たまに地域包括支援センターに行って、いろいろお話を伺ってきたりする。
ふらっと寄っても相手にしてくれないので、昨年のうちにアポイントメントは取っておいた。
横浜の場合、地域ケアプラザの中に支援センターがある。無縁な人にはどこにあるかもわからない。
何を隠そう私だって5年前まではまったくその存在すら知らなかった。
家からバイクで5分。こんな近くにあったなんてと最初はびっくりしたもんだ。
だいたい、我が地域のケアプラザはやたらと地味で、やたらと交通の便がよくない。
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 この黒い平屋のビル。

最初は看板を見落として、しばらく彷徨っていたくらいだ。
それもそのはずで、一方通行の狭い道を徒歩で逆方向から行くと絶対に分からないようになっている。
スモークガラス張りの横長い建物は坂の途中にあり、入り口を過ぎてしまうとコンクリートの擁壁しか見えない。まるで秘密基地みたいなものだ。
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 担当のケアマネもここにいる。

今日はケアマネではなく、社会福祉士に用事がある。
不勉強な私は成人後見制度の事をあまりよく知らない。もう少し具体的な情報が欲しいので、説明を請うた。
母の認知症が進み、このままでは父に先立たれると不動産の名義変更やら、遺族年金請求やら、NHK受信料の引き落とし口座に至るまで、こまごまとした事務手続きを母がしなくてはならない。
94歳にしてそんな契約更新や変更などをしている父もすごいと思うが、認知症の進んだ母は自分の名前を書くのが精いっぱい。うっかりすっれば新手の詐欺に引っかかりそうだ。
で、私が後見人になるためにはどういう手続きをすればいいのか、どこまでの代理権や取消権が認められるのかを具体的に聞きたかった。
元々は、弁護士や司法書士などを念頭に置いた成人後見制度なので、後見人指定をされると日常生活の介護・介助はできないとある。4親等以内の親族なら後見人候補になりうるというのに、そりゃおかしいだろう。親一人子一人の介護家庭だったらどうすんだよ?

いろいろ話を聞くうちに、家庭裁判所に申立て書を提出するまでにあちこち回っていろんな証書をもらってこなければならないことが分かった。
「行政書士、司法書士に頼めば2,3か月で家裁の決定通知が届くようですが、個人で揃えると半年ぐらいかかるようです。一番の問題は医師の診断書ですね。それで補助なのか補佐なのかが決まるようです」
区役所に行くと行政書士の相談コーナーがあって、そこで弁護士や司法書士、行政書士を紹介してもらえるそうだ。それも予約が必要で、行政書士が書類を揃えて申立書を書くだけで5万円ほどかかるという。それでも、診断書や戸籍謄本などは自分で揃えなければいけない。弁護士だと40万もかかる。
相変わらずのお役所仕事だから、あちこち回って証紙などを買い求め、たっぷり待たされる。そうやって一般庶民には分かりづらく面倒にしないと、代書屋が儲からない仕組みになっているわけだ。
まあ、大体のことは分かった。でも、家庭裁判所ってどこにある?
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それが終わったらケアマネとお話。
ヘルパーの業態や種類を聞く。
最近では毎日30分だけの見回り訪問なんてのがあるらしい。30分以内なら事前に何曜日は風呂洗い、何曜日は洗濯物の取り入れなどなど、事前に時間と内容を決めるらしい。なるほど、だから最近福祉施設の車がたくさん走っているのか。
緊急呼出のボタン一つで30分以内に駆け付けるというヘルパーもある。週に3日の買い物だけとか、調理だけなんてのもあって、パンフレットだけでもたくさんになった。
お話終わったらすでに12時を回っている。外食した後に実家へ。
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 実家からの富士

これから行くと電話を入れて御用聞き。米と味噌と総菜を買って行く。
行けばまず母の薬のチェック、洗濯物のチェック、トイレのチェックとなる。冷蔵庫は家内が土曜日にしたはず。
で、二人に後見制度について説明。父からは是非お願いしたいと言われる。
またヘルパーに関しては、父がどうしても洗濯物をなんとかしてほしいというので、それをケアマネに相談することになった。
母に薬を飲ませ、買って行った黒糖蒸しパンを食べさせながらコーヒーや牛乳をがぶがぶ飲ませ、トイレに行ったついでにその掃除もさせる。
やろうとするから偉い。トイレが汚いのは、汚いと分かってもドアを閉めた瞬間に忘れるからだ。

家に帰ってくると16時。リルの散歩。
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 全然面白くない!

日が落ちてからボール遊びしてなだめる。
仕事から帰ってきた家内にまた後見制度とヘルパーの説明をする。そんな面倒なことは私の持ち分だと言わんばかりに、いかにも任せたという感じ。
今日から息子も学校が始まって、もとの生活が始まったわけだ。