D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

2018年04月

昨日も日本語教室に新しい外国人が二人来た。この時期は1年で一番出入りが多い。
タイと中国の女性で、中国の女性は私が見ることになった。
「いつまで勉強できますか」と訊くと、英語交じりの日本語で
「来月、中国へ帰ります」という。
え?来月?それじゃあ、2回しかできないじゃないの。
”来月”が間違っているかもしれないと思い、英語が話せるようなので英語で聞いたがやっぱり"NEXT MONTH"。
むー、何を教えればいいんだ。
いろいろ聞いていると、どうも子供がこの4月から保育園に入園した模様。旦那はIT関連だが…
いつ日本に戻るのかと問うと、分からないという。ビザの再申請でもなさそう。なんだかよく分からない。
1225蘇州寒山寺2
 蘇州寒山寺

ボランティア後、いつもの中華屋さんでその話をすると、中国人のおかみさんが「今の20代,30代は怖い」という。
要は高度経済成長の中、一人っ子政策で甘やかされて育ってきた世代で、小さい頃は中国でもまだ家族意識が高かったから、親戚からも近所からも大事にされた為に、わがままで計画性が無く、ちょっとでも困るとすぐ身内にすがりつく傾向があるのだという。日本のゆとり世代よりも奔放に生きてきたのだとも言う。(娘さんはゆとり世代)
むー、でも今ビザの延長申請で一時帰国してる宋さんは同じ年代だけど、全然そんな感じではないけどなあ。人によりけりだよな。
でもまあ、子供が保育園に行って入園式の当日にいろんな説明を受けて、まったく理解できなかったのでうちの教室に来たのだろう。この手の外国人は多い。
もしかしたら、帰国し、親を説得して子供を預かってもらうのかもしれない。確かに計画性がないかもしれない。


ここのところ保冷剤を積載したサンダーバード2号で毎日2往復していた実家だが、午後からやっと新しい冷蔵庫が届く。
午前中は、冷蔵庫の中身を整理したり、門扉を外したりして梱包されてくる冷蔵庫の通り道を確保する。せっせと中身を食べつくした結果、本日の昼食は自分の分がないので一旦帰宅。
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 留守番で不機嫌なリル。

同時並行でケアマネに依頼していたシャワーチェアなどが届いたり、父のデイサービス申請が通ったりして包括センターにも日参。ケアマネも懇切丁寧なのはいいのだけれど、なんでもかんでも私に連絡してくるから忙しい。シャワーチェアの見本を持っていくから立ち会ってくれとか、風呂場の手すりの取り付け位置はどうするかとか、そういうのは本人たちに聞いてくれというようなものまで連絡してくる。母だけならともかく、少なくとも父は認知症ではないしきちんとした判断能力を持っているのに。
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   シャワーチェア

今日もデイサービスの利用料金をめぐって計5回の電話。月にいくらぐらいかと聞いただけなのに、訂正に訂正を重ね、最後には最初の金額の3倍になっていた。こうなると”うざい”。っていうか、全然仕事ができてない。エンドウだってそんなに間違ったりしない。

リルの散歩を終え、遅めの昼を食べるとなんだか疲れてしまって、冷蔵庫が来たら連絡するようにと電話してボケーっとしているうちに居眠り。

目覚めると4時。電話が鳴れば聴導犬もどきのリルがその3倍くらいその無駄吠えで起こすから、変だなあと思って実家に連絡。
「冷蔵庫?そんなの聞いてない」は母。その後ろの方で「もう来てるだろ!」と父の声。
で、実家へ。
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 今日は暑いくらいなのに…

なにやら不機嫌な父の話では、冷蔵庫を配送してきた業者に床の傷防止マットを5000円で売りつけられたとのこと。いままでそんなものを敷いたことはなく、ましてや築40年の古家。床は傷に満ちている。
多分、母がハイハイとOKしたのだろうと思ったが、そうではないらしく、なんの説明もないまま設置し終わったら付いていて、マット代金を請求されたという。しかも、あらかじめから領収書を持っていたらしい。悪質な押し売りだ。クーリングオフしようにもそのマットを取り除くことなどできるわけがない。そのうえ、その領収書には業者の住所も電話も書かれていない。
この手の処置はすべてJollyhot生活安全課に持ち込まれる。

