D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: リル

体にグリスを塗りたくったような一日が終わると、あーら不思議、臀部や大腿の発疹は見事に消えて痒みもなくなった。上半身も背中の湿疹は数も減り、擦りまわりたいような痒みも軽減されたが、”虫のように”動いて今度は胸やわき腹に出始めた。それも取り敢えず抗ヒスタミン軟膏で暴れだすのを抑えている。
ステロイド系の強い膏薬が主体で、日に何度も塗るものだから、妙に体が怠い。
でも、問題は食べ物。
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蕁麻疹が出ている間は控えてくださいと医者に渡されたこの一覧、ほとんど毎日私が食しているものばかり。
ここから外れるものと言えば、牛肉に鶏肉にご飯。しょうがないから昼は牛丼を食べた。
食事制限やら酒飲むなとか、面倒だなあ。夕飯はどうしよう。

非常に強い台風24号が近づいている。列島縦断する予定でかつての伊勢湾台風並みだと言う。
昨夜の雨はゲリラ豪雨のようだったが、今朝は止んで日差しが出始めた。風も涼やかで嵐の前の静けさと言ったところ。
薬の実家配達を家内に任せてリルとマリーナへ。
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 今日は走らないんだよ。

フェンダーカバーがボロボロになってしまったのでフェンダーを一つ取り外していたのだが、昨夜家内がそのカバーを作ってくれたので、取り付けに行く。
尤も、現状はシングルバースと同じなので、スプリングを両舷から張ることができる。従って、フェンダー自体はバースに接触していない。むしろなくてもいいくらいなのだが、やはりそこは台風。スプリングロープが切れないとも限らない。甘く見ちゃだめだ。
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いつもよりオーナーが多いくらいで、皆さん愛艇の管理に余念がない。舫綱の点検などをしている。
私がビルジの排水口に紙テープを貼っているのを見て、とあるオーナーが
「そこまでしないとだめですか」と声をかけてきた。
我がフネ、マイレディは船尾トランサムが斜めになっているから、横殴りの激しい雨だとポンプ側に入り込むのだというと納得していた。ビルジポンプを壊すとその取り外しや取り付けがとても厄介だということは身をもって知っているからねえ。
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 スプリングの点検をして戻らない私をずっと見てるリル。

リルは保釈金払ってやっと外に出られた拘留者のごとく、我が世の春(秋か)を満喫していた。
駐車場に車を停める前からギャンギャン騒いで、早く早くとせっつく。マリーナがドッグランであるかのようなはしゃぎっぷり。
「点検したら雨が降る前に帰るよ」などと言おうものなら、狂犬病のごとくに無駄吠え反抗。
やかましい!
アウトレットがなくなって人が殆どいないものだから、ここぞとばかり吠えている。

今日はフローティングヨットショーの最終日。こんな日に来る奴なんていないだろう。
ショーと言うより朝から撤収作業に勤しむスタッフばかりで、なんとも寂しげ。各ブースもテントだけで商品やカタログは昨日持ち帰ったようだ。
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帰りがけにピーター・ダックとお話。
なんと台風25号が発生して、同じようなコースをたどっているらしい。
「また週末が危なそうですよ」と教えてくれる。
えーっ!
今週末はアダチ君がわざわざ福島から出てきてくれる予定。6日の土曜は友人タカハシと合流して、久々の街歩き計画。
嵐を呼ぶ男の本領発揮かあ?
まだ24号の台風も来てないうちから25号の心配をする。

「リル、また台風がくるんだってよ」
閑散としたヨットショー会場に、憤懣やるかたのない無駄吠えが響いた。



台風が接近する中、Jollyhotの上架。
先日、給油中にぶつけられた修理のためだ。
傷はそれほど大したことはないが、衆人環視の給油所で係留中のフネに当てるという不始末を犯したマーゴレッタ号の責任を、適当に誤魔化す気はない。敢えて、相手方の船長やオーナーに対していい加減な操縦が事故に至るのだということを、教訓として受け止めてもらわねばならない。
海の上での衝突は、あってはならないことだ。
陸で例えるなら、ガソリンスタンドで給油中の車をぶつけられたということだが、海の上ではそれ以上の重さを持つ。怪我はもちろん落水、沈没まであり得る。
いい加減な操縦は忌まわしきものだ。
舵を握るものに話しかけてはならない」ということを私は少年の頃にランサムの本で覚えた。

