先ほど息子が山形から帰った。一月半の地域実習を終え、土産をたくさん持って帰ってきた。
「服とか、長靴とかはどうした?」
「明日料金着払いで着く」
明日は早速学校に行って、学祭の準備をするらしい。って、誰が着払いを払うのよ。
リルは大喜び、長い間いなかったからすでに死んだと思っていたかもしれない。死者が生き返ったがごとくピョンピョン跳ねていた。
息子の土産には私が今食べられないものもあるが、前回送られたきた農産物やハチミツと違い、力餅や梅紫蘇巻き、リンゴジュースなどの加工食品が多かった。
私は紫蘇があまり好きではない。梅干しもはちみつ漬けしか食べない。小さい頃水戸の親戚で食わされた「水戸の梅」という白あんを赤紫蘇でまいた菓子、あれが元で嫌いになった。酸っぱい葉っぱを食ってるようで子供には美味くない。それをたくさん勧められるから無理矢理食べていたが、おばさんの見えないところでその紫蘇をむしり取り中の白あんだけ食べていた。今、そんなものを食べたらきっとアナフィラキシーを起こすだろう。
「これ、お父さんが嫌いなやつじゃない」と家内。
「それ、お婆ちゃん用」
そうか、母は紫蘇が好きだからなあ。よく覚えていたな。あんなものは食いたいやつが食えばいい。
その母の様子見をしてから昼下がりにリルとマリーナへ行く。
それにしても、実家の冷蔵庫を見るとがっかりする。細かなことは書くに能わず。まあ、いつもと同じだが、食品廃棄の権化みたいになってきた。リルも無用に廃棄される食品を見て唖然としている。
で、気分転換だ。
ステロイドの軟膏は使いすぎるとよくないが、結局もう一月も使っている。
発疹や湿疹などはほとんどなくなったから、もうやめようと思う。なにしろ副作用が強い。
朝晩塗りたくっているから皮膚呼吸ができないんじゃないかなあ、起きても怠い。
今日はおやつ食べるよ。
マリーナでは大型クルーザーが居並ぶポンツーンの改修工事が始まった。豪華なクルーザーが居場所を変更されている。YBM中央がすっぽりなくなった感じだ。この中央部分はアウトレットからも目に入る、いわばYBMの広告塔だから、アウトレットの改修に合わせて工事に入ったのだろう。
そのアウトレットも3階建ての概要が見えてきた。
今日はみんないないよ。
本日はマリーナ定休日。今まで火曜のみが定休日だったが、冬季は水曜を含めた連日が定休となるらしい。まあ、静かでいいけど、水曜はどちらにしろボランティア準備で乗れないからなあ。
乗るには遅い時間だが、私はリルとコクピットにいるだけで満足する。
おやつもオニギリだが、キャビンのマットを虫干しと称しベッド代わりにコクピットに敷き、そこに寝そべってユラユラ空を見てるだけで気持ちが落ち着く。
今日はランサムの事を考えていた。
「なぜ本を書く気になったんだろう?」
スリッパのお礼? それは表面的な理由。もちろん大きな動機ではあったろうが、あの時代に親戚でもない子供のためにあれだけの長編を40歳にして書くことはないだろう。それはきっかけにすぎない。
あらためて長考し、自分なりのある結論を得た。それはあの不可解な地図に合致した。
学生だったら一つ一つ検証して論文の一つも出せるなあ。
まあ、そんなことはどうでもいいか。こうやって、何かを考えるのは好きだ。
不可侵条約を結ばないと、侵略される。
日が傾くと、せっかく来たのだから何かしようと思い始める。
大雨や台風で流された油分を補うために、シリコンスプレーをブロック類に施す。シリコンやグリスを塗らないとフネも塩害にさらされる。せめて毎月1回くらいはブロック類のメンテをしたい。
マリントイレもきれいにした。トイレの神様が喜んだことだろう。
今日はエンジンすら動かさなかったが、それなりに満足感があった。
