D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

2018年02月

明日が開幕のピョンチャン五輪だが、カーリングやジャンプといった予選は今日から始まっている。
何よりありがたいのが時差の関係。2年前のリオ五輪の時は日本では真夜中の競技観戦となって、すっかり昼夜逆転になってしまった。
スポーツは好きだ。選手がどうの日本がどうのという前に、なにより嘘もヤラセも仮想もない実競技だということ。作り物でも虚構でもない真剣なものであることの意味は今の時代とても意義があるような気がする。
ただねえ、私は寒いのが苦手。雪や氷の中を薄い競技スーツでやっている選手を見ただけで身震いしたりする。選手は動いているからいいけれど、その姿を見ている観客はすごく寒いんだろうなあと余計なことを考えてしまう。なので札幌も長野にも足が向かなかった。
HIMG0145

冬の韓国ソウルに行ったことがある。
夜の冷え込みは尋常ではなく、雪はそれほど降らないものの体の芯から凍えた。緯度的には福島県と変わらないけれどシベリアの冷たい寒気がダイレクトに街を包むから横浜生まれの私にはとてもじゃないが出歩けない。韓国の人たちが激辛のものを食べる理由がよく分かったという感じだった。
韓国はやっぱり秋がいい。

さてピョンチャン五輪だが、日本語をサポートしている私としてはもう”ピョンチャン”という表記で立ち止まってしまう。日本のメディアは”平昌五輪”と表記している方が多いように思う。
これ、とても複雑な問題。
先月まで担当していた韓国人ジャンさんに、日本漢字を教えるのにはずいぶん気を使った。彼女が日本語能力試験1級(N-1)に挑戦したいと言ったので漢字を教えてはいたけれど、それがすべての韓国人には当てはまらないのだということを知っていないといけない。

日韓併合時代に日本語教育を強いられた彼らは、戦後まもなく漢字廃止運動を起こす。あの時代、高等学校にあって漢文教育はほぼ必修。
かつて漢字文化圏だった韓国では、その言葉も日本語の音読み以上に影響を受けている。なのでハングルは音節表記で漢字一文字をハングル一文字で表すことができる。だから、漢字は不要だという論が成り立つ。ただ、三国時代等15世紀以前の歴史的書物はすべて漢字で書かれているわけでこれを全く無視することはできないし、自分の祖先や家系を表す名前も漢字表記だったために国論が二分。結局四半世紀を費やし国策として漢字廃止が宣言された。1970年以降に教育を受けた人たちは漢字を習ってない、はずだった。ところが、元々国論を二分していた漢字教育、その後世界を席巻した日本経済のバブル、その後の中国の目覚ましい経済発展などに圧される形で観光を中心に漢字復活論議が絶え間ない。実際、前パク・クネ大統領がそのまま政権を握っていたら、今年は小学校3年生から漢字教育が復活されるところだった。
ここまでもめると、安易に韓国人に漢字を教えられない。そもそも漢字廃止論は反日運動から起きたわけで、微妙な問題を含んでいる。復活論者も簡体字は認めても和製漢字はいかがなものかという意見だろう。
なので、「平昌五輪」にはちょっと違和感を持ってしまうわけだ。
尤も、最近では漢字復活論が優勢のようで、私立や特定地域では小学生の漢字学習がなされていると聞く。また中国簡体字では当然ながら”平昌”と書くから、中国人向けの案内としては間違ってはいない。
ちなみにソウルはソウルと表記する。ソウルに漢字はない。間違っても京城とか書かないようにしなくてはいけない。それは勝手に日本人がつけた当て字なのだ。
日本語を教えるといっても、それなりに準備が必要なわけね。

IMG_5970
 いつも”うるさい”って言われるけど…

本日は実家。お昼を食べても15分で何を食べたか忘れてしまう母に、食後すぐカレンダーに食べたおかずを書き込むようにと言ってきたけど、それももう忘れてるだろうな。
何を食べたか覚えてないから、いつも同じ食事だったりするわけで、父が「もうサンドイッチは食べたくない」と言っていた。毎週冷蔵庫の整理をしているけれど、いつも同じものが腐りかけている。

家に帰ってリルと散歩。そのあとリルの床屋。
IMG_5971
 ちゃんと静かにしてるよ。

切った細かな毛が鼻を刺激してクシャミ三昧。
もうクシャミは飽きたよ~

ペギーのおたふく風邪じゃあるまいし、そうそう家にこもってもいられない。
でも、クシャミや鼻水は未だに健在だから100%の本調子というわけにはいかない。
かといって、街中はインフルエンザの巣窟だから、ここはやっぱりマリーナだな。「バイオハザード」でもT-ウィルスから逃れられたのは船だったものなあ。アンデッドにならないようしないとね。って、もうなってるか…
IMG_5935
  そういえばアンデッドの犬もいたな…

先週ホームセンターで買ったシリコンスプレーやカセットボンベを置きに行く。
雪汚れのフネ洗いをするつもりで行ったのだけど、それなりに暖かく、エンジンを動かしていたらちょっと機走してみたくなった。(こういうのがアンデッドだな)
IMG_5942

どこかのフネじゃないけど、乗らないと不明生物に寄生されるおそれがあるしね。
走ってなんぼのフネだから。
それにT-ウィルスは沖に出ないと危ないしな。などと自分に言い訳しながら走り出す。
ヘッ、クションの号令三発とともに出航。
IMG_5938
  なんか寒くなくない?

