ペギーのおたふく風邪じゃあるまいし、そうそう家にこもってもいられない。
でも、クシャミや鼻水は未だに健在だから100%の本調子というわけにはいかない。
かといって、街中はインフルエンザの巣窟だから、ここはやっぱりマリーナだな。「バイオハザード」でもT-ウィルスから逃れられたのは船だったものなあ。アンデッドにならないようしないとね。って、もうなってるか…
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  そういえばアンデッドの犬もいたな…

先週ホームセンターで買ったシリコンスプレーやカセットボンベを置きに行く。
雪汚れのフネ洗いをするつもりで行ったのだけど、それなりに暖かく、エンジンを動かしていたらちょっと機走してみたくなった。(こういうのがアンデッドだな)
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どこかのフネじゃないけど、乗らないと不明生物に寄生されるおそれがあるしね。
走ってなんぼのフネだから。
それにT-ウィルスは沖に出ないと危ないしな。などと自分に言い訳しながら走り出す。
ヘッ、クションの号令三発とともに出航。
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  なんか寒くなくない?

多少暖かいといっても朝方は6℃くらい。少し波が高いし風も順風程度はあるから機走とはいえ顔が痛い。
こんな日は誰も出ていない。たまにボートが走っている程度で遊漁船も1杯だけ。
丹沢の山々も白くなっており、傘雲のかかった富士山は西側が真っ白。
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  富士山わかるかな?

しばらく放りっぱなしだったから、コケ落としのつもりで波を割って走る。こけおどしか?
そのうちだんだん風と波が強くなって、バッシャーンと波打つようになり、当然飛沫が飛んでくる。
これが実に冷たい!
リルも泡食って、私の膝に乗ってくる。
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  こんな時は絶対前を向かない。

ヨットというのは通常波に向かって真っすぐに進むことはまずない。
風上にはほぼ45度で切りあがっていくからで、たまに風の振れが波より早いと直進に近い格好で波に向かうことがある。それもまれな事。つまり波に正対して走ることがないことを前提に造られている。
なので、こうして機走でジブラルタルを直進するUボートのように走ると波間でバッシャーンと大きな音がする。リルはこれが嫌い。
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だんだん風が強くなり、ウサギも跳び始めたので2時間ほどで帰港。
そりゃあもう寒いのなんのって。
正午を回っていたので、とにかく熱いものでも食べようと片づけを後回しにしてアウトレットへ。
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  またこれなの?

揚げたてのフィッシュアンドチップスはこういう時に食べるんだな、きっと。
トランス脂肪酸たっぷりの熱々チップスを頬張って一息つく。
でも、このヴェンダーは飲み物売ってないんだな。気が利かないところは英国風。
しょうがないからクラブハウスの2階でカップコーヒーを飲む。
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 ビッケちょうだい。

これで生き返った。
しばらく休んでからフネ洗い。これまた水遊びに近い。この時期、やっぱり水は冷たいねえ。