2017.7.11  晴れ 31℃

毎夜の熱帯夜が続いている。
さすがにエアコンをかけて寝ることはないが、なんだか寝た気がしない。
マンションの人たちはやっぱり夜もエアコンが必要なんだろうなあ。

昨年も日程が合わず、恒例のファミリーキャンプに息子は参加できなかったが、今年もなかなか家族の調整がつかず、どうしようかと思っていた。
桧原湖の雲

私も年々長距離運転が疲れるようになってきたし、お盆時期の大渋滞はリルにとって苦痛以外のなにものでもない。
とはいえ、そのリルにとって爽やかな高原の避暑はとても大切なこと。涼しい場所で思い切り走り回らせてやりたい。
リルと二人で出かけようかと思っていたが、そうなるとサービスエリアでの休憩が休憩にならない。
休憩の度にリルとドッグランで走り回らねばならぬ。
最悪、富士五湖かなあとも考えていたところ。実際この先桧原湖へいつまで行けるか分からないしね。

昨夜、息子と密談してお盆の真っ只中に行くルートを考え、8/16の出発で8/19の帰宅ということで一応双方の了解になった。息子に免許取らせたのはこのためだ。
朝焼けの大島

またバンガローにするしかないが、最近はそのバンガローでさえきつく感じる。1泊ならテントでもいいが、3泊ともなるとコテージが欲しくなる。なんとも情けない。
むー、贅沢は敵だ!
 若い頃は北アルプスを縦走しながら石だらけのテン場に寝ていたし、三陸や北海道をテント背負って徒歩旅行もしてた。だから桧原湖の芝生のテント場はむしろとても快適で、アダチ君と1週間くらい当たり前に居座っていたものだ。
と言いつつ、この10年はテントすら張ってないな。
それに、牧場キャンプ場にはコテージがない。30年前とあまり変わらない古ぼけたバンガローが4棟あるのみ。

勿論裏磐梯には星野リゾートもあれば、こじゃれたペンションや豪華なコテージもある。
それでも牧場キャンプ場を離れない理由は三つ。
①誰も来ないのでリルをノーリードで芝生の中を走らせることができる。
②カヌーやディンギーを出せる浜がある。
③オーナーとは2代にわたって付き合いがあり家族同然だ。
尤も、今はカヌーもディンギーも持ってないが…
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  キャンプ好きだよ。

そもそも、なんで桧原湖なのかといえば、単に英国の湖水地方にそっくりだからで、その湖水地方はランサムファンの聖地だからなのだ。
湖ならどこでもいいというわけではない。この愚かなこだわりにこそ、少年の日の夢が詰まっている訳で、私が生涯ランサムのファンであるという証なのだ。夢の原点と言ってもいい。
本場の湖水地方を訪れるまでは、ランサムの物語ではこの地をいつも思い浮かべていたし、実際湖水地方に行ってその目で実物を眺めた時もとてもよく似ていると実感したのだった。そして、本場の湖水地方を見てからこの桧原湖参りが始まったわけだ。それから英国へは3度行ったが、決して桧原湖参りをやめることはなかった。

てな訳で、睡眠時無呼吸を抱える身になっても、虫や蛾に苛まれても、バンガローの寝袋に腰や肩の痛みが倍化しても、夏の桧原湖に行こうとするのである。
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 夕方でも暑いよ~

今日、予約をしようと牧場キャンプ場に電話をしたが、誰も出ない。
昼頃には誰かいるだろうと思ったが、呼び出し音しか鳴らない。
まあ、この時期は土日ぐらいにしか営業してないんだろう。客商売がうまいとは言えない。

仕事から帰ってきた家内にキャンプ予定を話すと、
「なんとか休みが取れるかもしれない」と言う。
ドライバー3人なら、いざとなれば太平洋岸コースや日本海岸コースも選択肢になる。
東北自動車道のお盆ピークは断続的に50km以上の渋滞になるのは必至。
なんとかなりそうだな。