D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

2017年09月

今日、許さんは台湾に帰っていった。
敢えて見送りには行かなかったが、飛行機が飛びたつ頃リルとマリーナで手を振ってるよと約束したので、今日もマリーナへ行く。
まあ、実際はどこをどう通るかなんてわからないし、どうやっても見えはしないのだが、気持ちってのはそれ以上に見えないからね。
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その時間のためだけにマリーナに行ってたわけじゃない。それほど酔狂な人間でもない。
マリーナではフローティングヨットショーが開かれてるし、フネのオーニングが傷んで破れてきたのでそれも取替に行く。
貧乏船主のフネのオーニングはホームセンターで売ってる出来合いの軽トラ用。とてもじゃないが、特注品を作る余裕はない。要はシートやブロック類が雨や陽に晒されなければいいわけで、1200円ほどで売っている。で、午前中は家内とリルとでお買い物。
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こんな貧乏船主だから、豪邸が買えるようなヨットとは縁遠い。マンションより高いフネを見てもなんの参考にもならない。なにしろ、私が理想とするのは土管の煙突があるようなフネだからねえ。

昼食後にオーニングをさっそく取り付ける。
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前のものより少し長いが、こんなもので十分。厚地で少し滑りやすいから、リルはちょっと注意が必要だな。オーニングが長いせいでリルは今までのようにコクピットから駆け上れなくなった。
今日は気持ちがいいから、私がせっせとショックコードなどを付け替えているのに、リルはじっくりお昼寝。まったく働く気なし。
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ボケーっと音楽を聴きながら、リルと惰眠を貪ってもいいのだが、ちょっと運動不足になってるリルの散歩がてらに陸から並んだヨットショーを見に行く。
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いいフネには違いないけど、木造船なんてのはないなあ。
立ち止まって、ふと前を見るとミス・リーのご主人が一人で歩いてきた。
ここでしばしおしゃべり。月照号のラダーのピンドル(シルバーブロンズ)に亀裂が走っているらしい。アメリカから取り寄せることになるとお嘆きだった。

今回のヨットショーで、一番の目玉はなんといっても白石康次郎のヨット。
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4年に一度行われる世界一周単独無寄港レース、ヴァンデ・グローブに出た船だ。
マストが折れて途中棄権となったが、1時間と寝ることができないし死人も出るような異常なレースだから、参加しただけでもすごい。
船幅19ft船長60ftのとんでもない巨体だった。マストだって30mもある。こんなバケモノをよく一人で操船できるものだ。こりゃ最低5人くらいは必要でしょ。それでも大荒れの喜望峰なんて回りたくないよなあ。
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 いつもこんな車の展示がある。

”億”を超えるフネもあるけれど、これが不思議に即決で買う人がいるから驚き。
金の使い道に困ってるんだろうかと思ったりする。
エンドウなんか怒ってたからなあ。

小腹が空いたのでマックで少し食べてる時に、飛行機の出発時間となったので、取りあえず上を見上げて手を振った。(アホと思われた)

なんだ、せっかくマリーナに行ったのに乗らなかったのかと言われそうだが、実は昨日リルとセーリングした。ついでにちょっとメモ。
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 フローティングヨットショーは昨日から明日まで。

昨日は快晴で、実に気持ちのいい秋空。
最初は微風だったのでリルとオニギリ食べてフワフワ浮いてるつもりだった。波も穏やかで年に1,2度あるかないかのグータラセーリング。
八景島沖で戻ろうと思ったのだけど、そこから少しづつ風が増してきて波切音が心地良い。
オートパイロット任せで存分に秋の海を満喫する頃には観音崎まで来ていた。
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ここまで来るとちょいと太平洋を拝みたくなる。
浦賀水道のど真ん中を抜けて南下。
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 キラキラの海だ

気候もよく、波もおとなしく、風も順風弱。こんな日はどこまでも走りたくなる。
浦賀を過ぎて、千葉の方へ進路を取りながらリルとオニギリ。
うまいんだなあ、これが。
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    鋸山
この辺りからだんだん風が強まる。南風だからタックを繰り返しながら久里浜沖まで。
薄っすらと大島が見えたところで引き返す。
最近は5時になると夕空だから、2時近くでこの辺りだと帰りは機帆走だ。
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 大島分かるかな?

