D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

2018年06月

長袖やカーディガンを引っ張り出してきて、この数日の”寒さ”をしのいでいる。
私は六月の雨が好きだ。(豪雨でなければだが)日中は長く、そして涼しい。なにより恵みの雨だ。
この季節、どれだけ降るかが夏の飲料水や農作物の収穫に影響する。言わば命の水。
よく外国人から日本は””rainy seazon”かと訊かれるが、私はあえて「梅雨」と言っている。似てるようでそのニュアンスが全然違うように思う。自然の恵みなのだと教えると皆納得する。
私の隣で異を唱える奴が一匹いるが…
タンとリル
 リルの友達、タン。

いつもこの時期はふらっと出かけるが、今年はいろんな制約が多くてなかなか出かけられない。
昨日、たまたま昼近くに父から電話で「午後は老人会のカラオケに行く」という連絡が入ったので、リルを連れてドライブ。もっと、早く言ってよ~
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 どこ行くの?

最初どこ行くあてもなく走っていたが、昼にラーメンを食べたところが町田辺りだったので、そのまま東名に乗って中井秦野インターまで。雨は小ぶりで時々止む。
ここまで来たら湘南の海を見ようと西湘バイパスまで南下し、結局すいすい熱海までくるとなんとなく伊豆に足を延ばしたくなった。
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 熱海

宇佐美、伊東を過ぎたら時々薄日が差す場所も出てきた。
最初はキョロキョロと左右の車窓を見ていたリルもいい加減飽きてきたようなので、誰も見向きもしない休憩所に停まってリルと散歩。
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 よく知らないところだよ。

結局いつもの帆走と同じく、時間でUターンすることにして15時まで南下した。
で、東伊豆までやってきてしまった。
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 ここどこ? 知らないよ。

戻りながら、ターホーの職場が近いことに気づいて大室山へ。
ホテルの前まで来て、この時間はチェックイン客で混みあうんだったと思い出し、邪魔しても悪いと会わずに帰る。
遠笠山道路から伊豆スカイラインに入ろうと登っていったらだんだん霧が深くなる。
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そのうち視界が5mもなくなったので、逆戻り。
こんな日は山は煙るんだったなあ。
元来た道をたどりながら、時々休憩。っていうか、リルの散歩。
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 おフネあるよ。

家に戻ったのは19時半。
それほど雨に濡れたわけじゃないけれど、いかんせん寒かった。それに腰が痛い。
まあ、気ままなドライブだから、何がどうしたというわけじゃない。気分の問題。
ヨットもそうだが、こういう狭い個室空間ほど何かを考えるには最適だ。


今日は「ボランティアに興味があるので参加したい」という女性からメールが入る。
高齢化が進む私たちNPOにとってもありがたい。
日本語教員免許はもちろん、その手の通信教育や講座は受けたこともないというから見学に来たら「無理」だと思うかもしれない。
日本語学習が私たちのボランティア団体のモットー、異文化交流や日本文化紹介のサロン的ボランティアとは趣旨が異なる。外国人と仲良くなりたいという感じではない。
その方は学生時代から国際交流やボランティアに興味があり、現在は多少の英語を使う仕事をしているという。
ボランティアにとって大事なのは資格じゃない。その熱意と誠実さだ。
「暇だから」とか「仕事を辞めたので」という方には、市や区が行っている入門講座を受けてからご連絡ください。と、やんわりご遠慮いただいている。6回ほどの入門講座を受けた人の大半は「無理」だと思うらしく、見学にも来ない。
私にも後継を育てなければという危機感はある。場合によっては外国人なみに教えなくてはならないだろう。でも、仕事をしながらでもボランティアをやりたいという彼女の熱意を買う。久しぶりの希望者だから大事にしていきたい。
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併せて今日来日した台湾の許さんからメール。
19日(火)にお昼を一緒にすることになった。火曜は”母と過ごせば”の日、
せっかく台湾から遊びに来て私に会いたいと言ってくれる許さんには申し訳ないが、14時までならと条件を付けた。
で、エンドウやタニ公とはお預け状態。雨が続くのでリルも一緒。