痒くもなかったし、発疹も出なかった。へぼな薬よりリラックスが一番だな。
「服とか、長靴とかはどうした?」
「明日料金着払いで着く」
明日は早速学校に行って、学祭の準備をするらしい。って、誰が着払いを払うのよ。
リルは大喜び、長い間いなかったからすでに死んだと思っていたかもしれない。死者が生き返ったがごとくピョンピョン跳ねていた。
息子の土産には私が今食べられないものもあるが、前回送られたきた農産物やハチミツと違い、力餅や梅紫蘇巻き、リンゴジュースなどの加工食品が多かった。
私は紫蘇があまり好きではない。梅干しもはちみつ漬けしか食べない。小さい頃水戸の親戚で食わされた「水戸の梅」という白あんを赤紫蘇でまいた菓子、あれが元で嫌いになった。酸っぱい葉っぱを食ってるようで子供には美味くない。それをたくさん勧められるから無理矢理食べていたが、おばさんの見えないところでその紫蘇をむしり取り中の白あんだけ食べていた。今、そんなものを食べたらきっとアナフィラキシーを起こすだろう。
「これ、お父さんが嫌いなやつじゃない」と家内。
「それ、お婆ちゃん用」
そうか、母は紫蘇が好きだからなあ。よく覚えていたな。あんなものは食いたいやつが食えばいい。
その母の様子見をしてから昼下がりにリルとマリーナへ行く。
それにしても、実家の冷蔵庫を見るとがっかりする。細かなことは書くに能わず。まあ、いつもと同じだが、食品廃棄の権化みたいになってきた。リルも無用に廃棄される食品を見て唖然としている。
で、気分転換だ。
ステロイドの軟膏は使いすぎるとよくないが、結局もう一月も使っている。
発疹や湿疹などはほとんどなくなったから、もうやめようと思う。なにしろ副作用が強い。
朝晩塗りたくっているから皮膚呼吸ができないんじゃないかなあ、起きても怠い。
今日はおやつ食べるよ。
マリーナでは大型クルーザーが居並ぶポンツーンの改修工事が始まった。豪華なクルーザーが居場所を変更されている。YBM中央がすっぽりなくなった感じだ。この中央部分はアウトレットからも目に入る、いわばYBMの広告塔だから、アウトレットの改修に合わせて工事に入ったのだろう。
そのアウトレットも3階建ての概要が見えてきた。
今日はみんないないよ。
本日はマリーナ定休日。今まで火曜のみが定休日だったが、冬季は水曜を含めた連日が定休となるらしい。まあ、静かでいいけど、水曜はどちらにしろボランティア準備で乗れないからなあ。
乗るには遅い時間だが、私はリルとコクピットにいるだけで満足する。
おやつもオニギリだが、キャビンのマットを虫干しと称しベッド代わりにコクピットに敷き、そこに寝そべってユラユラ空を見てるだけで気持ちが落ち着く。
今日はランサムの事を考えていた。
「なぜ本を書く気になったんだろう?」
スリッパのお礼? それは表面的な理由。もちろん大きな動機ではあったろうが、あの時代に親戚でもない子供のためにあれだけの長編を40歳にして書くことはないだろう。それはきっかけにすぎない。
あらためて長考し、自分なりのある結論を得た。それはあの不可解な地図に合致した。
学生だったら一つ一つ検証して論文の一つも出せるなあ。
まあ、そんなことはどうでもいいか。こうやって、何かを考えるのは好きだ。
不可侵条約を結ばないと、侵略される。
日が傾くと、せっかく来たのだから何かしようと思い始める。
大雨や台風で流された油分を補うために、シリコンスプレーをブロック類に施す。シリコンやグリスを塗らないとフネも塩害にさらされる。せめて毎月1回くらいはブロック類のメンテをしたい。
マリントイレもきれいにした。トイレの神様が喜んだことだろう。
今日はエンジンすら動かさなかったが、それなりに満足感があった。
痒くもなかったし、発疹も出なかった。へぼな薬よりリラックスが一番だな。