船底塗装2日目。天気予報通り確かに雨は降った、真夜中に。
雨音を聞いていたのは確かで、こりゃあダメだと遅起きしたら、雨はとっくに上がっており薄日さえさしている。午後から大学へ行くと言う息子を叩き起こし、さっさと朝飯を腹に入れ、リルを留守番させてマリーナへ出発。
Jollyhotはまた場所を移されて、昨日とは反対向きになっている。スタッフが陽の当たる方向に反転させてくれたのだと分かる。芸が細かいね。
息子に重点箇所の二度塗りをさせる。まあ全体塗ではないから楽なもんだ。
重点箇所というのは、キール、ラダー、養生テープの際、スルハルなどの給排水口だ。ローラー刷毛だけじゃなく場所によっては細刷毛や筆も使う。そこだけは毎回二度塗りするので塗膜が厚い。
YBMでは、この夏以降下架当日の塗装を禁止した。どんなに急いでも二日はかかるようになったが、私には当たり前のことのように思われる。そのおかげ、ヤードが混んではいるが…
今回の船底塗装日程もほぼ一か月前の予約で、それでも土日両日を入れることはできなかった。
このフネ、6月に船底塗装したという。
息子に塗装をさせている間、私は懸案になっていたティラーエンドのストッパー修理。
ティラーエンドとラダーヘッドをコネクトしているネジを抜くとラダーが落ちると言うので、ラダーの下部に脚立とウッドブロックをあてがってからネジをはずす。それで、ティラーが抜けるはずだった。
が、うんともすんとも言わない。
ストッパーが嵌め込まれているアルミのブロックはよく見ると後部に亀裂が入っており、それをティラーエンドのボルトナットで締め付けている。この最後尾のボルトを抜かなければブロックの亀裂部が開放されないから、取れないことが分かった。
で、ラチェットレンチで回して取ろうとするが、ティラーエンドのゴムにラチェット自体の厚みが邪魔をしてラチェットが入らない。要はナットすら回せないのだ。
えーっ!
このボルトを外すためには、片側3本ずつ止めてあるティラーのボルトナットを外さなくてはならないことに気が付いた。ところがまた意地悪なことに、外側のナットは楽に外せるが内側のプラスネジが回せない。小さいドライバーで回しても、狭いティラーの中に頭が出てくるとドライバー自体が邪魔をする。
L型のドライバーなんてあったっけ?
プライヤーなどで格闘するもなかなか回らないし、このままではネジ山を壊してしまう。
こりゃ、それ相応の工具が必要だと元に戻す。
なんでこんなつくりになってるのよ~。
まあ、沈むわけじゃないからと白旗。
ふと気が付けば、正午をとっくに回っており、2時間近く格闘していたことになる。
息子も重点箇所の上塗りを終えたようだ。
慌てて店じまいし、時間がないので今日もマックを腹に入れ大急ぎで家に帰る。
ティラーとラダー。
家に帰って息子はシャワーも浴びずに大学へ行ったが、手袋もしないで塗装したものだから青いペンキの痕がいっぱいついていた。シンナーを使って拭いたそうだが、余計手全体が青くなっていた。
「つり革つかまるなよ。へんな病気だと思われるから」
駅までリルと見送り散歩。
リルはそりゃあ、もう大騒ぎ。
息子との別れ際には、留守番させられた不満をありったけの無駄吠えで訴えていた。
しょうがないので、家に戻って床屋さん。
寒くなってきたので毛の伸びが早い。
心配だなあ…
なんだかんだ言っても、これがスキンシップ。
リルに話しかけながら、ブラッシングしたり、鋏を入れたりする。リルはこんなときとても静かだ。
ヨシヨシ。
肉球周りの毛が伸びてくると、廊下やフローリングなどはとても滑りやすくなる。この時季は週に一度は切ってやる。それでも一週間するとかなり多くなる。
小さな鋏でちょこちょこと切る。たまに鋏の先が肉球に当たるとビクッとして蹴とばされる。
これが4本もあるからね。
この床屋さんが終わる頃には冷え冷えしてくる。体のあちこちが痛くて、まともに動けない。
「ちょっと横になりたいんだよ」
こちらが疲れていることが分かると、リルは私の横で添い寝する。
