現在国会で外国人労働者の受け入れ拡大が論議されている。
少子高齢化で人口減少が進む中、これまで通りの労働を確保しようとするなら定年延長や女性の活躍で補うほかはないが、それも小手先の場当たり的な施策にすぎない。10年先には行き詰る。すでに団塊の世代は70代、定年延長を続けられるような状況にない。
AIを活用してロボット化を進めるには莫大な投資が必要になる。大学の研究費でさえ満足に補助できない状況で民間に丸投げしても、利益が見込めない設備投資を積極的に受け入れる企業は少ないだろう。外部人材活用はどうしても必要だ。
とはいえ、単に数合わせで外国人労働者を増やせばいいと言うわけではない。給与含めてその受け入れが整わなければ不法就労を生むばかりだ。
先進国の多くは難民、移民を含めて経済発展途上国の外国人就労に頼っている。「壁を作る」などと言っている国は少ない。今や世界中で外国人労働者の獲得が喫緊の課題となる中、”5年の実習”とか”家族帯同なし”などという条件を付していると、枠を広げても見合った数の外国人が集まらない気がする。
発展途上国がいつまでも発展途上ではない。
日本に移住してくる外国人の受け入れ態勢がきちんと定まらないまま、取って付けたような外国人労働者枠の拡大が決まれば、各自治体や財団法人に丸投げされそうだ。実際、現在でも各省が外国人就労についてはバラバラな動きをしている。
自治体でも細部の検討はなされないで、結局はNPOやボランティア団体頼みとなるだろう。
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 雨降るよ、きっと。

夏の入門講座を経て何年ぶりかで来た二人の新人、一人は早々に離脱。もう一人もすでに2か月欠席状態。その欠席登録者からまたメール。
「今年いっぱい休ませてください」
ってさあ、登録後に来たのは2回だけだよ。本当にやる気あるのかな。平日の夜がダメなら週末開催の教室に行ってくれた方がずっと役に立つんだけどなあ。

日本語教室もまた高齢化が進んでいる。どの教室でも後継者が育たないとこぼしている。
災害発生地のボランティアもまた同じ。一度や二度の体験ボランティアで来るには来るが長続きしない。発災から半年もするとボランティアが激減する。まあ、それでも誰も来ないよりはいいのだろう。
東京五輪のボランティアも全然目標数に達していない。最近では、在留外国人にまで募集案内を出している。
その一方で、リタイア組の人たちが行き場をなくして図書館やゲームセンターでウロウロしてる。何をしていいか分からないとまで言う。

「どうしたんだ、日本」
これは渋谷の変体仮装集団の乱痴気騒ぎを見てSNSに投稿した外国人の言葉。
”オ・モ・テ・ナ・シ”なんてとっくに忘れたか。
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今日はほとんど終日雨。
午前中リルの散歩に出かけられてよかった。
午後から実家。情けなくも認知症が進んだ母を相手にすると、とても疲れる。
でも、痒みが引いてきたのはいい兆しだな。