小雨が時折降る午前中、マリーナへリルと向かう。
併設のアウトレットは昨日で全店営業終了。一旦、解体し更地にして東京五輪の2020年に新築再営業となる。
なんだかんだと賑わっていたアウトレットは閉鎖され、閉店セール後に売れ残った物を業者が運び出していた。
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 当分静かになるよ。

先月からしばらく来ていなかったマリーナも、平日の午前中で、明日台風が来るとあって閑散。
スタッフたちが増しもやいなどをしてる他は、愛艇の様子を見に来た人が数人いただけ。
でも、リルは久々のマリーナで、涼しさも手伝ってご機嫌麗しい。
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 早く行こうよ~

取り敢えずエンジンを始動。
おお、ちゃんと動くなあ。
この間、台風や大雨に見舞われたので、ビルジを覗くと結構溜まっていた。吹き込んだに違いない。
この際だからと、1リットルくらい真水を流し入れ、ビルジポンプで吐き出した。
除湿剤ももうその限界まで水がたまっていたので、全部回収。
マリントイレも薄汚れていたので、塩素剤で清掃。
てなことをしてたら、海王さんがやってきた。
ここから先はスタッフや保険屋さんとの話になるから、私はすべて海王さんにお任せ。
と同時に、本降りになった。
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 こんな日に上架する奴はいないよなあ。

リルはウェストハウスの庇にたどり着くまでにずぶ濡れ。傘からはみ出るからだよ。
船台に載せられたフネの接触部位を海王さんと確認していると、ピーター・ダックがやってきた。
「当てられたんですってね。レース中ですか?」
「いいえ、給油中です」
「えーっ、給油中!」
さすがのダックさんも初めて聞いたらしい。

一つ一つは軽微だが、船外機二つが当たっているから、わりと範囲は広かった。
海王さんが、スタッフとどう直すかを話していたので、私はここで失礼させてもらう。
下架は金曜日の予定。
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 穴が開いたわけじゃないからね。

丁度正午、お昼を食べようと思って気が付いた。
レストランもやってないんだあ。

Pier1はマリーナ直営だから、やっているだろうとセンターハウスまで歩いていくと、リルはもう濡れネズミ、じゃなかった”濡れ犬”。
でも、レストランの中には入れないから、センターハウスのゲート下で拭いてやり、Pier1のパラソルテーブルに座らせる。
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 来なきゃよかった。

業者でいっぱいの店内から指さされ、雨が吹き込むパラソルの下でチキン南蛮などを食べ終わると、アウトレットの中に入れないから外周を回って駐車場にたどり着くとまた濡れ犬。っていうか、ボロ雑巾。
これで美容院行きが決定したリルだが、マリーナへ行った後や、雨の後にシャンプーだと嫌な思いが募るから、台風が過ぎ去ってからにしよう。
フネ=雨とシャンプーじゃ、二度と行きたくないよなあ。

家に帰ったら、脱走兵がちょうど家を出るところだった。
午前0時を回ってもまだ帰らず。
嵐の前に何やってんだ。





台風は微妙にそれて、たいした影響もなく過ぎ去ったが、もし桧原湖に行ってたらほとんど雨だっただろう。なんとなく諦めもつくがアダチ君と会えなかったのは残念至極。今では一年に一度しかない機会だからだ。
今年を最後に桧原湖キャンプはやめようと思っていたが、こういう形ではなあ。とはいえ、果たして来年の家庭状況がそれを許すかどうか…
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 牧場キャンプ場

雨の日が続くとリルが退屈する。キャンプ道具を並べ立てていた分、リルはがっかりという感じだった。一年に一度なのに「キャンプ」という言葉は覚えている。
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 つまんない。

台風通過前後の雨降りで、いい加減家の中で遊ぶのが嫌になっていたリルを近くのアーケード商店街に車で連れ出す。食事がてら、買い物がてらにその中を行ったり来たり。
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 雨降ってないよ~♪

リルの味方、アーケード商店街だがさすがに走るわけにもいかないので、ひょこひょこと歩いてはおいしそうな匂いのする店の間で立ち止まったり、誰かにナデナデしてもらったりして、なんとかご機嫌をとる。
我が家の逃亡者は、本来キャンプであったこの期間も大学へ行った。オープンキャンバスの手伝いだという。「キャンプが中止になってから決めた」と言っている。
まあ、部活の役回りなのだろう。
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 ケーキあるよ~

