昨日の日曜日は誕生日だったので、一応なんか書いておくか。

誕生日になにか特別なことをするなんてことはない。この先も、「生誕100年を記念して」などと言うことは絶対にない。
いつも通りにマリーナへ行く。久しぶりの三日連続マリーナだが、初日のセーリングで腰が痛いので乗る気はない。まあ、ちょいと別室でリラックスっていう感じ。
日曜日はただでさえアウトレットに人が押し寄せるし、サンデーセイラーやそのゲストでマリーナも賑わうが、今回はヨットショーの最終日ということもあり、いつも以上にたくさんの人が来ていた。

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 また来たよ~

人の大勢いるところはリルも私も得意ではない。アウトレットパークを避け少し遠回りをしてセンターハウス前に出たら、広場でハワイアンとフラのリハーサルをやっていた。音には敏感なリルだからやたらと気になる。
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ヨットショーのブースを抜けてウェウストハウスに向かう途中、どこかのヨットメーカーがシート類の在庫処分セールをしていたので、ちょっと冷やかすつもりで覗いてみた。
え、安い!
径16mmの係留用ロープが8m束で千円だったので、思わず買ってしまう。
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この衝動買いで、リラックスは遠くに消えて舫綱作りの作業となる。
まあ、ちょっと傷んではいたからねえ。なかなかのんびりできないねえ。
気持ちのいい晴れだったので、ついでに予備のライジャケやキャビンのマットも乾すことにした。
まあ、誕生日記念の舫綱取替ってことで。
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 生活感いっぱいだよなあ。

で、作業を終えたらとっくに正午を回っていた。今日ヨットショー最終日は前回ブログで取り上げた、ヴァンデ・グローブ参戦の白石康次郎トークショーがある。歯切れがいい話し方は評判もよく、最近はメディアでも見ることが多くなった。
彼は一応「海洋冒険家」という肩書になっている。冒険家なんてめったに見られるものじゃないから、リルと聞きにいく。(リルはレストランの方ばかり見てたけど)
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話はたいへん面白い。冒険家というのは無謀でも馬鹿でもないな。
話を聞きながら、彼を支えるスポンサーは勿論の事、彼の”チーム”のバックアップがしっかりしてるのだと思った。
ヴァンデ・グローブは単独無寄港レースだから走り始めたら自分だけが頼りだが、その参戦費用には3億円くらいかかるらしい。これは個人ではどうにもならない。確か船はフランス製の中古で3千万円ほどだったと言っていたが、それ以外にも移送や糧食、人件費等々莫大な費用がかかる。
ヴァンデ・グローブに出るためには単なるヨット操船技術だけでは無理で、走りながら絶えず何かを直している感じになるから弱電の知識やクライミングの技術、限られた材料を使い大揺れの中なんでも直せる知識と技術が必要になると言う。
それでも、今回のように不可抗力で棄権を余儀なくされるが、最近はとくにクジラとの接触事故が多くなっているらしい。今一番の難敵はクジラだと言っていた。「白鯨」のエイハブ船長か。
最後には、世界一速いと言われるマスト登りを実践してくれた。


途中から一緒になった魚岡大佐と一緒にボケーとマスト登りを見学。
ありゃ、山登りだな。

今日は誕生日翌日の日付が入った住民票などを取りに区役所へ。
年金請求書の添付書類。「年金用です」というと、印紙不要。
それでも、移転した区役所までは遠いし、待ち時間もたっぷりで、面倒なことこの上ない。
それにしても、なんと外国人の多いことか。通訳ボランティアが何人かいたがてんてこ舞いだった。
来年の夏は、主だった申請書の書き方講座でもするかな。だいたい、役所のどこに行けばいいのか分からないしね。
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まあ、そんな訳で今年の誕生日も慌ただしく過ぎていった。