フェリー航路でUターン。
おあつらえ向きに、白波が跳び始めたので千葉寄りを走っていたJollyhotはポートのクォータリー1本で帰港。
実に爽快だった。
で、案の定今日は腰が痛い。来月は整骨院通いするかなあ。

許さん、今頃台湾の実家で寝てるんだろうなあ。「おうちが一番」って実感してるだろうなあ。




昨夜のボランティアに引き続き、今朝の歯医者も往復バイクでびしょ濡れになって、ちょっと風邪をひきそうな気配。今日は夜になって一段と冷えた。
雨の日はリルもつまらない。私が机にへばりついていると、その横でゴロゴロしてる。トイレに行こうが、郵便物を取りに行こうが必ず後から着いてくる。
ソファに座りながら、衆院解散の実況を見ている私の横で、リルが見ているのは私の顔。遊んでくれないかなあ、という目でじーっと見つめてる。まったく、だれがこんなに甘えん坊にしたんだ。
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3年前までは”晴航雨読”のゆとりある生活だったんだが、最近は何かとペンを持つことの方が多い。
ペンを持つなんて言うと高尚だが、やってることは年金請求書や医療費還付金請求書など野暮ったい雑務。少なくとも、名前書いたりすれば何かしらの収入が入るものは勤めて書くようにしてる。
来月が誕生月の私の所には山ほどいろんな郵送物が来る。1年無料のガン保険、眼鏡の割引券、リゾート宿泊体験、地中海クルーズ旅行優待券他、だいたい粗品をやるから店に来いというようなものが多い。
メールも開けばごっそりとそんな案内が来ている。こんなもんいちいち見てたら夜になってしまう。
なんだかせせこましい商売だなあ。
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こういう押しつけがましい配布物の中に紛れて、重要なものが入っているから始末が悪い。
で、今日も名前や住所を書く作業。私はこれを「雑務」と呼んでいる。

スマホも直ったし、当面アンプも買わずに済んだしそれを置く家具も買わずに終わりそうなので、昨日メインセイルのスタックパックをセイル屋に注文し、今日代金を振り込んだ。
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生地自体は問題ないのだけれど、1年365日野ざらしになっているから、縫製の糸やファスナーがダメになってくる。
なにしろ家庭科2だったわけで、私は縫物が嫌い。というか、必ず血を見る結果になるので恐怖でしかない。たまに手伝ってくれる息子は週一の休みもなく学校へ行ってるし、家内にはフェンダーカバーを頼むのが精一杯。縫製工募集も虚しく終わり、残された手は新調のみ。
もう引退したというセイル屋の親父を駆り出して、無理矢理作れとお願いした結果、6週間の余裕をくれと言う。それほど急いでいる訳じゃないから、それで了承。
高いのか安いのかわからないが、ジェノアやフルバテンメインを新調した時にかなり安くしてもらったから今回は値切りもしなかった。親父さんもリタイアしてるし、感謝もこめてね。

今月末に台湾へ帰る許さん、もう荷造りが終わったようだ。
私も引越しを10回してるから、片づけ終わった部屋の寂寞たる広さと、そこに入った時の洋々たる期待感を懐かしむ気持ちは理解できる。今頃何を考えてるのかなあ。
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これから、3月にかけて徐さんや鄭さん、才君も帰ることになるだろう。
途中で日本語教室をやめてしまう外国人はたくさんいるけれど、日本にいる限りまたひょっこり顔を見せたりしてくれる。彼らのように学校を卒業して日本を離れる学生たちとはもう二度と会えないかもしれない。
また来ますと言ってくれる若い人たちが、再び日本に来た時、私はちゃんと生きてるかな?





