D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: 友達

昨日は昼に両親をバーミヤンに連れて行く。このままだと父が食中毒で殺されてしまう。
失くしてしまった宅配メニューをもらうのが必須条件。
宅配メニューが実際どのくらいの量で、どんな味かを母に身をもって教えることが第二番目。
うっかりすると、ほとんど水分を摂ってない母に無理矢理でも水分を摂らせるのが三番目。
ろくな食事をしてないのに、店やもんは栄養が偏るなどと昔から言ってる母だが、味覚障害も出てきている。一人では何も作れないので肉じゃがを一緒に作ってもニンジンを千切りにしてしまう。自分が何を作ろうとしてるかも忘れてしまうわけだ。食事はもう任せられないのが現状。
でもまあ、バーミヤンの単品を一人で食べるには確かに量が多いかもしれない。
「ご飯ものとおかずを一品ずつ頼んで、二人で分けて食べればいいよ」と適当なことを言ったが、結局は一人一品食べるのとおなじ。
金曜の母のデイサービスは帰宅するのが18時近いから、夕飯準備に追われないように「毎週金曜はバーミヤンデーにしよう!」などと勝手に提案。父は楽しみだともろ手を挙げて賛成。母も自分の忙しさ(?)を気遣ってくれていると思って涙ぐんでいた。尤も、店を出た時点で忘れていたが…
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食事した後、薬屋に寄って、父がすっかり気に入った”経口補水液”を買う。2,3本買うのかと思ってたら1ケース(24本)入りが欲しいなどと店員に言ってる。そりゃ重いでしょ!
オイオイ、米の次は水かよ~
クーリーじゃないんだから、私がえ~っていう顔をしてると母が「宅配してもらえばいいのよ」と急に割り込んだ。何を考えてるんだか分からないが、バーミヤンでの”宅配”という言葉だけ残ってたのだろう。でも、ナイスアドバイス。
店員に訊くとそれも可だということで、母が伝票を書きだす。まだ名前と住所だけは大丈夫のようだ。
その後、歯ブラシなどの日用品を買い込んだが、(母は口紅まで買った)店を出る頃には自分で記入した補水液のことはおろか宅配のことなどきれいさっぱり忘れていて、いつ届くのかもわからない。
それが来た時に「そんなもん頼んでない」と言わなければいいんだが…
実家から戻るともう夕方。留守番リルと散歩してボール遊び。
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 ボールだ!

ここのところ家の用事や医者通いで留守番が多くなってきたリルだが、リル自身も壮齢に入って少し鈍くなってきたなと感じる。夢中のボール遊びが終わると熟睡する。
その時、その場の楽しさだけで一日が終わるのは母と同じ。だから親近感が湧くのか?
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 なんか疲れてきた…


今日は一人でマリーナへ。
昨日の午前中に高校時代の友人谷公から連絡が入り、いよいよボート購入に動き出したと告げられる。
来年3月の退職まで待てないんだろうね。
で、どうやってYBMに加入したらいいのか分からないし、ゲートの中へ入るにはどうしたらいいのかと訊くので、仕方ないから仰せの通り付き合うことにした。
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とはいえ私は毎日慌ただしい。急に言われても、今日も予定がたくさん詰まっている。リタイア組が暇だとは限らない。午前中だけという条件で付き添い。
どうも東京の方で彼の条件に見合う中古ボートが売りに出たらしく、昨日両国辺りまで見に行き試乗させてもらったそうだ。相手のオーナーは年内に決着をつけたいらしく、早い者勝ち。
フネを買うには車と同じでホームポートが必要だ。互いの売買契約にこぎ着けるために保管場所を確保しやたらといろんな書類を書く必要ある。とくに個人売買の場合は海事事務所でも通さなければ自分で段取りをつけないと譲渡契約が成り立たない。
で、結構焦っている感じだった。
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センターハウスでYBMとの係留に関する書類一式と、注意事項などを細かく説明されていたが、聞いただけで理解できる人間はいない。YBMとしては新艇だろうが中古艇だろうが関係ない、付帯条件としてのBAN(海のJAF)の加入や最低1億円の海上保険の加入が必須になる。申込時にはその保険などの払い込み証明が必要だ。保証料や年間係留料、保険料や法定備品代などを含めると中古艇と言えども結構なお金がかかるし、あちこちに口座振り込みをしなければならない。
谷公が分かったか分からないかはともかく、とりあえず空きバースを見に行く。
「どうせならJollyhotさんの近くがいいですよね」と顔なじみのスタッフが、その周辺で捜してくれる。
ここの係留バースには、ちょっとした出入港しやすい場所がある。私の隣は今空いているが、微速で舵が利かないボートだとエンジンを止めての流し込みが利かない。結局、Jollyhotと同じ6丁目のヤマネコ号の隣を確保。私とは10mも離れていない。
で、一応12月中旬以降を目安に係留予定だ。いよいよ谷公がやってくる。
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 ヨットに乗る前はよくボートレンタルしていた。