歴史的なショーとなった米朝首脳会談。
共同声明も米大統領の記者会見も、期待をはるかに裏切る形となった。
長年に亘って米朝二か国協議を熱望していた北朝鮮からすると、”足を引っ張られることなく”そのトップ会談が開かれただけでも御の字なのに「体制保障」の文言まで共同宣言に盛り込めたのは”100%”の出来。
朝鮮戦争の終結宣言はおろか”検証可能で不可逆的な”核廃棄”は期限さえ決まらず、曖昧な表現であるにもかかわらず、米大統領は記者会見で米韓軍事演習の中止どころか在韓米軍の撤退まで匂わせていた。それも「金がかかりすぎる」という理由だ。 朝鮮半島の非核化は北朝鮮にとって米軍の核を遠ざけることに他ならない。これはもう願ったりかなったりだろう。
拉致問題は提起されたが、文字として残せず、日朝間の問題だからあとは日本がやってくれという感じだ。拉致問題の解決と引き換えに戦後補償の賠償金を要求されるだろう。
この間、世界中のメディアはシンガポールで歓待される金委員長の笑顔や、夜間飯も食わずに外出してサプライズ視察をした金委員長を大々的に取り上げて、好感度アップに協力した。冷酷非情な独裁者の顔はそこになかった。見事なまでの演出だった。
これで段階的に経済制裁が解かれ韓国や日本から経済支援が転がり込んでくれば、北朝鮮の悲願達成だ。すべて計画通り。日程を終えて満面の笑みを湛えた北の領袖は満足気だった。

どんな結果にせよ、対話で解決する方向は好ましい。対話と相互譲歩は問題解決の必須要件だということもわかるが…
米大統領が敢えて強調するように、この会談が事の始まりであることを願う。「またか」という危惧が払しょくされるような展開を見せてほしい。

リルとマリーナへ出かけたのは16時過ぎ。台風一過でよく晴れ上がり、28℃という気温の割には湿度も低く、海では北風が吹き始めていた。
ところが、フネに着いた辺りから雷雲がわき始め、あっという間に気温が下がる。
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 いやーな予感。

遠雷がかすかに聞こえる。
一方、横須賀方面は雲一つなく快晴。ここがちょうど境だ。
台風北上の週末は調べ物があって、ほとんど机にかじりついていたからせめて今ぐらい降らないでほしいと思っていた。
幸い上層の雲の流れが速く、しばらくすると陽が射しこんできたのでコクピットでリルとゴロゴロする。エンジンさえ動かさなかった。
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 涼しいよなあ。

考えることがたくさんある。調べることもたくさんある。そのくせどんどんと予定が入る。
ここにきていろんな計画を中止にしている。自身の長期計画も延期と言うか、断念せざるを得なくなった。また夢がポケットから滑り落ちた。
それが妙に堪えている。当面の目標を見失った。
自分のライフプランを練り直さなければいけない。適当に生きてるようだが、今はちょっと足踏み状態。元気が湧いてこない。
こんな時こそ自分が動いて沈殿した日常を払しょくすることが肝要。受け身でいるとろくなことがない。
で、学友タニ公に電話。近々会うことになった。夜に会えるのは彼ぐらいだ。
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 斜陽です。さようか。

陽が落ちた18時過ぎにはむしろ寒いくらいだった。

昨日も恐怖の歯科医でたっぷり1時間。これが昼の12:20からだから、当然昼食は13:30過ぎ。家に帰ると一日棒に振ったような気になる。なんだか嫌がらせのようだよなあ。で、次回が3週間後。やる気あんのか?
こんな日はリルの散歩がメインになる。
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 ここに道があるよ。

今朝は息子がグダグダ寝ていたので、午後からパターンの学校かと思いきや、リルと散歩している間に飯も食わずに出て行った。寝坊か。
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 今日もいっぱい散歩するかな?