なんとかスマホが復活。
あちこち問い合わせをしたり、ショップに持って行ったが出てくる答えは本体交換か機種変更。
昨夜みっちり考えて、ある結論を得、それを検証して操作をしたら、きちんと元に戻った。というか、今まで以上によくなった。
まあ、要はWindowsとアップルの互換、PCとスマホの接続、プロバイダーアカウントの重複。
一つ一つ鍵をこじ開けていけばいい話だ。
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 良かったね。

だいたい、iPhoneを複数のプロバイダーが扱っていることに無理がある。扱ってはいるけれど無理矢理自社のネットワークに組み込もうとする。2年ごとにプロバイダーを替えてもiPhone自身のIDや電話番号は変わらないからアップルのアカウント履歴が重複してしまうわけだ。ITunesはPCとの接続が欠かせないから、接続して更新をかけると、どっちのスマホをアップデートしていいか分からなくなる。これがマックのPCなら問題はないが、悪評高いWindowsではそういう修正ができてない。
端末のスマホの故障と言うよりもシステム不適合。前プロバイダーの履歴を削ってやれば問題ない。
まあ、面倒なことはともかく、直ったのでもう大丈夫だよ。と、一応報告しておく。
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 なんか蒸し暑いよ。

結局スマホが使えなかったのは丸二日。
でも、これが実に解放感に満ちた二日間だった。
なんで仕事を離れたのに、こんなものに振り回されなきゃいけないんだとも感じた。
仕事じゃないが、ボランティアでの連絡に結構振り回されているとも感じた。
この二日の間にも「日本語学習者・支援者のための集い」などというお知らせとともに、配布用のチラシが青年海外協力隊から送られてきていた。こいつを取り出して印刷しなきゃならない。
うへ、またか。
てな訳で、今日もそういう雑務をこなす。
ボランティア教室の窓口になってると、こういう諸団体や大学、行政から、当たり前のように配布資料が届く。もちろん、外国人からの問い合わせやボランティア希望者の問い合わせもある。なんだか、ちょっとした事務局のようだ。(全部自費だし)

でも、いいこともある。
スマホ直ったと連絡したら、鄭さんがさっそくこの間のマリーナ散歩の写真を送ってきてくれた。
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こういうのは撮ったことがないなあ。
たくさん送ってきてもらった画像は、いかにも動物好きな鄭さんらしいおかしなものが多かった。
とても楽しかったと喜んでくれたのは嬉しい。
リルは幸せ者だよ、まったく。
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私のスマホ、PCとUSBで接続し、ITunesで同期していた時にフリーズ状態になり、うんともすんとも動かなくなった。
昨夜遅くまでリカバリー作業をしていたがどうにもならない。
今朝、アップルのサポートセンターと電話でやり取りしていたが埒が明かない。
「本体交換になりそうですね」とか言われ、修理をしてくれる正規店を紹介してもらう。
が、今は最新iPhone8が出たばかりで、アップルストアはどこもかしこもカオス状態。そんなつまらぬ修理など後回し。
「修理予約の受付してますが、今からだと…4日ほど埋まってまして…ご来店いただいてキャンセル待ちしてもらうか…」
って、そりゃ今は無職だからいいけどさ、現役だったらえらいこっちゃ。
てな訳で、今のところスマホなし。メールはパソコンで見られるけど即答は無理。
電話は通じないからね。と一応この場で釈明。
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一番困るのが、ボランティアの問い合わせ。HPでも窓口になっているから困る。元締めのNPOや市や区の担当から電話を受けられない。だいたい週に一度か二度くらいそんな電話がスマホにかかる。