谷公と別れるときに言われる。
「もう一つお願いがあるんだけどさ、ここまで回航してくるのを手伝ってもらえないか」
えーっ!
12月中旬すぎと言えば、賀状作りや二軒分の大掃除、お節料理作りとその買い出しなどでやたらと忙しい。東京に行ってフネで帰れば丸一日潰える。それに、車で行くわけにもいかない。車を置いてフネに乗ったらその車を取りに行かなくてはならない。どうしたって電車やバスに乗る。持病もちの私には結構きつい。
だいたい、個人売買の現況渡しだけに、どれだけの中古艇かもわからない。それに大川から東京湾に出るまでの航行ルールや浅瀬だって知らない。
こういう場合は普通回航業者に頼むか現オーナーと一緒に来るべきだろう。なにか不測の事態があってもオーナーなら応急処置ができるし保険やBANで処理できる。(保険は船検の適合確認を受けないと入れない)クルージングとは訳が違う。
東京湾のど真ん中で止まっても対処できないじゃないの。
現オーナーと最後のクルージングをしながら、フネの細かい注意事や修理履歴を聞きながらYBMまで来る方がいいと思うんだが…


それから家に帰って、昼食を食べ隣町のデパートへお歳暮の買い出し。
またリルは留守番だよ。
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いつも我が家用にハムの詰め合わせを買うので、すっかり販売のおばちゃんに常連扱いされて、やたらと試食を勧められるが、今年は蕁麻疹につき素通りしようとした。が、
「ご主人、ローストビーフなら豚じゃありませんよ」で、まんまと思惑に乗ってしまった。
それが終わってから、今度はホームセンターへ室内塗装用の塗料を買いに。
明日休みの家内とまた壁紙塗りだ。本当は養生くらいは今日中に済ませたかったというのが本音。
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 今回は1.6リットルの大きい缶で。

デパートや人混みのホームセンターが良くなかったか、なんだか鼻水とクシャミが止まらなくなった。
海だとか公園だとか、日ごろ自然な空気を吸っているからだろうか。
家に帰ってくるとクシャミがひどくなり、家内に「風邪じゃないの?」と言われて初めて風邪だと気づく。
むー、ヤブ医者の待合室でうつされた可能性大だな。また薬かよ。


昨日やっと床屋に行けた。バッサリと切ってきたのでなんだか頭がスースーする。
風通しが良くなったせいで、頭の痒みも軽減した。
家に帰ってみると、アダチ君から分厚い封筒が届いていた。
30代から40代にかけての「航海日誌」のコピーだった。
独身時代を含めて、あの頃は年に3回ほど福島県桧原湖に行っていた。我々の愛艇「ウィンダミア号」は桧原湖細野のキャンプ場をベースにし、私たちはランサムの本にあるような”湖と帆走”を体現していたのだ。
完全結氷する冬季は先代の爺ちゃん、婆ちゃんの好意で大きい納屋に格納してもらっていた。(私たちが行かなくても、家族総出で運んでくれた)
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 最初で最後、海に出たウィンダミア号。-いわき-

送られたコピーは全部で88枚、175ページにわたる。ペリカン文書か?
一冊のノートだからこれをコピーするのは大変だっただろう。
電話すると、コピーと同時に全部PDF化したという。
アダチ君にとっては私以上に、”人生の宝”なんだと思う。「航海日誌」にはウィンダミア号に乗らない日のキャンプ生活全般が含まれる。
今は亡きノブシロや陽さんとその家族、釣り師ソギや我が女房も中途から登場してくる。アダチ君の結婚前の奥さんに関する記述さえある。
アダチ君に子供が生まれ、続いて私にも子供ができ、その辺りから長期キャンプをしなくなってウィンダミア号は人手に渡ったが、それまでの10年間は日本のランサムワールドを堪能した。
つらつら読んでると、その頃が鮮やかによみがえる。
寒くなったら、炬燵に入ってミカンでも齧りながらリルに読み聞かせてやろう。
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 早春の磐梯山とウィンダミア号


今日は、車の免許交付。
1時間ほどの講習を受けに区役所内の公会堂に行く。
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 広すぎないか?

