日本語ボランティア教室の運営で四苦八苦の状態。
新人ボランティアは難しい。だいたい、入門講座の回数が少なすぎる。
やっと、後継者が来てくれたと喜んだのも束の間、即戦力としては程遠いから、何をしでかすかおっかなくてしょうがない。とはいえ、サポーター不足の現状では彼女たちを最前線に送り込まなくてはならない。
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 美容院に行ってフワフワになったリル。

この一週間、毎日夜遅くまで授業プランや指示書を作っていたので完璧に寝不足。
ベテラン二人の欠席で臨んだ水曜日は、新人一人が仕事の都合で大幅に遅れてきたので二人でスタート。
こんな日に限って、参加希望のブラジル人が日本人の奥さんと来室したり、しばらく休んでいたバングラデシュ人や先週来なかったヴェトナム人など4名が追加出席。
もうバタバタだった。
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遅れてきたOLは、仕事が忙しかったせいかひどく苛立っており、終了後の机の拭き掃除をお願いすると
「雑務をしにきたわけじゃありません」ときた。
ボランティアに雑務なんてないよ。
いつもはベテランが率先してやっていることで、手が空いている人が机を元に戻したりする。
私は本来彼女がやるべきだった登録カードの整理や会費の出納、施設からのアンケートを書いていたが、それは私が夜中に作った指示書を、彼女が目も通していなかったのでやっていたこと。
なんだか逆切れ状態で手に負えない。
だいたい、先週末から月曜まで三日間の旅行をしていたら、多少なりとも忙しくなるのは当たり前だろう。
それでも「私は必ずちゃんと教えられるようになります!」と根拠のない自信を持っている。
私が受けていた通信教育のテキストを貸しましょうかと申し出ると、
「忙しいので読んでる暇はありません」とふくれっ面で足早に帰って行った。
厄介だなあ。なんか職場を思い出したな。こうなるともう「仕事」だ。
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 昨日は公園で遊びまわったリル。

もう一人の新人は、20代。とても積極的でよく勉強する。ありがたい。熱心なのはエネルギーが満ち溢れているからなのだろう。日中友好協会にも入っているし英語も中国語も堪能だ。
責任を持たされて意欲満々なのはいいのだが、昼夜構わずメールや電話をしてくる。
今朝も、来週の教室プランの概要を電話してきたし、昨夜も電話だ。
ああしたい、こうしたいといろんなプランを話してくれるのだが、30代40代の外国人に「すごろく人生ゲーム」はないよなあ。
彼女は家庭教師をしたり、友好協会で中国の子供と遊んだりしてるから、その延長線で大人向けに手を加えようとしてるようだ。
学習者からすれば自分より人生経験の少ない彼女に「人生ゲーム」を教えられてもなあ。
却下!てな感じ。

お孫さんの出産でしばらく来れない主宰や、もう一人のベテランと連絡を取り、突如として入る問い合わせメールや電話の対応をし、元締め公益団体のデータベース検索機能の誤りを報告し、区のイベント準備会に参加する。これで一週間が過ぎた。
昨日はやっと休みが取れたっていう感じだった。
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 公園行っていっぱいお散歩したよ~

ただそれも日中だけで、夜はまた電話攻撃にさらされる。
海は遠いし、火曜の実家通いもさぼった。
ブログを書いてる余裕もなくなってきたな。だいたい内容が表題と合わない。

ベテラン二人も70歳になろうとしている。まだまだお元気だが、最近はお孫さんの世話が忙しい。
新人二人が入ったことで、逆に引退できると思っているかもしれない。
そもそも私が水曜の教室を任されるようになったのは、大ベテランの二人が70歳を機にお辞めになったからで、それまでは仕事をしていたこともあって私はただ外国人サポートをするだけだった。
それにしても仕事が多いのは、主宰が着々と私を代表の後釜に据えようとしているからで、それは単に年齢と経験によるものだ。いつの間にか既定路線に乗せられた。

あの新人二人、スカウトしてきたのは私だから、育成も私の責任。
よわったなあ。後釜に据えるのはまだまだ先だしなあ。孫なんて生きてる間に見られるかどうか。
これなら問い合わせの多いプライベートレッスンや、よく依頼を受ける中小企業への出前授業の方が楽だと思ったりする。
入れば入ったで、出れば出たで、どこの職場も忙しいに変わりないな。
って、やっぱり仕事か 海が遠いなあ。

さて、実家に行くか。