日タカハシからの電話で、祭がいつもより一週後だと聞かされる。要は例年7月最終週に行われるらしい。
なんだ、そんなの知らんぞ。
それじゃあ、また別の日に飲もうということになった。

後輩エンドウは相変わらず仕事の愚痴ばかりだが、要は段取りが悪いわけだ。いつもてんてこ舞いになってる。
アイツが喜ぶ話と言えば、自分より幸薄い者たちの話で、そんな時はイキイキ話している。
他人との比較でしか成り立たない生活なんだなあ。
また突然訪問して喝を入れてやるか。
35年もののアイツの新車(超中古スカイライン)はまた壊れ、唯一直せる部品のある岐阜の自動車屋へ近々行くらしい。この3月に買ったばかりだが、ほとんど岐阜との往復以外に走ってないような気がする。
壊れては岐阜に行くだけの車。面白いのか?まあ、バイクもしょっちゅう壊れてるしな。
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リルは連日の暑さでお疲れ気味。
朝の散歩も6時半と8時になった。朝飯前と朝飯後だ。
日陰者となって、タラタラ歩く。こっちの方が余計暑い。
8時半を回ると、もう帰ろうよ~という顔をする。が、食欲だけはある。
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家内が今日から3日間仕事でいないので、家事が全部回ってきた。
専業主夫になっているわけだ。
「夕飯に間に合わない奴の食事は作らん」とか言うと、いつもやたら遅い愚息が夕飯時に帰ってきた。
なんだ帰れるんじゃないの。
買い物でスーパーに行った時が一日で一番涼しいな。寒いくらいだ。スーパーのバイトでもやるか?

って、おーい、みんな少しはハラ先生を見習おうな。
私を含めて、自ら欲して行くというよりも、われらの場合、島流しだな。

ちょっと日が空くと、大丈夫か、倒れたかなどと言われるので、安否確認のために少し書いておく。

ボランティア教室の方に多くの時間が割かれている。教室活動の他にも個人的なメールのやり取りや電話などが入る。入会希望者の窓口も私になっているために、メールの対応にも苦労する。なにしろ、日本語じゃないからね。
窓口とは言え、多言語に対応するのは至難のわざだ。
翻訳ソフトという便利なものもあるが、そもそもそのメールが何語なのかがわからない。見ても察しがつかないので、タイ語に似たような地域の文字を片っ端から当てはめていったりする。
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逆に、日本語能力試験1、2級や留学試験を目指す熱心な学生は、自分の書いた作文を毎週メールで送ってきたりする。要は添削してくれということだ。
外国籍の大学や大学院入試は「作文」が必須なので、私は毎週のように意味不明な作文と相対し、間違った部分の訂正とその解説をしなければならない。
日本語学校もそろそろ夏休みなので、学生の半分は帰国するが、帰国先からメールが送られてくるんじゃないかと気が気ではない。せめて時差を考えてくれよ~

フネはほとんど乗っていない。
たまに夕涼みに行ったりするが、日中はとてもじゃないが乗る気になれない。
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風が強くて赤旗が立つような日の夕方、リルと「海の家」代わりに過ごす。
風がない日は夜でも暑いし、プランクトンの異常発生による赤潮でマリーナも臭い。
夕暮れの海は乗らなくても気持ちがいい。
一服の清涼剤だ。
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リルといえば、日中はほとんどエアコンの中で居眠りしてる。
朝2回、夕1回、夜1回の散歩が日課となっている。
エアコンの設定温度は28℃。扇風機も回しているが、2時間に一度リルは日向ぼっこする。
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見ていても暑そうだが、リルはその遺伝子によって日光浴し、体に着く害虫を駆除する。
まあ、定期的にフロントラインなる防虫剤を塗布しているからあまり心配ないのだけれど、リルの生きる自衛本能を阻んではいけない。
体中を湯たんぽのようにして5分ぐらいでハーハー言いながら室内に戻ってくる。

それでも主従ともに日中じっとしていることができず、哀願するような目を私に向けてくるので、得意のホームセンターに行ったりする。
昨日はタカハシが破ったアウトドア用のチェアを買ってきた。
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母は認知症が進んで、幻影を見たりする。
この40年逢ってもいないし年賀状すら寄こしたこともない姪が泊まっていると信じて、父と喧嘩になっていた。
相変わらず外には出ないし、食事も作れないので、脚の悪い父が近くのコンビニまで坂を上り下りする。
買い物をして持って行っても、食事時間でない限り冷蔵庫にしまい込んでしまうから、あまり効果がない。
冷蔵室がいっぱいになると、冷凍庫に入れてしまう。レトルトカレーのパックが保冷材のようになっていたりする。
土日は息子や家内が実家に行ってくれる。
なかなかたんぱく質を摂ってくれないので、一昨日はみんなでステーキを食べにいった。
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ライスは頼まずにバクバク食べさせる。母にとっては拷問に近い。
「毎日少しでも肉を食べてたら、こんなことにはならなかったのにねえ」などと言いながら、それでもなんとか食べきる。

昨夜は惰眠を貪っていたリルが急にギャンギャン吠えるので、お化けでも来たかと思った。
あんまりうるさいので、窓を開けると花火の音がしてた。
やっぱり犬の耳はすごいなあ。
リルを安心させるために、近くの公園まで夜散歩。
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 横浜スパークリングトワイライト の花火だった。

徐さんたち日本語学校の生徒が浴衣着て見に行くと言っていたが、果たしてみんな、ちゃんと浴衣着られたかなあ。
そんなことを心配しながらリルと見ていたのだった。

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