多少暖かいといっても朝方は6℃くらい。少し波が高いし風も順風程度はあるから機走とはいえ顔が痛い。
こんな日は誰も出ていない。たまにボートが走っている程度で遊漁船も1杯だけ。
丹沢の山々も白くなっており、傘雲のかかった富士山は西側が真っ白。
IMG_5937
  富士山わかるかな?

しばらく放りっぱなしだったから、コケ落としのつもりで波を割って走る。こけおどしか?
そのうちだんだん風と波が強くなって、バッシャーンと波打つようになり、当然飛沫が飛んでくる。
これが実に冷たい!
リルも泡食って、私の膝に乗ってくる。
IMG_5946
  こんな時は絶対前を向かない。

ヨットというのは通常波に向かって真っすぐに進むことはまずない。
風上にはほぼ45度で切りあがっていくからで、たまに風の振れが波より早いと直進に近い格好で波に向かうことがある。それもまれな事。つまり波に正対して走ることがないことを前提に造られている。
なので、こうして機走でジブラルタルを直進するUボートのように走ると波間でバッシャーンと大きな音がする。リルはこれが嫌い。
IMG_5949

だんだん風が強くなり、ウサギも跳び始めたので2時間ほどで帰港。
そりゃあもう寒いのなんのって。
正午を回っていたので、とにかく熱いものでも食べようと片づけを後回しにしてアウトレットへ。
IMG_5952
  またこれなの?

揚げたてのフィッシュアンドチップスはこういう時に食べるんだな、きっと。
トランス脂肪酸たっぷりの熱々チップスを頬張って一息つく。
でも、このヴェンダーは飲み物売ってないんだな。気が利かないところは英国風。
しょうがないからクラブハウスの2階でカップコーヒーを飲む。
IMG_5955
 ビッケちょうだい。

これで生き返った。
しばらく休んでからフネ洗い。これまた水遊びに近い。この時期、やっぱり水は冷たいねえ。



昨日も新しい中国人が入った。浙江大学の学生で、先週来た女性の息子さん。
そういえば愚息も今日から三月末まで休講。まあ、入試時期だからね。
親子揃って日本語を勉強するっていうパターンは中国人の場合はよくあるけど、日本人じゃまずありえない。
どうしても柔軟な子供の方が先に覚えてしまうから、だんだん親の方が欠席がちになり、最後は来なくなる。子供の方は学習意欲が増して日本語がうまくなる。
親子に教えるって結構気を遣うんだよねえ。

今日はすっかり放りっぱなしになったフネを見にリルとマリーナへ行く。天気予報によると明日未明に積雪になるらしい。
IMG_5915
 乗っちゃだめだよ~

先週の大雪の汚れがそこかしこに残っていたが、ラダー止めが少し緩んでいた他は特に変わったところがない。
午後から風が強くなるのだろう、赤旗も揚がっている。っていうか、気温6℃じゃ乗る気にもなれない。ヤードもポンツーンも人がほとんどいなくて、今にも降り出しそうな曇天で裏寂しい感じさえする。
唯一小型ボートが走っていたが、ボート免許教室の練習艇だった。

あれこれ点検し、ブロック類にシリコンスプレーを施し、エンジンを動かしていたら小雨が降り出した。げーっ、傘持ってないし… リルも濡れるよなあ。それに、もう寝込みたくない!
IMG_5916
  傘持ってないの?

キャビンに入って小やみになるのを待つ。
冷蔵庫のように寒いのでストーブをつけたが、ガスボンベが空っぽ。これ、まずいパターンだよなあ。
ギャレーのコンロからボンベを取り出して装着したが、こちらも残りわずか。
リルと身を寄せ合ってしばらく待機。
が、結局雨の勢いが増し、リルはまた濡れながら帰ることに。アウトレットに逃げ込んで体をふいてやる。
IMG_5922
  また濡れたよ~

昼もとっくに過ぎて、おなかも空いたし、何より暖かいものが欲しかった。
こんな時はテイクアウトしてヒーターを効かせた車内で食べるのが一番。で、運よく見つけたフィッシュアンドチップス。
IMG_5923
  クレープのほうがいいよ~ 匂いだけで判断するな!

暮れから正月にかけてこのヴェンダーは来てなかったので、当面食べられないと思っていたけれど、こんな寒くて人も来ない平日に来ているとは。
今日は東南アジア系のお兄ちゃんが売っていた。手際の悪さからど素人だとわかるが、なにしろフィッシュアンドチップスは元々がおいしくないから、それもアリだな。
今から揚げるから5分待てと言われる。
IMG_5924
 5分間待つのだぞ。

久しぶりに海に来たけど、あまりに寒い。(と感じる)じっと待っていられないので、リルとフラフラ散歩する。
IMG_5925
 風も強くなってきたよ~

手際の悪さから10分近く待たされたので、こりゃまた風邪ひきパターンだなと感じつつ、また濡れながら車へ急ぐ。
車もすぐには温まらない。鼻水すすりながら揚げたてのフィッシュアンドチップスにかぶりつく。
むー、うまい!
IMG_5926

あらためてフィッシュアンドチップスを見直した。この食べ物は味じゃないんだ、熱さなんだと。
ヴィネガーは塩味を甘みにすり替える効果がある。鼻水すすって食べると甘みが感じられる。
ロンドンの冬は寒いものなあ。凍てついた体には”熱さ”がなによりのごちそうなんだな、きっと。
これだけでは足りないので、マックのテイクアウト。ホットなコーヒーが嬉しかった。
ボロボロこぼす私の横で、リルも棚からぼたもち。


このページのトップヘ