発注元のY電機に電話。案の定あちこちに回され、折り返し電話するという。
電話を待っているとまたケアマネからの電話。ええい!うるさいぞ!
なかなか折り返し電話がかかってこないので、再度電話すると、
配送担当からは「マットの紹介をしたら、設置の依頼を受けたので適正な価格で設置した」との連絡を受けたという販売担当者。
財務省の答弁じゃないんだからさあ。
「あなたの対応を含めて消費生活センターにこの一件を連絡をする」というと、その担当は急に低姿勢になった。明らかに下請け配送とグルなんだなとわかる。
安さを売り物にしている量販店は配送や設置にかかわる業者と委託契約を結んでいる。自前で配送などはしない。品物が薄利な分、委託業者に無理難題を吹っ掛けるから、その委託業者もアコギなことをするという図式だ。品物は安くても思わぬ落とし穴がある。
結果、おそらく、”サービス”という形でキャッシュバックされるだろう。決して泣き寝入りはしない。

最近はオレオレ詐欺に代表されるような年寄りをあの手この手で騙す事件が横行している。実際、実家にもそういう電話がかかってくる。こうした風潮を私は絶対に許せない。
いったい、日本人の良心はどこに行ってしまったのだろう。こうした年寄りたちが、極貧の中から戦後復興にどれだけ汗水流してきたことだろう。
敬老などという儒学精神など知らなくてもいいけれど、今の日本を築いた人たちの苦労は知っておいてほしいものだ。
ふと、昨夜の中華屋さんでの会話を思い出した。
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 こわいねえ。

息子が学校に出かけたら、マリーナに行こうと企んでいた。
南の微風、晴れ。予想最高気温20℃。
暑くもなく寒くもなく、雨でもなく日差しが強いわけでもなく、こんな日は滅多にないからなあと支度をしていた時、実家から電話があった。
「冷蔵庫が冷えないみたいなんだけど、今日は時間あるか」
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父の話では、製氷もできてないし、庫内温度計もアルファベットが出てくるだけだという。如何せん、冷蔵庫が全然冷えないという状況。
国際救助隊にお呼びがかかった。

仕方ないので釣り用のアイスボックスに我が家の冷蔵庫にある保冷剤の大半を入れて、サンダーバード1号(ミニバイク)で様子を見に行く。
父が引っ張り出してきた取扱い説明書のトラブル項目を読んで、あれこれいじってみたが一向に冷える様子がない。購入したのはいつかと訊くと、12年前だという。
サーモスタットがダメか、冷媒がなくなったか、こりゃもう寿命かな。
白物家電の多くは製造停止が8年前後、修理用パーツも10年で製造打ち切りになる。また、それに合わせるかのように耐用年数が切れる。
取り敢えず、どうでもいいものをアイスボックスに移し、持ってきた保冷剤を庫内各室に入れ込んだ。
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2週に1度は家内が点検し、危なそうな食品は否応なく廃棄してるが、認知症の母はとにかくなんでも冷蔵庫に入れるから埒が明かない。食中毒には気をつけなければいけない時期だし、ここのところ気温が5月並みだった。
「いつ冷えてないって気が付いた?」
滅多に冷蔵庫を開けない父が製氷できてないことに気が付いたのが3日前。おそらくその前からしばらく”食品棚”になっていたに違いない。母は毎日何かを入れ込んでいるが、本人自身寒暖差が分からなくなっているので、そんなことに気づくわけもない。
畳いわしのような乾物、カニ缶、絶対食べられそうにない何年か前の蕗みそ等々、出てくる出てくる。
家内はいったい何を捨ててくるんだろう?
この分じゃ、冷凍食品も自然解凍になってるに違いない。有無を言わさずごっそり捨てる。
結局、冷蔵庫は新しいものを買わないとだめだということだけ分かったので、一旦家に戻り冷蔵庫の中身しか興味のないリルを乗せ、
サンダーバード2号(車)発進! 
まあ、そんなことでも考えないとやってられない。