それにしてもこの数日蒸し暑い。とうとう梅雨入りらしい。
暑くなるといつも考えるのがリルの避暑。
多少の暑さは耐えられるが、とてもじゃないが日中のアスファルト道路など歩かすことなどできようもない。
最近はペットショップなどで犬用の靴を打ってたりするが、実用的と言うよりも擬人化しすぎてるような気もする。
夜散歩、せめて芝で、できるなら涼しい場所でリルを遊ばせたい。
でもなあ、ロングドライブはこっちの腰が持ちそうにないしなあ…手軽に行くなら箱根かなあ。

実家から直接マリーナへ行く。
父の具合は随分よくなった。で、心臓や肺の検査を一度してもらうことになった。
この時期は雨さえ降らなければ夕方は過ごしやすい。海なら道路の照り返しやこもった熱がない分より爽快。
風が強くて赤旗が出ていたけれど、15時半を回ってからだから端からフネを動かす気はない。
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 今日は乗らないよ。

風が強い分、係留しているフネのコクピットは涼やかだ。それに人影もない。
リルと寝そべりながら、いろんなことを思うに任せて考える。勿論、どれも具体的な解決策は出てこないが、それでも角度を変えて考えてみることは必要だ。選択肢を一つずつ減らして結論に至る過程の作業と言ってもいい。
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 寝ころびながら見ているマストの森。

小さくて古いフネだけど、こんな空間を持てるのは幸せだな。
リルと二人で涼しさを満喫できるのも幸せだ。
両親が健在でいるのも、愚息がまだ家にいるのもそうだ。
とかなんとか、今が人生で一番いい時期なんじゃないかとさえ思えてくるのだった。
と、考えるのはやめて動きたくなってくる。
おもむろにエンジンを動かして点検。小1時間ほどアイドリングしていた。
係留中のエンジン音は結構響く。でも、今日はこの老エンジンの音が妙に心地よい。
お前に負けず頑張るよ。
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 そろそろ帰るぞ。

18時を回って陽が傾き始め、半袖にはむしろ肌寒く感じるような南西の風を惜しみつつマリーナを後にした。

C'est la vie !




昨日は午後にガスの点検があるから、ちゃんと対応するようにと申し渡された。
セーリング日和ではあったけれど、一昨日フネに乗ったせいか腰の痛みが引かず、体もこわばった感じだったのでちょうどいい休養だな。
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で、医療費の還付請求だの同窓会の欠席通知だのと、どうでもいい事務的な作業をこなし、リルと散歩していた。
梅雨前の湿度たっぷりの快晴は、さすがに汗ばむ。
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 勝手に先走るな。

午後は家事に勤しむ。各部屋の扇風機を取り出し、家中をスチームがけしてたら余計腰が痛くなった。これならフネでのんびりしてる方が良かった…
ガス点検はものの5分で終わり。こんなもののために一日を無駄にしたか。
すでに3時を回っており、今更マリーナへ行ってもなあと腰が痛くて動けない事の言い訳材料にする。
妙な汗をかいたので夕方までゴロゴロしていた。
リルもガス点検員にありったけの無駄吠えを浴びせて私に叱られたので、横でしゅんとなっていた。
夕方散歩。
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 これが梅雨前最後の夕焼けか。

今朝、腰が痛くてなかなか起き上がれない。こいつはいよいよまずい状態になってきた。
医者は大嫌いだがかくなる上は是非もなし。隣駅の整形外科に行く。
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腰痛の85%近くは骨とは無関係だという事は知っている。それでも万が一ということもある。
1時間ほど待たされて、レントゲンを撮ってもらう。
結果、骨棘が少々あるものの椎間板とかには異常は認めず。
だいたい整形外科なんてこんなもんだ。
世に多くの痛みを抱えている人たちがいて、そのほとんどが原因不明の烙印を押される。うっかりするとギックリ腰さえ背骨とは無関係だからと痛み止めと湿布薬で帰される。
まあ、骨には異常がないことだけは分かった。

昼近くになっていたので、ボランティア後に行っている中華屋さんでランチ。
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 白身魚の甘酢あんかけ これに杏仁豆腐がつく。

明日もそうみたいだが、ここのところ水曜に限って雨が降る。我が家から教室のある施設までは通常ミニバイク。雨の日は車で、終了後にサポーターの人たちを家の近くまで送ってあげるのでこの中華屋さんには来られない。毎週必ず食べているこの店だから、2週も空くとアヘン患者のように食べたくなる。

