朝晩は多少しのぎやすくなったが、日中は未だに炎熱地獄。とてもじゃないがエアコンなしには過ごせない。いったいいつまで続くのか。
リルのために涼しい所へ行きたいが、お盆時期だからどこもいっぱい。だいたい、喫煙者は泊まれない施設が多いから、そもそもその手の宿が少ない。パイプなどふかしたら断頭台行きのご時世だけに別荘でも買うしか手がないか。
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 電信柱の影で一休み。

今日の郵便でメタボ健診とがん検診の案内が届いた。
毎年仕方なく受けてはいるが、あれもだめこれもだめと言われるから、いい加減ほっといてくれと思ったりする。どうせならペインクリニックの割引券をくれた方がよほど役に立つ。
やたら長生きしても、認知症で周囲に迷惑かけたり、屈辱的な扱いをされるんじゃなあ。
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 風のある夕方はちょっと涼しい。

父の在宅診療の初回は8/22に決まった。私も初回は金銭面の手続等があるから立ち会うことにし、ケアマネも同席することになった。
往診の結果、処置が必要となったらどうするか?
老体に苦痛を伴う検査や手術はさせたくないし、本人も投薬以外のことは拒否する考えのようだ。
体に管を通したり、電極を貼り付けたりするのも拒むだろう。
父の尊厳と、覚悟を私は守りたい。どんなに辛く悲しい結果が待っていようと、目をそらさずに見つめたいと思う。
人は必ず死ぬ。医療技術がどんなに発達しようが死からは逃れられない。覚悟を定めた老人に延命治療は必要ない。
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 楽しいひと時をできるだけ多く。

あんみつに引き続き、父の好物である豆腐を買っていく。
父は豆腐に何も足さない。醤油も薬味も一切かけない。豆腐の微妙な甘さや硬さをその老いた舌で見分ける。
「豆腐は絹ごしだの木綿だのと種類はあるけれど、私にはいい豆腐と悪い豆腐しかないよ」
スーパーで売ってる豆腐にいいものはないらしい。料理に使うならそれでもいいが、豆腐そのものを食べたい時には遠く及ばないという。
幸いにして、我が町はどういうわけか豆腐屋が多い。50m以内に3軒もあったりする。
我が家の近くにも老夫婦が営む小さな店がある。朝の8時には油揚げの売れ残りがわずかしかないような店だ。
夜更かしの私には豆腐一丁のために丘を上り下りするまでの執着心はないが、父に美味い冷奴を食べてもらうために、今日は決死の覚悟で朝7時にその店に出向いたのだった。

―本日より二日間、お盆休みをとらせていただきますー

って、こんなことなら脱獄囚に来させればよかった。
しょうがないのでさらに下って門前の商店街の一番端へ行き、父が美味いという豆腐屋で寄せ豆腐を買う。
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往きは良い良い帰りは…ずっと上り坂で汗だく。
たかが豆腐一丁で朝からバタバタ。こんなことならリルも連れくればよかった。
で、家に帰って飯も食わず、ミニバイクで実家へ持っていくとすでに9時近く。当然実家では朝食終了。
「えー、わざわざお豆腐買ってきてくれたの」
「なんだ、寄せ豆腐か。今朝も豆腐の販売車が来て、買って食べたよ」

ってさー、そういう車が来るの聞いてないし、それ言っちゃダメでしょ。
徒労の日々は暑さとともに続くのである。
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 アホか。