今日は今月末で台湾に帰る許(シュウ)さんと、その友達の鄭(チェン)さんと待ち合わせてマリーナに行く。
許さんにはどうしても会いたかった。
この春、ベテランの二人のサポーターがお辞めになって、レベル別のグループ分けを縮小せざるを得なくなった。N-2レベルの最上グループは私が担当していたN-3レベルと合体したために、ガクンと内容が下がってしまった。
許さんはそのために一月ほどで辞めていったのだ。
7月試験に向けて頑張っていたのに、梯子を外された格好で本当に申し訳ないことをした。
幸い、彼女の努力でN-2は受かった。8月にその報告を受けた時にはホッとしたものだ。
彼女は台湾の国立大学を卒業して、観光雑誌の記者として社会人を3年近く経験している。日本では社会人になってから留学を考える人はそれほどいないだろうが、台湾や韓国などではよくある事。そうやってキャリアを積んでより良い選択肢を広げていく。
いまでは、東アジアの国からやってくる留学生や留学受験生はとても多いが、中には自国で職がないから親に費用を全部出させて日本に来るような人もいる。
許さんはそういう就職浪人とは違う。それだけに、ずっと気がかりだった。

鄭さんも私のクラスだったが、ルームシェアの関係で他区へ引っ越したため通えなくなった。
以前からリルの大ファンだったので、リル会いたさに許さんとやってきた。彼らは姉妹のように仲がいい。
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夕方頃の到着だったから、フネに乗せてマリーナをぐるっと回っただけだが、許さんはそれで船酔い。
マイアミのサーフィン大会に出た経験を持つ鄭さんは念願のリルと一緒に大はしゃぎしていた。
リルはいろんな人に撫でられてるなあ。

妹が台湾からやってきた鄭さんはそのまま新宿のホテルに行ったので、許さんと二人で食事。
まあ、リルと一緒だからたいしたところではない。
彼女とゆっくり話ができたし、私の知らない情報もたくさん教えてもらった。それはとても有意義な会話だったし、知らない間に許さんの日本語がうまくなっているのにびっくりもした。
たった1年でここまで話せるようになるのは並大抵の努力じゃない。
私は彼らに日本語を教えているが、実は彼らから学ぶことの方が多い。
あと、1週間で許さんは帰国する。日本語学校の卒業式もあるようだ。
「必ずワーキングホリデーでまた日本に来ます。来たら先生に連絡します」
そうやって別れた彼女は、とても自信に満ちた目をしていた。

明日は両親と墓参り。


2017.9.21 晴れ 30℃

ボランティアの夜は9時半ごろの夕食になるためか、どうもすっきり眠れない。
まあ、あんまり早く寝ると胃の負担が大きそうだし…
それに結構テンション高めだから、家に帰ってクールダウンする必要もある。
なので大体木曜の朝は遅起きで、家人の姿はない。

午前中の厄介事を終えて家を出られたのが10時半。なんかもうすでに暑い。
でもね、今日は風がいいんだ。
出かける間際にメールチェック。SNSを含めて結構多いんだな、これが。
その中に、高校時代の同級生タグチから唐突なメッセージがあった。彼とはかれこれ30年ほど会ってない。彼とは中学高校と同じクラスで部活も一緒だった。どうやって捜し出したのか分からないが、びっくりした。
下の子がまだ大学1年なので、退職できないとか言ってた。そのくせ大阪に5年も単身赴任してるらしい。
「念願かなってヨット所有者だな」とか書いてあったが、あいつにそんなこと喋ったかなあ?
もっとも、中学1年の時に”将来の夢”とか題された自己紹介で、私は
「海の男になりたい!」とか叫んでみんなの嘲笑をかったっけ。
そのヨットに乗りに行くから会おう、などと言うので、それじゃあまたなとか打って、メールを収めた。画像をみると、童顔だった学生の頃の面影はあったものの、やっぱりお互い年寄りだな。
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気温は高めなんだが、湿度が低い。
初めのうちは東南東が6m/sほど吹いてたから、実に気持ちよかった。
夏が終わってすっかりやる気をなくしている教室生徒のことを考えながら、リルと一緒に乗る。
昨夜は七転八倒だったなあと反省しつつ、それを次に繋げられるようあれこれと考えたりする。
いやあ、それにしても久しぶりのセーリング。気持ちいい。
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 リルもご機嫌。

ところが1時間もすると、風が南にシフトしながら弱まった。
穏やかな秋の海だ。
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台風だ、夏日だと、急激な変化に苛まれて二の足を踏んだ余裕派のヨットマンたちがちらほらと出てくる。
こんな穏やかな海こそが秋らしい。

