歴史的なショーとなった米朝首脳会談。
共同声明も米大統領の記者会見も、期待をはるかに裏切る形となった。
長年に亘って米朝二か国協議を熱望していた北朝鮮からすると、”足を引っ張られることなく”そのトップ会談が開かれただけでも御の字なのに「体制保障」の文言まで共同宣言に盛り込めたのは”100%”の出来。
朝鮮戦争の終結宣言はおろか”検証可能で不可逆的な”核廃棄”は期限さえ決まらず、曖昧な表現であるにもかかわらず、米大統領は記者会見で米韓軍事演習の中止どころか在韓米軍の撤退まで匂わせていた。それも「金がかかりすぎる」という理由だ。 朝鮮半島の非核化は北朝鮮にとって米軍の核を遠ざけることに他ならない。これはもう願ったりかなったりだろう。
拉致問題は提起されたが、文字として残せず、日朝間の問題だからあとは日本がやってくれという感じだ。拉致問題の解決と引き換えに戦後補償の賠償金を要求されるだろう。
この間、世界中のメディアはシンガポールで歓待される金委員長の笑顔や、夜間飯も食わずに外出してサプライズ視察をした金委員長を大々的に取り上げて、好感度アップに協力した。冷酷非情な独裁者の顔はそこになかった。見事なまでの演出だった。
これで段階的に経済制裁が解かれ韓国や日本から経済支援が転がり込んでくれば、北朝鮮の悲願達成だ。すべて計画通り。日程を終えて満面の笑みを湛えた北の領袖は満足気だった。

どんな結果にせよ、対話で解決する方向は好ましい。対話と相互譲歩は問題解決の必須要件だということもわかるが…
米大統領が敢えて強調するように、この会談が事の始まりであることを願う。「またか」という危惧が払しょくされるような展開を見せてほしい。

リルとマリーナへ出かけたのは16時過ぎ。台風一過でよく晴れ上がり、28℃という気温の割には湿度も低く、海では北風が吹き始めていた。
ところが、フネに着いた辺りから雷雲がわき始め、あっという間に気温が下がる。
IMG_0371
 いやーな予感。

遠雷がかすかに聞こえる。
一方、横須賀方面は雲一つなく快晴。ここがちょうど境だ。
台風北上の週末は調べ物があって、ほとんど机にかじりついていたからせめて今ぐらい降らないでほしいと思っていた。
幸い上層の雲の流れが速く、しばらくすると陽が射しこんできたのでコクピットでリルとゴロゴロする。エンジンさえ動かさなかった。
IMG_0376
 涼しいよなあ。

考えることがたくさんある。調べることもたくさんある。そのくせどんどんと予定が入る。
ここにきていろんな計画を中止にしている。自身の長期計画も延期と言うか、断念せざるを得なくなった。また夢がポケットから滑り落ちた。
それが妙に堪えている。当面の目標を見失った。
自分のライフプランを練り直さなければいけない。適当に生きてるようだが、今はちょっと足踏み状態。元気が湧いてこない。
こんな時こそ自分が動いて沈殿した日常を払しょくすることが肝要。受け身でいるとろくなことがない。
で、学友タニ公に電話。近々会うことになった。夜に会えるのは彼ぐらいだ。
IMG_0379
 斜陽です。さようか。

陽が落ちた18時過ぎにはむしろ寒いくらいだった。