それから、父を乗せて近くの量販店のY電機へ。
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容量があればあるだけ母がなんでも入れ込むし、食の細い老人二人にはコンパクトなもので十分。
我が家では冷蔵庫と言えばシャープ。どちらからでも開閉できる扉は未だに独占特許。へたな観音開きより使い回しがいい。迷わずシャープの売り場へ。(回し者ではありません)
おそらくは人生最後の冷蔵庫になるであろう逸品を見出す。
が、在庫がないので配送に2週間かかるという。
そりゃ、ないよ。
で、他の量販店に行くことにした。

スーパーの2階のN電機にも、目指すシャープの冷蔵庫はあった。
が、こちらも配送までに3週間ほどかかるという。
転居や就学・就労のこの季節、人手不足のために引っ越し業者や宅配便が相当の遅れを出しているという記事は知っていたが、それに輪をかけてメーカーも生産ラインを減速してるに違いない。
冷蔵庫の生産っていうのは3月、6月にフル稼働するんだろうな。などと考えながら、最初の量販店で聞いた、唯一翌々日配送できるというシャープ冷蔵庫に決めた。
自動製氷などの機能やランニングコストでは目指していた製品には見劣りするが、在庫が数台あるという。
父なぞは買いに行けば即日配達されると思っていたから、その配送の遅さに呆れていた。扇風機じゃないんだからさあ。でも、実際Y電機の冷蔵庫には「即日 翌日配送可」という張り紙が大半の機種に貼られている。
看板に偽りあり。と、なんだかんだと言いつつも広い店内を歩いて少し疲れ気味の父。気が付けば昼を回っている。
母に電話してスーパーのベーカリーでパンを買っていくと伝える。そのベーカリーもエスカレーターからは対角線の端。これ以上父を歩かせられない。
サービスカウンターで聞くだけ聞いてみた。
「手押しの車イスみたいのありませんかねえ」
「あるよ」と、なにかのドラマで聞いたようなフレーズで、車いすを貸してもらえた。
サミットさん、えらいねえ。
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家に一旦帰るや否や、父は相当疲れたかベッドに横になった。
母に状況を話しても、適当に相槌を打つだけだし、そもそも私たちがなぜ出て行ったかを忘れているから説明しても暖簾に腕押し。

昼食を済ませ少し父を休ませ、再度最初のY電機へ。広いんだから車いすぐらい置いておけ!
敗残兵のごとく私の肩に腕を回しながら、真っすぐ目的物に向かって進み、かすれた声で係員に「これください」という。こりゃあ、冷蔵庫というより霊柩車行きになりかねない。
あれから3時間と経ってないのに、配送は3日後になるという。
運送業界は外国人の雇用をもっと考えた方がよい。だって高齢者雇用では埋まらないだろう。

その場で手続きしキャッシュで払い込み、実家に寄って家に帰ったらもう3時。マリーナどころかリルの散歩すらまともにしてやってない。
で、ダラダラと散歩。
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 足痛いの?

サンダーバード、救助終了。
でも、これから3日間、朝と夜に保冷剤を持っていくことになるなあ。

歯科トータルケアとかいう治療を受けている。
このブログでも何度か登場している、T医科歯科大OBによる複式治療で、ほぼ曜日ごとに来る歯科医が変わる。同じ歯科医に診てもらいたければ翌週の同じ曜日に予約しなければならない。
が、一度として翌週に予約が取れたことはなく、2週間後もしくは3週間後の再治療になる。
なので、一本の虫歯治療するだけで2か月ぐらいかかる。
3月末に私の担当医が退職したのをきっかけに、「もう少し早いサイクルでお願いしたいんですけど」と言ってみた。これが災難の始まり。
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 お医者は嫌いだよ。

4月に入り、さっそくインターンが終わったばかりじゃないの?と思われる歯科医に診てもらう。
4月4日には、念のためにと最後の親不知を抜かれ、「軽い虫歯があるから、次回はそれを治しましょう」と指摘され、今日にいたる。なるほど、”早いサイクル”ではある。

本日は軽い虫歯の治療のはずだったのだが…
登場してきた歯科医は丸々太った新人で、「じゃあ、麻酔します」とのっけから説明なし。
麻酔が必要な虫歯じゃないはずなんだけどなあ、と思いつつ俎板の鯉。
tutujitanpopo (2)
一緒についた若い歯科助手も、なんだか今春大学を卒業してきたような子で、準備段階でタービン(研磨機)を床に落とす。
「すいません、これ落としちゃったんですけど~」とか先輩に言っている。
この辺でイヤーな予感。

若いその歯科医が塗布麻酔をして1回目の麻酔注射。なんだか、いつもより早い。ちょっと打つ場所に偏りがある。だいたい、これ神経治療じゃないの?
 いつもならここで少し時間をあけるが、
「じゃあ、いきます」
って、おいおい、麻酔効いてるか?