この四日間は毎日実家に出かける。
父の具合が優れない。午後は寝ていることが多くなった。いわゆる老人性衰弱で、何をしてもすぐ疲れる。食は細く、食欲もあまりない。
まあ、料理もできなくなった母が毎回同じような総菜しか買ってこないから無理もない。シュウマイだけはいつもごっそりとある。顔を合わせるたびに野菜が食べたいという。
家内が何かを作って持って行っても、母は”一度入れたら二度と出てこない”冷蔵庫にしまい込んでしまう。冷えたレバニラなんて最低だ。
父のためにぬか床を買い、ぬか漬けでも食べさせようとしたが、その小さなホウロウ容器は翌日冷凍室に入っていた。こんなことは日常茶飯事だ。あげ連ねたらキリがない。
宅配の弁当などを頼んでも、味が合わないとか量が多いとかで一月と続かない。ひどい時は三日で契約解除だ。これじゃあ、まともな栄養もとれない。
昨日は暑い中エアコンもつけずに、おでんを食べていた。
さすがに三食作りに行くわけにも行かないので、今年になって一度も顔を見せない弟に電話して、たまには助力しろと訴えた。弱ってきた父だが自力ではかかりつけ医に行くことも難しいので、ケアマネと相談して在宅定期診療を頼むことになった。
隔週で往診してくれるしその報告はケアマネも共有する。いざという時は24時間365日体制で即座に来てくれるという。
かかりつけ医の紹介状がいると言うので、昨日夏休みにはいろうとしていた町医者をつかまえて説明。今日は在宅医療システムの事務所に行って申込書を提出。だいたいこの手の事務作業や手続きは私がやっている。死ぬまで事務仕事とは縁が切れそうにない。

事務所は離れた区役所近くなので、ミニバイクで行く。信号で止まるとヘルメットは暑いねえ。
帰りがけ、伊勢佐木町に寄って昔なじみのあんみつを買う。
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私が生まれ育った街の老舗だが、ここのあんみつは母を喜ばせるに違いないと思った。
私が小学生くらいまでの記憶は母の中にまだ残っている。
昼前で、あんみつを食べたら昼食を食べるかどうかちょっと心配だったが、二人が喜んで食べてくれるのが一番いい気がしたのだ。
案の定、母は目を輝かせて喜んだ。父も黒蜜が美味いと微笑み、少年時代の駄菓子屋で食べた蜜豆の話をした。
でも、私は知っている。
この二人が結婚する前に、伊勢佐木町の甘味処で度々会ってはあんみつを食べていたことを。
少年時代に近所に住んでいた伯父からそっと教えてもらったのだ。
父も母も私の前ではそんな話はしないが、きっと母の残されたわずかな記憶にも、その時同じように少年時代の蜜豆の話をしたであろう父の思い出にも、甘いあんみつの味が蘇ってきたのだろうと思った。
二人ともぺろりと平らげた。
一時の幸せがあるからこそ、人は生きていけるんだ。




えーと、いつからご無沙汰してるかな?

毎日暑い日が続いていて、毎日予定がぎっしりと詰まっていて、バクバク食べている割には2kgほど痩せた。
今日も午前中は母の通院だ。
通院と言えば、昨日やっと恐怖の歯医者が終わった。4か月間延べ3人の歯科医にお世話になるほどすごい治療だったのか?道を歩けば歯医者に当たるくらい都会には歯科医が溢れているというのに、最悪なところを選んでしまった。
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リルとの散歩は夕暮れ時から、日没以降に変化。from dusk till dawn.
もっとも日の出前には出られない。朝4時まで起きてたりはするが…
今も室温は32℃あるが、扇風機の”弱”で耐え忍んでいる。我が家のエアコンはリルと家内のためにある。

ボランティアの方は、とうとう対外的なことにも駆り出され、水曜は日本語教室前に区のボランティア団体の寄り合いにも出させられた。
高齢者のためのパソコン教室や、和楽器の施設巡回演奏はまだ理解するけど、認知症予防のマージャンってなによ?
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まあね、出るからにはいろんなことを発言するから、さらに役回りが増えるという悪循環なんだけどね。
明日で、入門講座のオブザーバーも終わるからと思っていたのに、
「これはまだ未稿なんですが…」と渡されたのがこれ。
ブラッシュアップ講座

おいおい、これも出るんか?
さらに、11月のフェスタに向け、外国人の日本語スピーチ大会の司会を受け持ってくれと言われる。
フェスタの打ち合わせは9月から。
でも、ボランティア加入希望のOL二人は、毎回教室に来てくれて参加確実。これが今一番うれしい。
参加前提で見学してくれてはいるが、私の上級者グループは敷居が高くて寄り付いてくれないので、まともに話も聞いてない。で、明日、入門講座後にその二人とランチミーティングすることにした。

