D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: ヨット

少々お疲れ気味だ。
ここのところあまり具合もよくない。
まともに風と戯れる時間も持てなくなってきた。極楽とんぼ生活はどこへ行ったんだ?
今朝は絶対マリーナに行くつもりで早起きしたおかげで、睡眠時間は5時間にも満たなかった。
それにしても快晴。余計な事は考えずにリルと繰り出す。
こんな日に限ってベタ。
IMG_0320
 暑いねえ。

日曜日にフネに乗るのは久しぶりだ。たくさんのヨットやボートが出ている。マリーナも賑やかだ。
これでアウトレットが開店する時間になればYBMは大賑わいだろうな。
IMG_0318

風は南東2m/s。波なし。皆さん止まったように漂っているが、時折レース仕様のクルーザーが微風にかかわらず滑るように走り抜けていく。さすがだねえ。
そういえば、スクラッチレースが今月半ばだったっけ。だから、こんなにたくさんいるのかあ。

そんなこととは無関係なお気楽派の人たちは、くるくると振れる風向きに必死の抵抗。
こんな時は主風に合わせるよりもセイルを少し開き気味にして柔らかく乗るのがいい。
ヒールをつけて、曳波の揺れに惑わされることなく、ゆったりと風に合わせる。
って、いつの間にか一緒に出たフネを引き離してしまったから、あとはのんびり。
IMG_0309
 ヒール作ってるよ。 そっちが日陰なだけだろ!

やっとせわしい陸を抜け出せたっていう感じ。
あれもこれもと忙しくなってきた近頃。自分の時間を作れなくなってきた。余裕がないと気分もすさぶ。
いつもならこの梅雨時は興味ある場所へ一人ドライブ旅行している。雨は嫌いじゃないし、梅雨時は道も空いている。雨にしろ曇りにしろ、日光を遮ってくれるので過ごしやすいし、なにより昼の時間が長い。本当なら電車やバスにすっと乗って、気ままな一人旅がしたいところだが。

ブログ仲間のカンチャンさんに触発されたので、奈良の飛鳥路を資料片手に回りたかったが、今年はどうやら難しいなあ。いいなあ、一人旅。”遠くへ行きたい”なあ。

などと、ティラー片手にポケーっと考えているわけである。
と、いつの間にか風が東に振れており、釣り船の軍団に向かっていたのでタック。
場面が転換して飛び込んできた巨大な船。
IMG_0310

自衛隊が誇る「いずも」だ。
そういえば昨日は開港祭で、大桟橋でヘリ空母「いずも」の一般公開があったんだった。イベントを終えて横須賀基地に帰るところだろう。
IMG_0315

米艦ロナルド・レーガンなどの空母には及ばないが、こいつは立派な軽空母。ヘリ仕様だがハリヤーのような戦闘機なら十分搭載可能。
東京湾のイベントとはいえ、護衛艦なしに単独で走ることは滅多にない。不思議な光景だった。

この時点で風が止む。昼も近くなって暑さが増してきた。こんな日はリルにとってきつい。
エンジンかけてゆっくりUターン。オニギリも持ってないし、午後は用事があるしね。
IMG_0319

マリーナ近くでセイルを下ろしていると、ミス・リーからメール。
マリーナに来てるらしい。ピンドルが届いたって?
ラダーのピンドルが割れて、アメリカからお取り寄せになったのっていつの話だっけ?去年の秋ごろだったような…
えーっ、半年以上乗ってないの?

マリーナに戻って月照号のバースに向かうと、折よく”大佐”が歩いてきたところだった。
渡したいものがあるから、非常桟橋に着けてくれと言っている。ミス・リーも駆けつける。
で、舫うことなくミス・リーから手渡されたものがこれ。
IMG_0323
 雑誌?

自バースに戻って、袋を開けると紅茶が2缶。
私が紅茶好きなの知ってたっけ?でも、お湯沸かして飲みたいっていうほど涼しい日じゃないよなあ。
IMG_0327

雑誌のようなものを見ると、真ん中辺に栞が挟んである。
ここを見ろってことか。
で、そのページを開くと、
IMG_0326
 ご本読んでくれるの?