地元の警察署に免許更新手続きをしに行ったのは9月。
2か月もかかって、今頃更新。しかも公会堂へは家からバスか電車に乗る。
どうせ電車に乗るなら、二俣川の運転免許センターに行けばよかった、あそこなら即日交付だ。
面倒なのでミニバイクで行く。
だいたい、税金で賄っているというのに警察には住民サービスという観点がないな。犯罪や事故とは無縁な人たちに対する暖かさがない。権威をかさにきて自分たちに都合のいいように動くから好きになれない。
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たった1時間の講習なのに、私の隣の女性は終始頭を天井に向け涎を垂らして寝ていた。
彼女以外にも数人(私が見える範囲で)熟睡してる人がいる。講習義務があるのだということはお構いないらしい。
近頃は自分が安全運転していても、逆走やら煽りなどで事故に巻き込まれるから、この手の講習じゃダメかもね。
終了したのが11時、これってすごく中途半端だよなあ。
「中型8t限定」免許を手にし、あらためて顔写真を見たが、現物より暗くいかにも犯罪者のような顔になっていたので吹き出してしまった。せめてパスポートぐらいの転写技術を使えよー

9月に更新手続きをした頃はまだ蕁麻疹とは無縁だった。まともに好きなものを食べていた。
それから2週間後にアダチ君と友人タカハシで”学区巡り”をしたが、あの時は蕁麻疹がひどくて食べられるものがわずかしかなかった。そんなことを思い出して、一緒に入ったペッパーランチに行く。
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 ペッパーライス。

正午にはまだ時間があったが、下手に商店街を歩くと食べられないものだらけでストレスが募る。
この数か月、毎月1度はこの奇妙な食べ物を食べている。っていうか、これは蕁麻疹関連のアレルゲンとは無縁なので、ふと思い立つわけだ。
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 まあ、腹に入ればいいよ。

あの学区巡りの時は、三種三様だったなあ。
私は”仕方なく”、家で火を使えないタカハシは喜色満面、お子様口のアダチ君は香辛料に渋い顔。
そんなことを思い出しながら、客がまだ誰も来ない店でニヤニヤしながらペッパーランチを食べていた。店員は不気味だったに違いない。

家に帰って即リル散歩。
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 最近留守番多いよねえ。

たっぷり歩いて、ボール遊びする。(機嫌が悪い時はボールに限る)
それから父がデイサービスへ行った実家へ。母だけではジュース一杯、リルのビッケすら出てこない。
こういう日はできる限り昔話をさせることにしている。

家に帰ってこのブログを書いていたら山形の家内の実家から電話。
新米を送ったけれど、あちらは雨ふりで敢えて精米しなかったという。
玄米30kg、明日届いたらコイン精米機に行かなきゃ。なんか腰痛めそうだなあ。ここのところ腰の調子がいまいち。
宅配来たら、そのまま車に積んでもらうかな。


来週は秋の船底塗装を予定している。
船底塗装だけなら三日もあれば家内の一日手伝いで作業は終わる。我が家はこれを家族イベントとして位置付けているので息子も勘定にいれている。本当はそれで十分なのだが、いつも誰かしら助っ人として声をかけている。一緒に汗をかいて一杯飲む。
ここのところ毎回来てくれている友人タカハシから昨夜電話があった。
「明日9時半ごろマリーナの最寄り駅には着けるよ」
って、オイオイ船底塗装は来週だぞ。
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 ペンキ屋

どうも勘違いしていたようで、船底塗装が明日だと思っていたらしい。来週はすでに予定が入っているとのこと。
で、どうせ来る予定だったら明日横浜にくればいいよと誘った。

今日は船底塗装の準備として、工具その他の点検と消耗品の買い出しをする予定だったが、まあそんなことはいつでもできる。
我が家と駅近くの呑み屋ぐらいしかタカハシは馴染みがないので、地元門前町の街歩きでもして昼飯を一緒にしようという事になった。

あいにくの小雨交じりで、リルは連れていけない。実家の薬を届ける”帰ってきた”運び屋も今日はリルなしで行ってもらう。しかも週一シャンプーが待っているリルは大いに不満。
オマエもたまにはストレスを感じろ。
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 苦手なのがいるし…

