胃薬など飲んだことがない父に「ガスター10」はよく効いたようだ。今のところ柔らかいものだと普通に食べられる。90年以上も毎日動いている臓器だから、休ませてやるぐらいの気持ちらしい。
まあ、しばらく様子を見るしかない。
IMG_0177

ミナトは6/2の開港記念日を前にして、あちらこちらでイベントを催している。
開港記念祭は来週だが、今日から”Y159”が始まった。
このフェスタ、会場がたくさんあって週末は大盛り上がりになる。Y159は今年だけ、来年はY160になる。つまり開港から159年が今年なわけだ。区切りのY150で、やたらと予算を使って市長が辞任に追い込まれたという経緯もあって、パビリオンやアトラクションのようなものはないけれど、逆に市民意識の高い横浜のこと、もうなんでもありの状態になる。
IMG_0245

あまり人が多いと、リルなどはおちおち歩いてもいられないから買い物の道すがら山下公園による。
私は落ち着きのあるミナトが好きだ。
山下公園通りは”日本の道100選”などと言うものに選ばれているそうだが、銀杏並木の異国情緒溢れるこの道はまばらな人影がしっくりくる。
IMG_0183 (2)
通り脇の植栽も実にランダムで一見すると雑草に見える。あの群生させたような花壇や花畑のような感じはないので彩的にはほとんど緑。近くに寄ると百合や桔梗、紫陽花が申し訳程度に色を付けている。
これこそがイングリッシュガーデン方式。いわばビオトーブ。
近寄ってみればわかることだが、雑草など一本も生えていない。こちらの方が管理が難しいだろう。
この時期の通りは緑に溢れ、秋は金色の歩道になる。
この通りを一歩山下公園側に入れば、バラだのポピーだの、煌めくような花園が広がる。このギャップにセンスの良さを感じるのだ。
IMG_0172

息子の動静がよく分からず、昼飯を食べ逃したので中華街に行って中華まんを買ってくる。
公園に近いからではなく、私は小さい時から食べなれた北京飯店の肉まんが好きだ。
中華街でも店で中華まんを作っているところは少なく、その多くは下請けに出していたり自前の大きな点心工場で作っていたりするが、この北京飯店は店の一角で点心師がちゃんと作っている。
IMG_0227

包(パオ)が甘くて柔らかい。具材は昔ながらの五目で味を変えない。
最近、江〇清のように学生や女性客におもねった訳の分からぬ中華まんを出して人気になっているところもあるが一口で首をかしげてしまう。少なくとも私にはコンビニの中華まんの方が美味く思える。

肉まん、あんまん、ウーロン茶を揃えて氷川丸近くのベンチで食べる。一つがコンビニ中華まんの倍はあるから、二つ食べると結構腹にたまる。時折、リルに手伝ってもらう。
IMG_0235
 これ、好き。

芝生では親子で寝ころんで日光浴をしてる人がいたり、子供たちの黄色い声が飛び交っていたり、犬連れで散歩する人がいたりと、思い思いの時間を過ごしている。
公園っていうのはこういうものだよなあ。のどかでほのぼのした光景に、こちらの気分も和らいでくる。

で、ホームセンターへ向かうもお目当てのものはなく、リルはカートに乗せられて端から端まで行ったり来たり。
IMG_0240

でも、たくさん散歩して中華まんもらって、ドッグフードの臭いを嗅ぎまわっていたリルは終始ご満悦でしたあ。