ランサムの特集記事がたくさん載っていた。和訳の本文まで載っている。
なんだ、なんだ。
フネ洗いもそっちのけで、ページをめくっていると、この挿絵に遭遇する。
IMG_0328
 左:ディックがベックフットに自転車で駆け下りていくシーン。

私が初めて出合ったランサムの本、岩波少年文庫の「ツバメ号の伝書鳩」の1シーン。このランサム直筆の挿絵は私が一番好きなものだ。
生い茂る木立の中、でこぼことした山道をディックが一心不乱に駆け下りていく。

この挿絵を見ていたら、なんだか目頭が熱くなってきた。いるべき世界に戻された。
こんなに肩の力が抜けた瞬間はいままでなかったんじゃないだろうか。
もやもやとした頭の中を一陣の涼風が吹き抜けた感じだった。
微熱も空咳も腰の痛みもみんな消えていくようだった。
ありがとう、ミス・リー。グッドタイミングでした。
これは片手間に読むべきではないと、さっさとフネの書棚に置き、フネ洗いしてマリーナを出た。

昼食はコンビニ駐車場で冷やし中華などを食べる。実家には2時までには行くと言って出てきたから、これが一番手っ取り早い。そのままリルと実家へ。
日曜は実家分の買い物。醤油だのみそだのといった嵩張ると重くなるものを買う。スーパーで買っても親たちが持って帰れないからだ。そうでなくとも、実家はサラダ油が何本もたまっていたり、洗濯用洗剤が5年分くらいあったりする。母が毎日買ってきてしまうのだ。

家に帰る頃にはどっと疲れが出て死んでいた。
ミス・リーのメールを見たのはその時。
紅茶は英国人の船長が日本に来た時もらったものだという。わざわざコーンウォールから持ってきてくれたものだけれど、半年くらい前だから味は保証の限りではないとのこと。
雑誌はいつか私にみてもらおうと、ずっとその機会を待っていたとのこと。併せて、古いものだから返却不要とのこと。
今の私に一番必要なものだった。
私の近況を思いやってくれる彼女の優しい心遣いに胸打たれた。

雨の日にでもフネに行って、じっくり読むかな。






曇り、26℃、弱風。家内は休日出勤、息子は茶会。よし、マリーナ行くぞ!
オニギリ買って、久しぶりの土曜マリーナ。
IMG_0246

Y159でミナトは混雑してるから、YBMは空いてるんじゃないかなあと思った。
さすがにアウトレットはいつもより人が少ないが、マリーナにはたくさんゲストが来ていて、あちこちのフネでにぎやかな笑い声がする。普段は数えるくらいしかいない女性や子供がうじゃうじゃいる。
さっさと海に出よう。
マリーナ水路は観艦式並みの船列。
IMG_0248

日射も少ないし、折からの北東風4m/s。皆さん、追い風に乗って南下していく。
じゃあ、北上しよう。って、いつもながらの風任せ。
リルが丁度デッキに座れるくらいの風だった。
IMG_0252
 いつも何かを真剣に見ているリル。

北上となれば、横浜港。
YBMからは八景島くらいの距離なのだが、コンテナ船や自動車船が接岸する埠頭がたくさんあるので、
東京湾本線航路から出入する船や、警戒船やタグボートが狭い水路を行き交ってヨットには少々厄介なところ。北寄りの風だと何度もタックせざるを得なくなる。
IMG_0254

一番注意しなければいけないのはシンボルタワーからベイブリッジまで。航路が狭いうえに、コンテナ基地がある。従って、横浜港内は帆走禁止。
でも、ベイブリッジを越えさえすれば大型船はほぼ観光船と客船しかいないので、実に快適でおとなしい湾になる。
IMG_0256

出航が遅かったので、ベイブリッジをくぐったのが正午過ぎ。
微速前進でおもむろにオニギリを食べる。
IMG_0259
 むー、いつもと違うやつだ。

おにぎり三つ、バナナ1本食べ終わる頃にはMM21が近くなってくる。
IMG_0257
 リルは昼寝態勢に入ってきた。

岸が近くなってくると、陸の音が聞こえる。今日はいつもより賑やか。
そうだった、Ý159のイベントが開かれてるんだった。
メイン会場は5か所、さすがに元町・山手まではいけないけれど、臨海地区はフネで見て回れる。
で、Y159(セントラルタウンフェスティバルなどという御大層な名前がついている)の見学。
IMG_0262

ブログ仲間のポポさんから、横浜へ行ったらどこを見て回ればいいか分からないから、お勧めを。と、メッセージされたが、さあどこを回ればいいでしょうねえ?
ネットには”ミナト横浜観光コース”などという私見がたくさん出ているけれど、一体何を基準にコース設定してるかよく分からない。グルメなんだらも同じ。
個人の興味や価値観で行きたい場所は異なると思うんだけどなあ。
お花好きのポポさんなら、MM21は避けて赤レンガから遊歩道を通って山下公園、フランス山から山手に上がって港の見える丘公園周辺~外人墓地、そのまま尾根沿いにイタリア山庭園かなあ。
点の移動じゃなくて、ゆっくり歩くのがいい。食べるものはどこにでもあるし、足休めのカフェや喫茶店もある。なにより、緑や花がきれい。これ、私見。

