ここのところ日本語教室は盛況だ。っていうか、目が回る忙しさになってきている。
昨夜も新たにインドとバングラデシュの男性が加わった。一人は学習開始から30分後に来室、もう一人は終了15分前。こういう場合、支援中の他のサポーターに負担がいかないように、私が対応することになる。
さすがに、終了15分前の英語しか話せないインド人はなかば捨て置き状態。せいぜい登録カードに国籍だの住所を書かせていただけ。最後の方は学習の終わったインド女性、ラジーに教室の概要を説明させる始末。
また、先週のボランティア希望者に加えて、新たな女性が参加希望で見学に来た。入門講座初日の帰り際に「MATSURI」の説明をした30代OLで、知的好奇心旺盛な方。仕事帰りに間に合うかどうか分からないと言っていたが、5分前には来ていた。
ちゃんと教室のことを説明したかったのだが、先週来て私の担当となった中国人女性が私を待ち構えていたので、ろくに話もできなかった。

学習開始から15分すると、あらたな見学者が。
入門講座を受講している男性で、どう見ても70歳を超えた方。入門講座の休憩時間に声をかけられたが、数分話せば社会性があるかどうかは分かる。
「教科書じゃなくて、勝手に教えるのはだめですか」とか言っていた。
ボランティアに出勤義務はない。家庭の都合や病気等でサポーターが休む時もある。そんな時、学習者がどこまで進んでいるのか、何に躓いているのか、どこに力点を置いているのか等々知っておかなければならない。そんなことをミーティングで話す。誰かが抜けた穴を埋めることで持ちつ持たれつなわけだ。(私の場合は持ちつ持ちつだけど)
講座休憩中にそんな話をした方だった。
勝手に教えてもらっては困るし、入門講座をすこしばかり受けたからって教えられるわけもない。
だいたいこの手の人は国語の教員上がりが多い。何十年も国語教員をやってきて見当違いな自信を持っている。日本語と国語の指導は古文と現代文くらいの差がある。
で、この方しばらく中級グループの学習を見学していたが、40分ほどで担当サポーターに挨拶もなく帰っていった。
IMG_0510
 某コンビニのくじ引きでもらった景品

昨日はなによりも、ヘジンさんとたくさん話をしたかったのだが…
ヘジンさんは派遣ながら、どうにかこうにか就職が決まった。8月からキャラクターグッズのネット販売会社で働く。アダチ君ならその手のことに詳しいんだろうが、私はさっぱり知識がない。
日本のアニメ関連グッズは世界的にも人気が高い。彼女は韓国人ユーザーの窓口業務にあたるらしい。
派遣期間は1年だが、彼女の働き方と実績次第では正式雇用もあると言っていた。
前日に喜んで連絡をくれたヘジンさんを、もっと祝ってあげたかったのに。
秋葉原

ただ、そのグッズ販売会社の事務所は茗荷谷にある。定時で勤務が終わっても(10~18時)、教室に来るのは難しい。だから、今月をもって卒業となることが確定した。
ワーキングホリデイで来た彼女だから、最初から期限は決まっていたけれど、「日本で働きたい」という彼女のためにいろんなアドバイスをしてきただけにちょっと寂しい。
これから査証変更手続きをして国際業務の就労ビザを得る予定。彼女の夢が大きく前進したことは素直に嬉しい。
HIMG0138
 スオン

今日もまた、スマホに見知らぬ外国人から電話が入る。教室参加希望者だ。ここのところ実に多い。
ボランティア専用回線になりつつある。
スーパーで実家に持っていく”冷やしぜんざい”を買っているときに、いきなり英語でベラベラしゃべられても急に対応できないよ。
「仕事が7時頃に終わるから、7時半に行けるけどそれでいいか」
「悪いけど、そりゃあ遅すぎる」
土日が休みだと言うから、その見らぬ男に、家から近い土日にボランティアをしているNPOを探し出してやる。こんな調子だ。
IMG_0534
 もう少しゆっくり行こうよ。

明日は恐怖の歯医者、絶対明日で終わらせてやるぞ。
点滴があったら殺されてたかもしれない。まったく、ろくでもない病院ばかりだ。