D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

2018年01月

自分でもバカバカしくて、ブログを書く気にもなれなかった。
というより、何かをやろうという気にはなれなかったこの1週間である。
正月早々風邪を引き、治りかけてかかったB型インフル、少し良くなったと思ったら今度はA型インフル。
”病災”とは言いえて妙だ。
肺が痛くてしょうがない。肺炎で死ぬっていうのはこういうことなんだなとマジマジと実感。
やっと今日あたりから少し動けるようになった。
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 また雪降るんだってよ。

未だかつてひと月も風邪で伏せったことなどない。それでも、予防接種していたから症状が比較的軽くて済んだ、と思う。トリプルパンチでノックダウンだったが、なんとかお迎えが来なくてよかったな。
まあ、風邪とインフルの合間、BとAのインフルの合間には多少動いていたから、病院で過ごすよりいいだろう。

A型インフルが治まった頃、ボランティアの翌々日だったかなあ? とりあえず航海祈願に金比羅さんに行った。(車だから行けたようなものだけど)
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  出入り口の隙間から賽銭を入れる。

これが後悔の始まり。
家から出たら出たで、飯を食おう、買い物もしようなどとフラフラお宮さん近くの商店街を歩いたのがよくなかったのだと思う。
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 こんなのも食べたけど…

週末は家から一歩も出られずいた。
週末は家人がいるからリルは安心だけど、移しちゃいけないと思って実家に行けなかった。
家内の話では「家の中がすごく寒かった」とのことで、頭の蠅もおえないのに毎日電話だけはしていた。

こうやって、寝込んでしまうと一気に年取るな。っていうか将来の姿かなどと思ったりする。
気分がめげる。特に隣で心配そうな顔をして様子を窺っているやつを見ると、情けなく思う。
明日から散歩行こうな。



鼻水が止まらない。ノンストップ状態だ。
予期もしないうちにタラーっと流れてくる。多少微熱もある。
風邪の初期にマリーナ行ったり、少し良くなってはセーリングしたり、零下になった夜にバイクでボランティアに行ったりしてるから一向に収まらない。っていうか免疫機能がぶっ壊れたという感じ。IMG_5891
 4年ぶりの大雪になった翌朝。

最悪だったのは雪かきだろうと思う。
転げまわって遊ぶリルの横でせっせと慣れない雪かきをしていた。向こう三軒両隣の共有道路も一人で汗かきながら雪を平スコップで道路わきに寄せていた。
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こりゃあ、実家の方もやらなきゃなあ。と思って、電話してみるとお向かいの奥さんが階段等をやってくれたようだったので一安心。
道路が終わって、家のデッキ。屋根のない分、結構たくさんある。
雪だらけのデッキから私を監視していたリルだが、全然役に立たない。
ええい、邪魔だ!
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 すごすご…

都会の雪かきには暗黙の了解がある。
家がぎっしり建っているだけにかいた雪の寄せ方が問題なのだ。当然、陽のさすところとそうでないところがある。陽がささない道は凍結道路になってしまう。
道交法の関係で本来は私有地に捨てるべきなのだが、必ずしも庭があるような家ばかりではない。従って、陽がささないところも交通の邪魔にならないように道脇に溜めることになるわけだ。
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  正しい雪かき

この時、側溝を必ず空けること。そうしないと、適当に解けた雪が道路中央を濡らし明け方凍結してしまう。
また、雨水桝には雪を置かないこと。
要は、解けた雪水の逃げ道を作ることが肝要なのだ。
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マンション暮らしが長い人は、この理屈が分からない。
うっかりすると、雨水枡の上に雪だまりを作ったりする。これでは逃げ道どころかわざわざ凍結道路を作っているようなもの。
まあ、道脇に一旦除けた雪を再度形成しなおすということだな。なので手間がかかるわけだ。
たまたま翌日が10℃超えの暖かい快晴だったからいいようなものの、滅多に降らない雪だけに近所の若い夫婦達にそれを示していかなければならない。そうでもしないと、坂が多いこの町では車も出せなくなる。
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  たいへんよくできました。これは大人の仕事だなあ。

半日かけて雪かきしたおかげで夕方から微熱。
このあたりから鼻の粘液が絶滅。何をしていてもランニングノーズ。
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 もっと遊びたかったのに…