案の定、途中で激痛。この何十年も歯科で「痛い」という合図の左手を挙げたことはなかったが、こればかりはどうにもならない。
「なんだら、なんだら追加して」と助手に言ってるが、その子が全く理解をしてない。で、先輩が持ってきた麻酔注射2回目。
この注射が思い切り痛かった。
グオー、ググッ!と悲鳴。おそらく小学生以来。
「今のは痛かったですよね。ごめんなさいね」とか言う。この後この「ごめんなさい」を何度も聞くことになる。

で、またガリガリされるのだが、こちらも小さい頃から歯医者と付き合ってきているから、その力具合や巧みさはある程度理解できる。
一体、この雑な感じと無駄な力はなんだ?
グ、グ、グッオ~!と2回目の白旗。もう脂汗がダラダラ。手汗がびっしょり。

「ごめんなさい、今の痛かったですよね。ちょっとレントゲン撮りましょう」
えーっ、ここでかい!
新米助手にレントゲン室に呼び入れられ、口の中に反射板を噛まされる。これも2度失敗で、3度目は歯科医が自らセットし、自らレントゲン室にスイッチを持って入ってきた。
この時点で不信この上なく高まり、もう逃げ出したい気分。
助手も赤い顔になって、今にも泣きだしそう。泣きたいのはこっちだよ。

レントゲン後、この日3本目の麻酔注射。
これが”軽い虫歯”かよ~ だいたい、痛みも何もなかったんだぞ。
で、また無造作にガリガリと雑な力の入れよう。
この時、私は分かってしまった。この歯科医の手がブルブルと震えているのを。
ひえー、怖いよ~

45分後に”軽い虫歯”から解放。一番強いロキソニンの処方も受付に伝わっておらず、担当医師に確認しにいく始末。
”早いサイクル”のはずだった次回予約はなんとGW中の5/1に決定。
いやあ、もう無理。
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 注射は痛いんだよ。

なんであの歯科医、なかなか予約が取れないんだろうと考えてみた。
週6日で、まともな歯科医がいる曜日に予約が殺到するからなんじゃないかなあ。
まあ、痛くもない歯を治療されて中途半端なままでは終われないから、これが終わったら歯医者替えようと思う。




昨日ボランティアの後、いつもの中華屋さんで長話されて、いつもより帰りが遅かった。
普段それほど他人と話さない生活だが、水曜日は一週間分口を動かしている感じになる。
在留外国人も今は引っ越しシーズンで、この数週は誰かが引っ越していく。東京の専門学校や、仕事場の変更、もちろん帰国組もいる。
私が担当している中国人の宋さんも、ご主人の都合で今週末に東京へ引っ越す。それから数日後に湖北省荊州に一時帰国し連休明けに戻るという。
凡そ、日本に来ている外国人は日本人と比較にならないくらいあちこちに出かける。私たちが週末は家でゆっくりしたいというと、むしろ怪訝な顔をする。まあ、私も外国に行けば同じような感じだったから、分からなくもない。

宋さんは一時帰国し、東京に移り住んでも私たちのところで勉強したいという。
往復の電車賃や移動時間を考えると無理があるようにも思う。大概は引っ越し先の街に同じようなボランティアがないか調べてあげるのが通常。それでも、そういってくれることに心から感謝する。
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午前中こまごまとした用事を済ませ、昼頃家を脱出。
今日は26℃にもなるという。そろそろ冬物をしまわないとなあ。
途中で弁当を買ってマリーナへ。
黄旗が揚がっているは、風が強いから気をつけろの意。私は端から乗ろうという気がない。
深夜ご帰宅の息子のせいでリルも私も寝不足気味。今日はゆっくり休養したい。たまにはボケーっとする安息日も必要だ。
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 気持ちいい天気だね。