IMG_0267

赤レンガ倉庫の庭はライヴ会場になっていて、ロックギターの音量が半端なかったのでリルはおちおち寝ていられない。
IMG_0268
赤レンガ背後には建設中の横浜新市庁舎。桜木町が最寄り駅になる。

赤レンガ倉庫の壁にはいくつもの大型ビジョンとスピーカーが据え付けられ、ライヴ実況されていた。
静かに食事したい人には迷惑だが、赤レンガ辺りはいつもこんな調子。
大桟橋を挟んで、山下公園側にくるとその喧噪もなくなる。
今日はドラゴンボートのレースをやっていた。

IMG_0273
 近寄るなと注意された。

一昨日、あのベンチでリルと肉まん食べてたなあ。と、独り言つとリルは敏感に反応。
こいつ、”肉まん”を完璧にインプットしたな。
ここら辺でUターン。
IMG_0277
 私の一番好きな風景。

ベイブリッジ下の旧白灯を抜けると、波が高くなっているのが分かった。風もさっきより強い。
まあ、追手に帆かけてしゅらしゅしゅしゅーだ。
IMG_0280
 ベイブリッジをくぐれない超大型客船のために整備中の新埠頭。

シンボルタワーを右に見る頃には、白波が舞い跳び波も高くなる。
大型貨物船の曳波も合わさって、バシャバシャと飛沫が飛んでくる。
まあ、冷たいと感じないこの季節だが、リルにとっては死活問題。コクピットをあっち行ったりこっち行ったりの大騒ぎ。念のためにジャックラインにリードを結ぶ。
IMG_0282

ランニングで走っていた南本牧では、サーフィングになって盛り上がって追いかけてくる波にリルはしどろもどろ。こうなると抱き寄せるしかない。
そろそろキャビンに入れないと危ないかなと思った頃、南本牧を通過して波が和らいだ。
マリーナ近くでセールを下ろす際、ムストーの帽子が風に飛ばされる。
あの帽子、エンドウ達に「退職祝い」でもらったもの。
イタリアンで最後の晩餐をしていた時にプレゼントされたのだった。海洋レジャーとは無縁な彼らが”ムストー”なんてよく知ってたなとびっくりした。
もちろん、それが私の右腕だったMさんの発案だということはすぐに分かったけれど、彼女がどれだけ熟考したかを示すものでもあった。
「ありがとう。大事にするよ」と言った我が言葉もはっきり覚えている。なので、最初の1年はフネに置いたまま被らなかったのだ。申し訳ないことをした。
たまたまというか、襟に落下防止のクリップだけが残っていた。これもムストーのオリジナルだから、これに皆の気持ちが込められているということにしよう。
帰港するとマリーナには黄旗。

家帰ったら、シャンプーな。





昨日、水草を巻き込んだように思えたので、本日出直し。
昨日よりはゴミも少なかったが、赤潮だけは去る気配がない。
IMG_0208

ペラの巻き付きを視認するには3mほど離れた後方斜め45度の位置からのぞき込む。
自バースでは見えないのでポンツーン中央通路から見える位置に引っ越し。今日はマリーナ定休なので、給油スタンドで確認。
見た感じではなにもついていなさそう。
それでも、エンジンフル回転で前進後退を繰り返していると、1本水草が流れた。多分シャフトに巻き付いたのだろう。
自バースに戻るときには速力が滑らかだった。まあ、これなら問題はない。
IMG_0211
 オーニングテント。今日も暑い。

午後からは”母と過ごせば”の時間。昨日と同じような微風なのでセーリングするほど余裕はないし、オニギリも買ってない。でも、昨日と同じ条件下ならちょっと機走して速力を確認するくらいはできる。
それに、係留しているよりも走っている方が涼しいしね。
IMG_0213
 マリーナ定休日のわりに出航してるフネは多かった。

私のヨットにはタコメーターのような回転計はついてない。回転数は音で判断する。
慣れとはすごいもので、速力もノット計などではなく動かない陸の背景で計る。このブログで書く風速も別に風速計で計っているわけじゃない。でも、寸分たがわずとは言わないけれど、ほぼ近い数値を得ることができる。鮨屋のシャリと同じ。
IMG_0214
 今日は遠望が利く。