それから、地元商店街でちょっとお買い物。
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本日は”母と過ごせば”の日。ついでに、おやつのイチゴ大福を買う。
最近は、「火曜お菓子の日」になりつつあり、なんか期待されてる節がある。
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いつも2時ごろ実家に行くので、まだ時間がある。
骨じゃないなら整体でも行くか。
が、よくよく考えてみると午後1時に診てくれる整骨院はないわけで、トボトボ商店街を歩き捜していたら「ただいま受付可能です」の貼り紙。逃げ込むように中へ入る。
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受付の人に呼ばれて出てきた施術者、どう見ても御年七十はゆうに超えている。っていうか、80近い。
いやあ、まずいとこ入ったなあ。まあ、なにもしないよりはましかあ。
などと期待薄だったが、いざ肩もみを始めるや否や、すごい圧迫力。
指圧してるこの老人がすごいのか、私の体がひどいのか。
リラクゼーションを謳ったこのお店、半端ないシゴキ。首周りを揉まれた時は逃げ出そうかと思った。
でも、45分一度も手を抜かずしっかりと揉んでくれた。
「この道40年。今でも毎日鉄アレーで鍛えてますから」
なんか自分がみじめに思えた。

母は相変わらずだ。この蒸暑い日に窓も開けず、くるぶしがすっぽり収まるボア付きのスリッパを履いている。実家に行くとまず窓を開けて空気を入れるところから始まる。
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 オマエ、なに寛いでるんだよ。少しは手伝え!

買ってきたイチゴ大福を食べようと手を洗いに行くと、洗濯籠には洗濯機から取り出されたばかりの衣類がある。まるっきり洗濯したのを忘れている。
「洗濯物干してないよ」
「干そうと思ったら、乾いてなかったのよ」と、意味不明。
要は昨日の(かどうかも怪しい)洗濯物を干しっぱなしで取り込んでないので、干せる場所がないのだ。干してある洗濯物を今朝洗ったものと思い込んでるらしい。パリパリに乾いていた。
ずっとこんな調子。
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 実家の紫陽花

家に戻って夕飯後、薬を飲んだか家内が電話で確認する。
「イチゴ大福、おいしかったですか?」
「そんなの食べてない」
私が持って行ったやつだと伝えると、母は私など来ていない、愚息の友達らしい高校生が3人くらい来ていたと言う。とうとう妄想まで入ってきたか。

このままだと、療養日記か介護日誌になりそうだから、そろそろこのブログも閉じるかな。



少々お疲れ気味だ。
ここのところあまり具合もよくない。
まともに風と戯れる時間も持てなくなってきた。極楽とんぼ生活はどこへ行ったんだ?
今朝は絶対マリーナに行くつもりで早起きしたおかげで、睡眠時間は5時間にも満たなかった。
それにしても快晴。余計な事は考えずにリルと繰り出す。
こんな日に限ってベタ。
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 暑いねえ。

日曜日にフネに乗るのは久しぶりだ。たくさんのヨットやボートが出ている。マリーナも賑やかだ。
これでアウトレットが開店する時間になればYBMは大賑わいだろうな。
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風は南東2m/s。波なし。皆さん止まったように漂っているが、時折レース仕様のクルーザーが微風にかかわらず滑るように走り抜けていく。さすがだねえ。
そういえば、スクラッチレースが今月半ばだったっけ。だから、こんなにたくさんいるのかあ。

そんなこととは無関係なお気楽派の人たちは、くるくると振れる風向きに必死の抵抗。
こんな時は主風に合わせるよりもセイルを少し開き気味にして柔らかく乗るのがいい。
ヒールをつけて、曳波の揺れに惑わされることなく、ゆったりと風に合わせる。
って、いつの間にか一緒に出たフネを引き離してしまったから、あとはのんびり。
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 ヒール作ってるよ。 そっちが日陰なだけだろ!