地元駅で11時に待ち合わせ、さっそく古刹の瑞応山へ。
天平時代に行基が開山したと伝えられているが、それを遡る養老年間にインドの高僧、善無畏が結界を張って礎石を置いたことに由来する。
この善無畏なる人物、とてもミステリアスで実在したかどうかも疑わしい。
インドの高貴な出で、唐代玄宗の頃密教に惹かれて国を捨てて帰依したとある。中国に渡り密教の神髄たる三蔵を納めたのち、日本にやってくることになる。阿闍梨につぐ高僧の三蔵法師である。
一度しっかり調べたいと思ってはいるのだけれど、最近は難しい本を読むと眠たくなる。
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古刹ではあるが、鎌倉や京都のように「権威」があったわけではないから実に素朴で、それこそが地元住民によって育まれた寺の証拠でもある。信仰によってのみ長い年月を積み上げてきた瑞応山は今でも親しみもって生活の中に位置づいている。
鎌倉や京都の寺院の多くだって、もともとは小さな寺領だったはず。
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 七五三で賑わう境内

まあ、そんな話をしながら門前の商店街へ。
いつもの散歩コースだけに、私には真新しい感じはない。ここのアーケード商店街は雨降りの時のリル散歩には利用させてもらっている。
アダチ君が来た時も横浜橋商店街をタカハシと三人で歩いたが、そちらとは全く趣が違う。
こちらは半数近くがシャッターを閉めている。
だからと言って、地方都市にあるような寂びれた商店街とは違う。昔から日曜定休なのだ。
私が小さい頃は、当たり前のように日曜は市場(いちば)が休みだった。築地だろうが南部市場だろうが今もってそれは変わらない。つまり、河岸に品物がないから仕入れができないわけだ。
売れ残った物を売るという新鮮味に欠けるような商売は恥ずかしくてできない、というのが暗黙の了解だった。
今でこそ、日曜だから買い物に行くというスタイルが定着してスーパーだろうがコンビニだろうが当然のように物を売っているけれど、冷凍冷蔵技術や産地直売の流通が発達したからそうなっているわけで、その分昭和の町の商店街はすたれた。
ここ門前の商店街は未だにその姿勢を崩さない。周りにスーパーがたくさんできているから本当は経営が苦しいのだろうけど、そんな取り決めをしている昔気質のこの商店街は好きだ。

商店街のベトナム料理の店でタカハシと食事。
相変わらず食べられるものが少ないからフォーや春巻きなのだが、タカハシは美味いと舌鼓。
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 いい味だなあと喜ぶタカハシ。なんで焼酎なのかなあ?

実際この店のフォーは美味しくて、ヴェトナム人の留学生たちが足しげく通う。
商売柄、私もいろんな国の料理を食べてはいるが、「ジャスミン・パレス・キッチン」は特筆に値する。

商店街の店を一つ一つ紹介しながら、今どきないような帽子屋や漬物屋(タカハシは胡瓜の古漬けを買っていた)、鮨屋や染物屋などで足を止め、年金生活者にありがたい常時廉売の衣料品屋でひざ掛けなどを買い駅に戻る。
といっても、まだ13時。
それでも居酒屋チェーン店は開いているのが今のご時世。
酒好きなタカハシをこのまま帰すわけにはいかない。
枝豆や手羽の味噌焼きなどを注文して一杯。(昼を食べたばっかりだし)
で、タカハシから”お詫び”の土産をもらうことになる。
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 タカハシの土産。

茨城の土浦からわざわざ出てきてもらった上に、幻の酒までもらって恐縮。
来年三月で仕事を辞めるタカハシだから、その後は会うのも難しくなる。
3時間ほど一杯のサワー(今はこれしか飲めない)で居座った。しかも、私がトイレに行っている間に会計をしていたタカハシ。なんだよ、ご馳走になっちゃったじゃないか。
「ごめんな、船底塗装に行かれなくて」と悪びれながら逆に頭を下げられた。
律義というか、いいやつだなあオマエ。

