我ながら阿保らしいのだけれど、ちゃんと治りきってない風邪を押してヨットに乗ったりボランティアに出かけたりして、結局昨日は最悪な状態になっていた。
なので、ほぼ一日安静にしていた。といっても、寝る際にしている圧搾空気のマスクは鼻が詰まると窒息しそうになるので、2時間おきに起きなければならなくなる。むしろないほうが楽なのだけれど、どちらにしても良質な睡眠はとれない。まったくもって嘆かわしい。

それでも今日は咳が止まったし、薬を飲まないでも鼻水に困ることはなかったので、毎日籠城させられているリルと長い散歩にでる。まあ、肺が痛いので坂はきついんだが…
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 そんなところで何やってんの?

足取りを確かめながらゆっくりと歩いて駅近くのお寺さんへ。
この町は門前町なので、このお寺さん中心に動いている。初詣客も少なくなったし、いつも通りののどかさが戻っていた。
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  初詣だよ。

京都や鎌倉、東京の浅草もそうだろうけれど、地元の人にとってお寺さんは毎日ご挨拶するところ。年に一度だけやたらとお願いに来るところではない。ある意味生活の一部。だから、願い事をするというよりも感謝のご挨拶といった意味合いが強い。身近な存在なんだよね。
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 悪い子は閻魔さんに舌抜かれるんだよ。

いつも通りに観音様へ感謝申し上げ、昼を回っていたので近くのケバブ屋さんでテイクアウト。
ここのご主人はハンガリーとイランの血が流れてるそうだけど、基本的にはトルコ人で奥さんはウクライナ人。日本には26年住んでいて、日本語は日本人と同じように話す。それに英語、トルコ語、ペルシャ語も話せるし、ロシア語少々にラテン語も理解する。
ケバブもちょっと国際的な味で、トルコの妙味が生きているのでとてもおいしい。
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ボリュウムたっぷりなので、食べ歩きができない。私なんかただでさえボトボトこぼすからお寺の境内に戻って食す。リルは私が必ずこぼすのを知っていて隙を窺っている。まあ、その方がお寺にとってはありがたいよね。
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  じーっ。

それなりに暖かいし、アーケードは風を防いでくれるので商店街をそぞろ歩き。
酒屋の親父に挨拶し、お茶屋さんで掛川茶を飲ませてもらい、暖かそうな下着を買った。
大岡川に沿って歩き、リルもけっこう満足。それから家に戻る。
でも、行きは良い良い帰りが怖い。帰りはずっと上り坂。息切れすると肺が痛い。
リルに気遣われてるのがわかるんだなあ。
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  ゆっくりでいいんだよ。

ゆっくりと回復している。