やっとせわしい陸を抜け出せたっていう感じ。
あれもこれもと忙しくなってきた近頃。自分の時間を作れなくなってきた。余裕がないと気分もすさぶ。
いつもならこの梅雨時は興味ある場所へ一人ドライブ旅行している。雨は嫌いじゃないし、梅雨時は道も空いている。雨にしろ曇りにしろ、日光を遮ってくれるので過ごしやすいし、なにより昼の時間が長い。本当なら電車やバスにすっと乗って、気ままな一人旅がしたいところだが。

ブログ仲間のカンチャンさんに触発されたので、奈良の飛鳥路を資料片手に回りたかったが、今年はどうやら難しいなあ。いいなあ、一人旅。”遠くへ行きたい”なあ。

などと、ティラー片手にポケーっと考えているわけである。
と、いつの間にか風が東に振れており、釣り船の軍団に向かっていたのでタック。
場面が転換して飛び込んできた巨大な船。
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自衛隊が誇る「いずも」だ。
そういえば昨日は開港祭で、大桟橋でヘリ空母「いずも」の一般公開があったんだった。イベントを終えて横須賀基地に帰るところだろう。
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米艦ロナルド・レーガンなどの空母には及ばないが、こいつは立派な軽空母。ヘリ仕様だがハリヤーのような戦闘機なら十分搭載可能。
東京湾のイベントとはいえ、護衛艦なしに単独で走ることは滅多にない。不思議な光景だった。

この時点で風が止む。昼も近くなって暑さが増してきた。こんな日はリルにとってきつい。
エンジンかけてゆっくりUターン。オニギリも持ってないし、午後は用事があるしね。
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マリーナ近くでセイルを下ろしていると、ミス・リーからメール。
マリーナに来てるらしい。ピンドルが届いたって?
ラダーのピンドルが割れて、アメリカからお取り寄せになったのっていつの話だっけ?去年の秋ごろだったような…
えーっ、半年以上乗ってないの?

マリーナに戻って月照号のバースに向かうと、折よく”大佐”が歩いてきたところだった。
渡したいものがあるから、非常桟橋に着けてくれと言っている。ミス・リーも駆けつける。
で、舫うことなくミス・リーから手渡されたものがこれ。
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 雑誌?

自バースに戻って、袋を開けると紅茶が2缶。
私が紅茶好きなの知ってたっけ?でも、お湯沸かして飲みたいっていうほど涼しい日じゃないよなあ。
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雑誌のようなものを見ると、真ん中辺に栞が挟んである。
ここを見ろってことか。
で、そのページを開くと、
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 ご本読んでくれるの?

ランサムの特集記事がたくさん載っていた。和訳の本文まで載っている。
なんだ、なんだ。
フネ洗いもそっちのけで、ページをめくっていると、この挿絵に遭遇する。
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 左:ディックがベックフットに自転車で駆け下りていくシーン。

私が初めて出合ったランサムの本、岩波少年文庫の「ツバメ号の伝書鳩」の1シーン。このランサム直筆の挿絵は私が一番好きなものだ。
生い茂る木立の中、でこぼことした山道をディックが一心不乱に駆け下りていく。

この挿絵を見ていたら、なんだか目頭が熱くなってきた。いるべき世界に戻された。
こんなに肩の力が抜けた瞬間はいままでなかったんじゃないだろうか。
もやもやとした頭の中を一陣の涼風が吹き抜けた感じだった。
微熱も空咳も腰の痛みもみんな消えていくようだった。
ありがとう、ミス・リー。グッドタイミングでした。
これは片手間に読むべきではないと、さっさとフネの書棚に置き、フネ洗いしてマリーナを出た。

昼食はコンビニ駐車場で冷やし中華などを食べる。実家には2時までには行くと言って出てきたから、これが一番手っ取り早い。そのままリルと実家へ。
日曜は実家分の買い物。醤油だのみそだのといった嵩張ると重くなるものを買う。スーパーで買っても親たちが持って帰れないからだ。そうでなくとも、実家はサラダ油が何本もたまっていたり、洗濯用洗剤が5年分くらいあったりする。母が毎日買ってきてしまうのだ。

家に帰る頃にはどっと疲れが出て死んでいた。
ミス・リーのメールを見たのはその時。
紅茶は英国人の船長が日本に来た時もらったものだという。わざわざコーンウォールから持ってきてくれたものだけれど、半年くらい前だから味は保証の限りではないとのこと。
雑誌はいつか私にみてもらおうと、ずっとその機会を待っていたとのこと。併せて、古いものだから返却不要とのこと。
今の私に一番必要なものだった。
私の近況を思いやってくれる彼女の優しい心遣いに胸打たれた。

雨の日にでもフネに行って、じっくり読むかな。






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