とにかくはコクピットで昼食。
今日のマリーナにはたくさんのオーナーが来ていた。だいたい気温が20℃を越え始めると冬眠していたオーナーたちが活動を開始する。
多くはメンテで、風が強いから出ていく人は皆無だ。それでも、あちこちのバースに人が動く姿を見ると、いよいよ本格的なシーズン到来という感じがする。
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  マット類の天日干し。

キャビンのマットやシートを乾しながら、その上に横になる。インストルメンタルの軽い音楽を聴きながら、自由にいろんなことを考える。
「思索」などという大そうなものではない。思い浮かぶものを一つ一つ考える。思いつくまま対処方法や前後策を練る。或いは筋道を立てていく。こんなことが私には必要だ。
それにしても実に気持ちがいい天気とフネの揺れ。
リルは私の横で惰眠を貪っている。その安心しきって寝ている姿も愛おしい。
そのうち私も眠くなる…
が、それもまたもったいない。寝るだけなら家にいてもできる。
こんなすがすがしい陽気なのだ。
で、書棚から一冊の本を取り出す。
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 「ツバメの谷」

この本を最初に読んだ頃のことが蘇る。
小学校6年生だった。
本を読む前から走馬灯のようにその頃のことが浮かんでくる。
この本を買った時の感動も、ワクワクして表紙を開いた時のことも。
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あれから50年。
長い年月を経てきたと思う。
でも、あまり成長してないな。未だワクワクして読んでるからなあ。







床屋に行ったり、買い物をしたり、洗車&ワックスなどをしていたら少し間が空いてしまった。
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 出ちゃいけないんだよ。

この三日ほど好天に恵まれたが、風だけはやたらと強く、その分帆走の諦めもついたが、昨日だけは穏やかなお日和だっただけにマリーナに行きたかった。
まあ、実家のこともあるけれど、前回メンテで元の木阿弥になったインペラからの漏水もある。とにかくまずは修理をしないとどうにもならない。
で、エンジンジンク(防食亜鉛)の交換も一緒にインペラパッキンの交換をすることにし、今日は早めにマリーナへ。
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 今日も頑張るぞ! オーッ!

前回最悪の結果になったインペラパッキン。ひらひらと落ちて汚水にはまり、取り出そうとして折り曲げてしまった。苦肉の策で目地補修用のシリコンを塗ってきたが…
で、真っ先にエンジンを回してみると_ む?全然漏れてこない。
なんだ? 海水ポンプが異常か?
スタンに回って排水を見る。
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 まったく異常なし。

30分ほど少し回転を上げて様子を見たが、
一滴も落ちてこない!
作戦成功か。

で、今日のメイン手なんす。ジンク交換。
さすがに4回目となると、要領がよくなっているから、少し順を追ってどんな作業か紹介してみよう。
興味ない人はここから先は読むに及ばず。

まず用意するもの。
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 1GMのジンク三点セット。

右にあるのはホームセンターで仕入れた「杭」。この木の棒が命運を分ける。
道具としては10ミリ、12ミリ径のラチェットレンチやメガネレンチ等。あと、錆取りね。
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できるだけ小さいものを使う。左のラチェットレンチは10と12㎜径の優れもの。

では手順。
①オルタネーターを外す。
 2本のボルトを抜くだけだが、結構きつく締めてあるので一番力を入れるところ。
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右下から緩める。力はいるけれど、このエンジンではレンチがちゃんと使える一番楽な作業。
オルタネーターの重みで、抜けにくいが最後までボルト・ナット(径12mm)を回し続ける。
私の場合、件の「杭」をテコにしてオルタネーターがすぐ下に落ち込まないように支える。これが一番早くて楽。
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同様に左上のボルトを外す。こちらのボルトは細長い。左右でナット位置が逆だが、構造上そうならざるを得ない。
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 左上のボルト。ボルトを回すだけでも十分とれるがナットが最後落ちないように。

ボルトを外すと当然オルタネーターが外れる。Vベルトも外し、本体は電気コードが付いているので作業の邪魔にならないように右側に捨て置く。
この時、Vベルトを確認。亀裂や傷がないかを確かめる。
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 250時間で替えろとなっているVベルト。私は2年に1度の定期交換。