駅で別れる。
姿が見えなくなるまで後姿を見送る私に何度も手を振るこの光景、学生時代から変わらんなあ。






ボランティア教室で担当していたサキさんから、「学園祭に来ますか」と案内が来たのは2週間前。
新宿のデザイン専門学校に通っているから、油彩をたしなむ友人タカハシを誘ってみた。(なにしろこちらは図工2だし)
四ツ谷は母校に近いから、ついでに母校の大学周辺を散歩しようという事になり、昨日久々に電車で東京に行く。
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電車で行くっていうととても簡単なのだが、私の持病からして駅間の長い東海道線や横須賀線は避け、京急の各駅停車やせいぜい京浜東北線。それでも蒲田辺りで一回休憩してたっぷり1時間半かかる。
当然、蕁麻疹の頓服と軟膏持参である。
「なにかあったら、すぐ電車を降りて待ってろよ。俺がそこまで行くから」とタカハシの思いやりに助けられ、なんとか待ち合わせの定刻に四ツ谷駅に着く。今の私にはこの辺が限界だ。
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 7年ぶりの山手線

アダチ君じゃないけど、ここからがチンプンカンプン。スマホのマップを頼りに歩きだすが肝心の目的地がマップに出てこない。いろんなものがありすぎてマップ表示が埋まってしまうわけだ。
もともとサキさんの学校は四ツ谷駅ではなく、新宿と四ツ谷の中間にある。最寄り駅は地下鉄新宿線の曙橋。四ツ谷からだと徒歩でたっぷり30分はかかる。
それは承知で久しぶりに来た四ツ谷界隈をフラフラとタカハシと散策。行きつ戻りつ勘に頼って最寄り駅の曙橋まで40分ほどで到着。学校案内ではここから5分とあるから、住所頼りに歩いていたが、小路にはまって階段上りなどしてるうちにさらに30分かかった。アダチ君を笑えない。
学園祭に行くからとサキさんに気楽にメールしたのが家を出る前だった。
サキさんは台湾から来ていたご両親が16時のフライトで帰るという事で、午後からなら案内できると途中メールが入る。
彼女の友達の徐さんが代わりに案内するとのことだったが、ちょうど私たちが着いた頃、義理堅いというかサキさんは私たちのために忙しい中をわざわざ学校まで出てきてくれた。
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専門学校の学祭に来たのは生まれて初めて。
最近の美術学校は外国人受講者が多い。日本のアニメやゲーム、ファッションなどに惹かれて入学する。彼らは自国の大学を卒業している人が多い。
サキさんも台湾の大学を出て来日し、日本語学校に1年半通いながら日本語習得に専念して、それからこの美術学校に入学した。
多くの日本人学生は高校から入学するから経験や知識には当然差が出る。今や日本のアニメ業界は外国人イラストレーターの助けなしには出来上がらない構図になっている。
高校の教室の片隅で休み時間になると漫画のキャラクターを黙々と描いていた同級生を思い出した。
自分が好きなものを好きな時に描くだけでは、その道で食べていくことはできない。社会的なニーズや期限、質、量をこなせてなんとか入り口に立つことができるという業界だけに、社会性や経済的観念も必要になる。
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 著作権侵害にならないものだけ。

サブカルチャーと言えども、その業界で生活していくのはサラリーマンの比ではない。
私たちの教室に来る留学生の大半が、デザインやイラストを学びたいと言ってくる人たちだ。
彼らが何を目指してくるのか私も勉強になる。
友人タカハシは独学で油彩を描くが、そのタッチと構図、色遣いには独創性があり、沈んだ基調の人物画が多い。こういうデザイン学校ではパステル基調の色遣いがびっくりするほど多彩で、セル画を意識したものが多いからタカハシも随分刺激を受けて、なにかとグッズを買っていた。
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 サキさんから説明を受けるタカハシ。

忙しい中、サキさんは各教室のブースを紹介してくれて、クラスの同級生には
「私の日本語の先生」と私を紹介するので、私はあちこちで「こんにちは」と言って回らなくてはならない。そんな彼女の応対ぶりにタカハシも楽しそうだった。
「来年はアダチ君も一緒に来たいね」とサブカルチャー好きのアダチ君を思い浮かべていた。

サキさんは、この学園祭準備中に両親が来たので、親の要望に沿ってレンタカーを借りて飛騨高山や白川郷まで行き、一昨日戻ってきたばかり。小1時間ほど私たちの相手をしてくれて、急ぎ両親の所へ戻って行った。なんだか急に出てきて悪かったなあ。