日中は暑すぎて、リルを連れてコンビニにもいけない。できるだけ一人にしないというのがコニーの教えだが。リルのためにエアコン入れて、フローリングで腹だして惰眠を貪ってる奴のグータラぶりを見ていてもしょうがない。
会合だ、歯医者だと、出かけざるを得ない日も、帰宅したところではしたない格好の雑巾犬を見るばかり。
で、昼食は中華街に行って薬膳を食べたり、さっぱりとヴェトナムのフォーなどを食べに行ったりしている。
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この時間だけが息抜きで、実家に行って話の通じない母と過ごすのはリルでさえ退屈そうだ。
今日は家内がまた冷蔵庫の中のものを捨てに行っている。
まあ、なんとかエアコンはつけてくれるようになったが。
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 フォー

昨日は日暮れても30℃以上あったので、リルとマリーナへ行く。
食っちゃ寝のグータラドッグではメタボで病気になる。
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家内も息子も遅くなるというので、アウトレットで夕飯を食べる。
海風はまだ生ぬるいけれど、家の近所のアスファルト道路よりはまだまし。
街中は皆さんが当たり前にエアコンを使うので、夜になっても放熱が続く。
その点、海はそんなヒートアイランド現象がないので、それなりに涼しい。
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ミス・リーの月照号は舵取り付けのために上架中らしいが、舵があってもなくてもこの暑さじゃ日中に出たいとは思わない。水筒に水5滴ほど入れて漂流体験でもしたいなら別だが

フネに寄ってエンジン点検。ついでに航海灯のチェック。
さすがに密閉されたキャビンは夜になっても32℃あったが、コクピットは風が強かった分涼しかった。
とはいえ、夕食後の点検だっただけにTシャツの汗は半端ない。
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20時半に退散。
夜中にホームページ更新。
願わくば安眠を。




行こうよ~
リルが散歩の催促をする。
昨日に引き続き晴天31℃超え。うっかり冷房でもしようものならリルの散歩にさえ出たくなくなる。
まあ、真昼に墓場で走ずり回っていたリルだから、多少暑さにも慣れてきたのだろう。
午前中、ちょっと買い物をして、昼過ぎにリルとコンビニにサンドイッチを買いに出る。
いやあ、暑いねえ。
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 その先は日陰ないよ。

坂を登って帰ってくると、汗が噴き出す。
エアコン、エアコン。
一旦、その涼しさの恩恵に預かると、外には出たくなくなる。ましてや、昼下がりの暑い時刻だ。
食事しながら、西日本豪雨災害のニュースを見ていた。

だが、こうやって無為に時間を重ねて一日を終えるのはもったいない。と、貧乏人は考える。
3時頃、熟睡中のリルを起こしマリーナへ。
暑い日には暑い中を。

熱中症覚悟でセーリングする気はなかった。
キャビンに除湿剤や乾燥剤を置きに行くのが一番の目的。梅雨時はキャビンを開けずにおくとカビがはびこる。
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 それは食べられないんだよ。

ほぼ密閉空間のキャビンだが、換気口がいくつかある。そこから湿気の魔の手が伸びる。冷蔵庫なんてものはないから、置きっぱなしのパイプタバコや非常食にもよくない。
本日の横浜の湿度は90%。

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温度は大して変わらないが、湿度は低め。

別室たるキャビンでは不快指数をできるだけ下げたい。
で、そこかしこに安い除湿剤などを置く。こんなものでも結構効果がある。
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エンジンを回し、扇風機をつける。
駐車場からここへ来て、キャビンにいるだけでも汗が出るからね。

このエンジン音と、すでに汗だくになったTシャツで、もう破れかぶれ。
よし、出航するぞ!
少なくとも機走で走っている分には自転車で下り坂を走るような心地良さがある。
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風が強いから、余計に気持ちいい。

もうすでに5時になろうかとういう時間。ヨットもボートも釣り船もいない。
いかにも夏空の爽快感がそこにあるだけだ。
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 涼しいね。

南南東の湿った風だが、日差しも弱くなってきたのであまり気にならない。
むしろ、白波が立っているのでバシャーンと船体がピッチングする方に気を取られている。
リルは濡れるのが嫌いだからね。
オーニングテントを作ってやり、波除にする。
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 快適、快適。

ほんの1時間半の夕涼み。
それでも結構満足してたりする。
帰港後はコクピットで一休み。風が強い分、家では味わえない涼しさを満喫。
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 リルはすでに惰眠態勢。

それなりに海で楽しめましたあ。

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