②ジンクを取り出す
 本来ならオルタネーターを外さないでジンク交換したいところ。でも、オルタネーターの陰に隠れているから大人の手では無理。この厄介者のオルタネーターを外すと否が応でも目立つ楕円の金属カバー。ネジが3本ついている。
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 だいたい塩の結晶が付いている。

このジンクカバーの両サイドのネジ(径10mm)を回してカバーごと取り外す。
真ん中のネジにはジンクが付いているので、そのままにしておく。これを回すとジンクがの残骸がエンジン内に落ちる。
ジンクは脆いのでジンクカバーを外すときはそっと。
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 カバーを取ったところ。

ジンクを取り外した後は、固着したパッキンを剥がし、ジンク穴周辺の汚れを取る。固まった塩はお湯を使うとあっさりとれる。それでもだめならヤスリを使う。
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 パッキン(ガスケット)を外す。

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 左は新品の防食亜鉛。これでもまだ形が残っているほうだ。

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一応半分くらいになったら交換ということになっている。いつ点検するんだ?

カバーと一体になったジンクを回し抜く。手元で作業できることが嬉しい。

③ジンクをセットする。
 これからは逆順。ジンクにゴムパッキンをつけてカバーに差仕入れるところから始まるわけだが、見逃しちゃいけないことがある。
ナットやボルトの錆取り。
錆取り剤を塗布し、しばらく待ってからウェスで拭くと蘇る。ナットは角が摩耗してることが多く、せめて3回に一度くらいは新しいものに交換したい。
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で、後は元に戻すだけ。
③オルターネーターを取り付け、Vベルトをセットする。
 オルターネーターの取り付けまでは難しくない。問題はVベルトの張り。
下のように最後のボルトナットをつける前にVベルトをプーリーに差し入れる。
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この状態から渋いオルタネーターのボルト・ナットを軽く締め、オルタネーターを持ち上げてVベルトをピンと張らなければならない。ベルトのたわみは1cm以下に抑える。
で、また「杭」の登場。
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ジンクの下の下の方に杭をあてがい(杭なので先が尖っている)、テコの応用でオルタネーターを持ち上げつつ、ボルトを回す。
あれこれ試した結果、私の場合次のような状態が一番楽に取り付けられることが分かった。
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自撮りしてるから変な感じだが、当然右利きの私は右手でレンチを回す。まあ、簡単に言えば肩で「杭」を担ぎながらボルトを回すわけだ。

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 で、終了。

ここで試しにエンジン始動。15分ほど様子を見る。たわみなし。水漏れ等なし。よっしゃ、OK!
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  リルは何故か興味深そうに黙って見てる。

最初ジンクを交換したときは3時間くらいかかった。翌年2時間。去年は1時間ほど。
道具もそろって要領を得た今年は40分弱。習うより慣れろっていう感じだ。
インペラといい、ジンクといい、予定したメンテが早く終わってしまったので、お利口さんだったリルの散歩がてらマックで昼食。
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   バンズからはみ出たチーズを狙っている。

午後からフネに戻って、本当にインペラ周辺から水漏れがないかを確かめる。(にわかには信じがたい)
30分ほどエンジンを回してみたが水のみの字も漏ってこない。
Vベルトの様子も見る必要があるから取り敢えずマリーナ内を試走(機走)。
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なにしろ図工2だから、自分の腕に自信がない。
だいたい早く終わりすぎだ。
今日はマリーナも定休でスタッフもいないから、いざとなったら拡声器で助けを呼ぶしかない。
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でも、オイル交換もしたし、エンジン音はいたって好調だし、排水もしっかりできてるし、なにより快晴、弱風、波少なしで、お昼も食べたしね。
で、結局マリーナを出て根岸沖へ。
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 ヨットは皆無。独り占め気分。

今日は最高気温19℃。陸でもそうだが、このくらいが一番気持ちいい。
本牧沖までぐるっと機走を楽しむ。
フネは浮いて走ってなんぼやなあ。
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 なんか眠くなってくるよ。

小1時間ほど試走してバースに戻り、エンジンルームを点検。
一滴の水も認めず。

腰が痛いから帰るかあ。
足漕ぎクルーザーでもいいんだけどなあ。





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