タカハシと昼にステーキを食い、地下鉄に乗って母校のある学生街に行く。
校舎自体、昔の面影はなく、むしろ当時から残っているような店や施設を捜すように歩き回った。
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御茶ノ水駅周辺は今も昔も大学だらけだ。大学の学部棟が点在し、学部棟と学部棟の間に他大学の校舎があったりする。まさに日本のカルチェラタン。
その分学生が多いからこの辺りは安い食い物屋と古本屋がごまんとある。その雰囲気だけは変わっていない。
新校舎に建て替えられて10年くらいだろうか、私たちにはまったく馴染みのないタワーマンションのような建物に入ってみる。
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面白くもなんともない。
かつての味のあるドームを擁した本校舎の欠片もなく、無駄に広いエントランスホールには語り合う学生の姿もない。(まあ、日曜だからね)
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 管理窓口か。

かつての正門横は学生運動の檄文やアジびらで埋め尽くされ、ヘルメットをかぶった先輩たちがなにやら声高に叫んでいたが、私たちの時代はその学生運動も下火で少なくとも授業は静かに受けられた。
その代わり学生たちにはもっと活気があった。口論は日常茶飯事で激論に及ぶこともしばしばあった。
口角泡を飛ばして議論した喫茶店や、夢と理想を津々と話したベンチ、タカハシと知り合ってよく通った紅茶店等々、今ではその面影もない場所に幻影を求めて歩き回る。
若かったなあ。

さすがに歩き疲れた15時頃、どこかで一杯飲もうという事になったが、まあ普通に考えると場外馬券売り場があるような場所じゃないから、酒を飲めるような店がまだやってない。
今度は居酒屋探し。へとへとになってやっと見つけたのが古本屋街の裏にあった海鮮居酒屋。オイオイ、蕁麻疹なんだよ~
それでも、なにかつまみの一つもあるだろうと中に入る。
席について安堵し、冷たいビールなどを飲んで学園祭やサキさんの話。
海鮮居酒屋で油淋鶏や鶏の柚子胡椒塩焼きなどを食っているのはこの席だけ。
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 目の毒だから早くその魚食ってくれよ~

東京駅の別れ際にも
「なにかあったら、すぐ電話くれよ。そこまで行くからさ」と言ってくれるタカハシにありがとうの一言。彼の方が圧倒的に帰り道が遠いんだけどなあ。
持つべきものは友だな。

久しぶりにメトロに乗って過去を旅しましたあ。












昨日は31℃の暑さ。おかげで薬切れの蕁麻疹が暴れまわった。
この調子だと、明日の皮膚科診察で下される判決はさらなる食餌制限という事になる。
蕁麻疹タブー食品一覧を示されたときは、もうこれで人生が半分終わったような気になり、一週間ほどで体重を1kgほど落として絶望の淵を歩いていた。
それでも、禁忌食材に慣れてくると、これもあれも大丈夫とわかってくる。
今ではタブー食材を暗記している。
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 いつものご飯が食べられないんだよ。

熊本のスミノクラ氏が送ってくださった荒尾梨は、そのきめ細かい引き締まった果肉と甘さでいつも私を満足させてくれる。(息子がいない分、割り当ても多い)
そう、果物はイチゴ以外はフリー!
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 この梨は世界最高と評価している。

続いて送られてきたハラ先生の羊羹、表面の砂糖が固まってカリっとするのが本物の証。
佐賀の小城羊羹はめったに甘いものを食べない私には最高のスイーツ。
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家内の実家から送られてきた米と胡瓜のペチョラ漬け。これもOK!
アダチ君の土産、リンゴのはちみつ漬けで新たな境地を見出し、梅干しのはちみつ漬けやあんずのはちみつ漬けに発展し、おかげで体重は2kg増。当たり前か…

なんだかんだと皆々様から送られてくる本物志向の食べ物で、私の獄中生活は十分潤っております。
まあ、中には訳の分からないお土産もあったりするけど…
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 アダチ君、渾身のお土産。

諦めていた麺類も、盛岡冷麺で活路を見出した。一条の希望の光とはこのことか。
盛岡冷麺は、蕎麦も小麦も使わない。ジャガイモやトウモロコシのグルテンで作られているから、除外品目だろう。昨日は暑かったせいで美味しく食べられた。
って、どこかの愚犬のごとく明けても暮れても何が食えるかを考えている。
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 なんでも食べるよ。

しかしながら、皆さんのお力とこの涙ぐましい努力にもかかわらず、痒みの虫はとうとう足や頭皮にも回ってきて、さながら「風の谷のナウシカ」に出てくるオームのようだ。
青き衣のメシアが必要だよなあ。
どうもアダチ君と接触すると考えがアニメ的になるな。

薬が切れて、全身に震えが来た中毒患者ってところ。

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