八景島を過ぎて、横須賀軍港の方にやってくると見慣れない米軍船が視界に入る。
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なんじゃ、ありゃ。
あんまり近寄ると叱られるので、15m以内でタックを返しながら、様子を伺う。
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こりゃ物資輸送艦だな。
陸からごっそりと荷物を積みだしている。簡易桟橋まで用意されているから人の出入りも頻繁なんだろう。
米軍第7艦隊所属の船に届けるのだろうか。荷物はしっかり梱包されて何がなんだかわからない。
郵便物とかもあるんだろうなあ。
潜水艦なんてどこをどう走っているか分からないからなあ。
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私は船を見て育ったから、人並み以上に船に対する好奇心が強い。
なので、こんな時はじっくり観察することにしてる。
それにしてもやたらとアンテナやレーダーが多いなあ。

リルが飽きてきたので、少し離れてオニギリ。
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 あー、これ!

やっぱり海の上で食べるオニギリはうまいよなあ。どんなご馳走にも勝るな。
日本人に生まれて良かった。
と、そこに機走する「みらいへ」。
まだ、この辺にいたのか。
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3時間ほど揺られて帰港。
タックをたくさんしたから腰が痛い。
フネ洗いした後、少し休憩。
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  なんだ、ビッケ持ってないのか。

フネのオーニングはショックコードで8か所留めてある。ショックコードと言うのは合成ゴムをナイロンで包んだシートなのだが、これは消耗品。
帰り際、マリンショップで新しいものを買う。
ニコニコ顔のリルを連れてアウトレットを通って、駐車場に向かっていると、超ミニの真っ赤なワンピースを着た金髪女性に声をかけられた。
「触ってもいいですか?」
と、どうやらリルをナデナデしたいらしい。
それにしても、スタイルといい、プロポーションといい、容姿といい、まるでモデルか女優。アメリカ人だという。
それにしても、ド派手な衣装だし、だれも連れがいそうにない。
彼女がリルと戯れている間、どこかでビデオカメラでも回してるんじゃないかと思った。
私、この手の美人は大の苦手。どこ見ていいかわからないから目が落ち着かなくなる。
リルもキョトンとして撫でられてるが、目が不安そうだ。

開放されたらどっと疲れが出て、喉が渇いた。ベンチでリルとコーラの一つも飲んでボケーっとしながらアウトレットを出る。
オニギリは美味しいけど、腹が減るな。
ついでにマックでも買ってリルと食べようと歩いていたら、件の外人がスタバの外テーブルでアイスコーヒーを飲んでいた。
「Hello, meet you again !」とか言って手を振られたので、仕方なく愛想笑いを浮かべて近づいた。
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彼女が手にしていたのは日本語の漢字テキスト。
これで、ガラッと親密度が増した。
日本語のボランティアをしてるからと、うちのHPを紹介し、もしよければ来てくださいとかなんとか言ってる間に、自己紹介になった。
どうも日本の外交官(政府の仕事)の奥さんらしい。
日本語を勉強していた鬱憤が噴き出たように、やたらと早口でまくしたてられた。
フロリダにいる祖父の犬(フレンチブル)、LAで生まれたこと、ニュージャージーやマサチューセッツにいたこと、日本人の夫に言われてN-5は受けたけどN-1を目指せと言われていること。
そりゃあ、もうなんでもいいから人に話を聞いて欲しいっていう感じ。
ちなみに彼女がノートに書いて練習していた漢字は「汚い」。
私が応答してる間は、how sweetとかbabyとか喚きながらリルに顔をぐしゃぐしゃくっつけるものだから、リルはびっくりしてワンともなし。よほど寂しかったらしい。
今度いつ来るかとか訊かれたので、天候によると答えた。
「ニホンゴ オッシエテ クダサイ」と頼まれたが、こちらとしてはそんな余裕はない。
また逢ったら、少し教えてあげると言っておいた。

目の保養にはなったけど、ミセスには見えなかったよなあ。
うちの教室にはいないなあ。




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