やたらとしつこい風邪もなんとかクリアできそうだ。
まだちょっと本調子ではないけれど、水曜日までには完璧に元に戻さないと。
海から遠ざかった生活が当たり前になると、毎日が面白くないな。いつかは降りなきゃいけないヨット生活だけに、そうなった日の事を考えるとぞっとする。当初3年間で始めただけに、次のプランを実行する前段と捉えよう。
まあ、寒いのも苦手だし人混みも好きじゃないからこれも天の啓示。
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本日は成人式。息子は昼近くになって横浜アリーナへ出かけた。なんだかんだと言っても横浜は人口が多いから午前と午後の部の2回になるらしい。
日ごろの行いが悪く、人に風邪をうつすやつだけに出て行って間もなく小雨が降りだした。あいつも雨男の血筋を引いている。

二十歳の誕生日に何をしていたかは全く覚えてないが、成人式の日はちゃんと記憶に残っている。
伊勢佐木町商店街がアーケードだった頃のことだ。歩いて横浜文化体育館に行った。
父が買ってくれたスリーピースとトレンチコートを着て、しっかり煙草をくわえてたっけ。これでボルサリーノ帽でも被れば、アラン・ドロンみたいに見えるかな?などと思ったりしたもんだ。
家を出て10分もしないうちに小学校の同級生に出会った。
ベレー帽をかぶってシックなドレスに厚地のコートを羽織った彼女とは8年ぶりだったが、その背の高さやショートカットの髪や、西洋人っぽい美形の顔立ちから遠目からでもすぐ誰だかわかった。
当時も女子はほとんど晴れ着を身に着け、やたらと化粧し、慣れない足取りながらもツンとすまして無理やり大人を装っていた。その分、彼女はとても個性的でよく目立った。
彼女はたくさん話しかけてきたが、私は女性と話すのが得意ではないのでボソボソと応えた。当時、三船敏郎が「男は黙って、サッポロービール」なんていうCMのセリフに頷いていた私だった。
彼女と連れ合うようにして朝の伊勢佐木町をずっと一緒に歩いていた。一見、ギャングと情婦のような感じに見えるかな?と思ったりして、ああ、やっぱり帽子がなくて良かったと考えていた。
と、成人式とはまったく関係ないことまでしっかり覚えているわけだ。
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 なんじゃ、そりゃ?

昨日の午後からリルと散歩に行っている。いつもは大したことないコンビニからの坂道に汗びっしょりかいて、まったく体力がなくなっていることに気づく。
まあ、三日もゴロゴロしてればそうなるな。私がゴロゴロしてるとリルもゴロゴロ。粗大ごみ二つ。
私の普段の生活は、いつだってリルと一緒だから長散歩に出るためにも早く体力を回復しなくてはいけない。
と思って、小やみになった今日の午後も散歩に出かける。
が、血筋は争えない。ものの10分でまた雨が降り出し、近くの建物の軒先で雨宿り。
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 だんだん強くなってきたよ~

リルは雨が嫌い。傘もカッパも持ってない。
なかなか止まないので、仕方なく走って帰宅。これがカウンターパンチ。
病み上がりで走ってはいけない。
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 おうちに帰りたいよ~

やっぱり炬燵に入っておとなしくしてようっと。