昨日は歯医者とボランティア、どちらも鼻水厳禁。市販薬飲んで点鼻薬さしてマスクして出かけるも全然効果なし。
ティッシュなどいくらあっても足りないから、ハンカチを数枚もってチーン!と何度もやる始末。
折から、昨夜のボランティアには新しい生徒さんが3人来て私の担当に。
ボランティアの終わるころには鼻血交じり。
で、今日はヤブ医者の定期診療。
珍しく、総合感冒薬を処方してくれた。この10年で初めてかもしれない。

PL配合顆粒なるこの薬は確かに効果あり。市販薬の倍くらい効く。が、それでも時折ランニングノーズ。
後は寝るだけなんだが…隣で暇そうなやつが遊べ遊べとせがむんだなあ。
今日は採血もされて、来月結果が出るまで飲酒禁止。他の持病の薬や今日の感冒薬はアルコール含有品にも注意が必要だという。
おとなしくしてろってことだな。
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 全然面白くない。








今週はすごい寒波がやってくるというし、医者通いもあるので昨日はマリーナへ行く。
治りそうで治らないこの阿保みたいな風邪。とにかく、ヤブ医者へ行く前に治しておかないとなあ。
で、昨日は1mmたりともフネを動かさなかった。
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 リルと日向ぼっこしながらネムネム。

今日は朝から曇天。夜より気温が低く、起きた時にはすでに2℃。だいたい、2℃を下回ると雪になるらしい。
9時頃から霙交じりの雨になり、30分もしないうちに雪になる。
あれよあれよ積もり始めて、リルの散歩はなし!
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 匂いもなくなるんだよ。

一度雪の日に公園で遊ばせたら、とんでもない濡れネズミなって後がたいへんだった。
もとより変温動物の私にとっては、穴倉で栗でも食べていたい気分。
今日は籠城決め込んで(ってここのところほとんどそうなんだけど)テレビでワイドショーを見ていた。
都会は雪に弱い。すぐさま電車の遅れや間引き運転のニュースが舞い込む。
こりゃあ、息子も帰ってこれるかどうか怪しいな。
昼もありあわせのものでパスタを作る。
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タカハシが1年分くらいありそうなパスタをくれたので、大いに重宝している。ついでといっては何だけど寒さしのぎに軽くワイン。(これ内緒)
朝から晩までよくまあ、雪の情報を流しること。
外で近所の子供たちが遊び始めたところをみると、学校も早仕舞いしたんだろう。
でも、これじゃあ雪かきが必要になる。外倉庫から平スコップなどを出し始めると、リルが勝手に出てきてしまった。
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  ひえー、寒っ!

中にはナオト氏が飼っている誰かさんみたいに雪が大好きというような犬もいる。リルも実際、その血統からいって雪には強い。
最初たじろいでいたものの、私が玄関前の雪かきを始めるとなんだかスイッチが入ってしまったようで、遊べ遊べとギャンギャン吠えまくる。
ダメだ、呪われた血が騒いでいる。野生の復活。
さんざん走り回って、ゼイゼイしてお座り。
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 オマエ、誰が乾かすと思ってんだよ。

リードもつけてなかったけど、この雪じゃこの辺の車は動けなくなる。
隣家の中学生を誘いにきた友達にやたらとじゃれまくって、飛び跳ねていた。
ええい、やめ!
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 ごめんちゃい。

雪かきして汗を流し、濡れそぼったリルの毛をドライヤーで乾かしていたら、止まったはずのクシャミがまた…
いかん、いかん。これじゃあ明日のヤブ医者通いに支障が出る。
疲れ切ったリルとストーブの前で惰眠を取ろうっと。

我ながら阿保らしいのだけれど、ちゃんと治りきってない風邪を押してヨットに乗ったりボランティアに出かけたりして、結局昨日は最悪な状態になっていた。
なので、ほぼ一日安静にしていた。といっても、寝る際にしている圧搾空気のマスクは鼻が詰まると窒息しそうになるので、2時間おきに起きなければならなくなる。むしろないほうが楽なのだけれど、どちらにしても良質な睡眠はとれない。まったくもって嘆かわしい。

それでも今日は咳が止まったし、薬を飲まないでも鼻水に困ることはなかったので、毎日籠城させられているリルと長い散歩にでる。まあ、肺が痛いので坂はきついんだが…
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 そんなところで何やってんの?