明日はマリーナ定休で閑話休題。
雨音を聞いていたのは確かで、こりゃあダメだと遅起きしたら、雨はとっくに上がっており薄日さえさしている。午後から大学へ行くと言う息子を叩き起こし、さっさと朝飯を腹に入れ、リルを留守番させてマリーナへ出発。
Jollyhotはまた場所を移されて、昨日とは反対向きになっている。スタッフが陽の当たる方向に反転させてくれたのだと分かる。芸が細かいね。
息子に重点箇所の二度塗りをさせる。まあ全体塗ではないから楽なもんだ。
重点箇所というのは、キール、ラダー、養生テープの際、スルハルなどの給排水口だ。ローラー刷毛だけじゃなく場所によっては細刷毛や筆も使う。そこだけは毎回二度塗りするので塗膜が厚い。
YBMでは、この夏以降下架当日の塗装を禁止した。どんなに急いでも二日はかかるようになったが、私には当たり前のことのように思われる。そのおかげ、ヤードが混んではいるが…
今回の船底塗装日程もほぼ一か月前の予約で、それでも土日両日を入れることはできなかった。
このフネ、6月に船底塗装したという。
息子に塗装をさせている間、私は懸案になっていたティラーエンドのストッパー修理。
ティラーエンドとラダーヘッドをコネクトしているネジを抜くとラダーが落ちると言うので、ラダーの下部に脚立とウッドブロックをあてがってからネジをはずす。それで、ティラーが抜けるはずだった。
が、うんともすんとも言わない。
ストッパーが嵌め込まれているアルミのブロックはよく見ると後部に亀裂が入っており、それをティラーエンドのボルトナットで締め付けている。この最後尾のボルトを抜かなければブロックの亀裂部が開放されないから、取れないことが分かった。
で、ラチェットレンチで回して取ろうとするが、ティラーエンドのゴムにラチェット自体の厚みが邪魔をしてラチェットが入らない。要はナットすら回せないのだ。
えーっ!
このボルトを外すためには、片側3本ずつ止めてあるティラーのボルトナットを外さなくてはならないことに気が付いた。ところがまた意地悪なことに、外側のナットは楽に外せるが内側のプラスネジが回せない。小さいドライバーで回しても、狭いティラーの中に頭が出てくるとドライバー自体が邪魔をする。
L型のドライバーなんてあったっけ?
プライヤーなどで格闘するもなかなか回らないし、このままではネジ山を壊してしまう。
こりゃ、それ相応の工具が必要だと元に戻す。
なんでこんなつくりになってるのよ~。
まあ、沈むわけじゃないからと白旗。
ふと気が付けば、正午をとっくに回っており、2時間近く格闘していたことになる。
息子も重点箇所の上塗りを終えたようだ。
慌てて店じまいし、時間がないので今日もマックを腹に入れ大急ぎで家に帰る。
ティラーとラダー。
家に帰って息子はシャワーも浴びずに大学へ行ったが、手袋もしないで塗装したものだから青いペンキの痕がいっぱいついていた。シンナーを使って拭いたそうだが、余計手全体が青くなっていた。
「つり革つかまるなよ。へんな病気だと思われるから」
駅までリルと見送り散歩。
リルはそりゃあ、もう大騒ぎ。
息子との別れ際には、留守番させられた不満をありったけの無駄吠えで訴えていた。
しょうがないので、家に戻って床屋さん。
寒くなってきたので毛の伸びが早い。
心配だなあ…
なんだかんだ言っても、これがスキンシップ。
リルに話しかけながら、ブラッシングしたり、鋏を入れたりする。リルはこんなときとても静かだ。
ヨシヨシ。
肉球周りの毛が伸びてくると、廊下やフローリングなどはとても滑りやすくなる。この時季は週に一度は切ってやる。それでも一週間するとかなり多くなる。
小さな鋏でちょこちょこと切る。たまに鋏の先が肉球に当たるとビクッとして蹴とばされる。
これが4本もあるからね。
この床屋さんが終わる頃には冷え冷えしてくる。体のあちこちが痛くて、まともに動けない。
「ちょっと横になりたいんだよ」
こちらが疲れていることが分かると、リルは私の横で添い寝する。
明日はマリーナ定休で閑話休題。