足取りを確かめながらゆっくりと歩いて駅近くのお寺さんへ。
この町は門前町なので、このお寺さん中心に動いている。初詣客も少なくなったし、いつも通りののどかさが戻っていた。
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  初詣だよ。

京都や鎌倉、東京の浅草もそうだろうけれど、地元の人にとってお寺さんは毎日ご挨拶するところ。年に一度だけやたらとお願いに来るところではない。ある意味生活の一部。だから、願い事をするというよりも感謝のご挨拶といった意味合いが強い。身近な存在なんだよね。
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 悪い子は閻魔さんに舌抜かれるんだよ。

いつも通りに観音様へ感謝申し上げ、昼を回っていたので近くのケバブ屋さんでテイクアウト。
ここのご主人はハンガリーとイランの血が流れてるそうだけど、基本的にはトルコ人で奥さんはウクライナ人。日本には26年住んでいて、日本語は日本人と同じように話す。それに英語、トルコ語、ペルシャ語も話せるし、ロシア語少々にラテン語も理解する。
ケバブもちょっと国際的な味で、トルコの妙味が生きているのでとてもおいしい。
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ボリュウムたっぷりなので、食べ歩きができない。私なんかただでさえボトボトこぼすからお寺の境内に戻って食す。リルは私が必ずこぼすのを知っていて隙を窺っている。まあ、その方がお寺にとってはありがたいよね。
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  じーっ。

それなりに暖かいし、アーケードは風を防いでくれるので商店街をそぞろ歩き。
酒屋の親父に挨拶し、お茶屋さんで掛川茶を飲ませてもらい、暖かそうな下着を買った。
大岡川に沿って歩き、リルもけっこう満足。それから家に戻る。
でも、行きは良い良い帰りが怖い。帰りはずっと上り坂。息切れすると肺が痛い。
リルに気遣われてるのがわかるんだなあ。
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  ゆっくりでいいんだよ。

ゆっくりと回復している。






はいはい、こんな穏やかな日に乗らないわけにはいきません。
今日の最高気温14℃、快晴、北の弱風。なんと三月上旬の暖かさだという。
これぞ天が与えたもうた千載一遇の乗艇チャンス。光のどけき春の日に、ときたもんだ。
暦が改まってすでに半月。遅ればせながら本日初セーリングと決め込んで風邪薬飲んでリルと出かける。
急ぐぞ!ええい、昼飯は乗ってからな。

フネに勢い込んで乗ると、出入り口に一枚の年賀はがき。なんじゃこりゃ?
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ナオト氏からのものだった。在りし日のNancy号とロジャ君かな?わざわざ置いて行ったんだ。
後でメールしたところ、一昨日BeachBoys号のメンバーはフネで新年会をやったそうで、その時置いていったそうな。なんともご丁寧なことで、痛み入る。

それにしても暖かい。艤装しながらも汗をかくのは冬支度のせい?それとも風邪のせいか?
まあ、なるようにしかならんな。おにぎり買ってないし、早上がりしよう。
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 帰路が少しでも楽なように北上する。

11時前まではそれでも5m/sくらいのいい北風が吹いていた。フネがある程度ヒールすると、リルもデッキに上がってバランスをとる。この微妙なバラスト感覚はAB船員なみだな。
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 船長、船が止りやした。

それにしても久しぶりだから、ティラーの感じが嬉しい。
風に誘われて出てきたヨットも数杯いる。
根岸湾を北上し、ミナトの方へ。と、ここまでは順調だったが、湾を出たら風が弱まった。
うへ、こりゃ時間がかかるなあ。
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 すぐ膝の上に乗るリル。

沖目からベイブリッジを覗いて引き返す。本線航路に近いから、こんなところでウロウロできない。
そうだ、爺ちゃんさんからもらった金毘羅さんの旗をあげなきゃ。
うーん、でもなあ。初乗りというには遅すぎる帰来があるし、この辺で黄色いと赤の旗上げてたら水上警察がやってくるかもしれないから、(O旗→落水者あり)やっぱりやめておこう。
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 これ、気になるんですけど。

リルは暇を持て余して座布団と格闘。
ランニングになると、セイルもたらーん。リルも惰眠。
本当に暖かいから、まあ日光浴ということで。
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1時半には帰港。3時間足らずの初セーリング。でも、気持ちよかった。
それから、リルと久しぶりにマックのテイクアウト。この時点で微風だったから、コクピットで食べることにした。リルの散歩もしないとね。
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 我慢、我慢。

食べ終わってからフネの水洗い。
きれいにしたのに、リルが降りるときしっかり足跡をたくさん残した。
なんでこんな時に限ってあちこちバタバタ歩くのよ~
それでも、楽しいセーリングでした。
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