赤潮(この辺ではダレ潮ともいう)を避けながら、昨日と同じようなコースを走らせてみる。
風速2m/s、波なし。速力は3ノット、回転数同じ。
うん、大丈夫。以前と変わりない。
昨日、突っ掛かったような走りではない。1ノットくらい違うような気がする。
IMG_0215

気温は25℃を超えていたが、湿度は低く、頬に当たる風が実に気持ち良い。
セーリングには不向きだが機走ならちょうどいい。
トコトコとその辺を走り回って、のどかで贅沢な時間をリルと過ごす。
13時には上がって、マックで食事。
それから実家に向かう。

デイサービスに出かけたはずの父がパジャマ姿でベッドに寝ていたので、びっくり。
母によると朝から具合がよくないらしい。朝食後に吐瀉したという。デイサービスは欠席。
「いったい何を食べたんだ?」
朝は腹の調子が悪かったのでお粥を少し食べたのだという。
毎日母がカレンダーに書くはずの食事だが、この三日は空白。母から昨日のことを聞くのは無理。
この時期は食中毒が多いが、土曜には家内が冷蔵庫を点検してる。

リルが心配そうに父のところでお座りし始めて、父が起き上がった。
「あんなに吐いたのは初めてだ」と弱弱しそうにいう。
父によると、どうもコンビニの揚げ物がよくなかったのだという。
そんなものは滅多に食べない父だが、毎日マグロの刺身ばかり食べさせられているから肉が食べたかったらしい。(カレンダーにはそう書いてないが)
昨日に昼に食パンを買いに行ったとき、フライドチキンを食べたという。夕飯は生姜焼きだった。
肉屋やスーパーの揚げ物ならその店で作っているけれど、コンビニの揚げ物は工場出荷。それに揚げたあと、温熱機で売れるまで温めている。当然油分は酸化し、肉厚のフライドチキンだと中に細菌がはびこる。
O-157も疑われるから医者に行った方がいいと勧めたが、もう少し様子を見るという。
「それだけたくさん吐いたら、水分たくさん摂って胃薬の一つも飲まないと」
で、薬箱を開ける。
入っていたのは傷ばんそうこうと消毒薬とタイガーバームのみ。
「胃薬なんて飲んだことないよ」
胃薬はおろか頭痛薬も飲んだことがないという。息子は薬中なんだが…
父がかかりつけ医から処方されているのはカルシュウム剤のみ。それも気が向いたら飲む程度。どこまで丈夫なんだ。

母はまったくお構いなく、買っていったシュークリームに目を輝かせてインスタントコーヒーなどをいれている。
固形物ではないからシュークリームを食べてみたらと昼食抜きの父に勧めると、どうにかこうにか一つ食べた。食べたら頬に赤みがさしたのでホッとする。
明日の朝、症状が好転しなかったら無理にでも医者へ連れて行くと申し渡す。
IMG_0193

その後、壊れた門扉の把手を直していたが、どうもハンドルのシャフトが折れているようでにっちもさっちもいかない。途中で父が手伝い始める。オイオイ。
二人で30分ほど格闘していたが、相手は40年物の門扉。匙を投げて工具を片付けていると、かれこれ1時間半ほどカレンダーとにらめっこしていた母が来て、
「お父さん、今日はデイサービスの日よ」
って、もう4時だよ。

リルと散歩して帰る。







やたらと外れる天気予報だが、小満の今日は晴れ時々曇り最高気温26℃湿度40%、微風。昨夜のテレビの予報では21℃湿度20%。5℃違うってのは2か月くらい先の気候。
YBMの風予報の方が的中率高いな。
まあ、とにかくリルとフネでユラユラとおにぎり食べるにはいい日和である。
IMG_0198

船底塗装後初のセーリングとあって、全然走りが違う。
エンジンも快調で申し分なし。ストレスのないセーリングだ。
IMG_0199
 東南東の風3m/s。

のどかで平穏な平日が戻ってきた。
風力がちょっと足りないが、のんびりするには十分だ。それ以上のものは求めていない。
が、今日はちょっと赤潮が入っている。それにゴミや水草などが所々に浮いている。
強風が続いたから、湾岸のものが海に吹き飛ばされたっていう感じだ。台風の後はいつもこんな感じだが。
IMG_0200
 
昼近くになると風が南に振れ、力もなくなったので機帆走。別にどこへ行こうなどと決めてるわけではないから一向にかまわない。風任せだ。
ポートのクローズで走っていたから、フネは自然に八景島の方へ。
ちょうどいい、八景島でオニギリ食べようと思ったのが運の尽き。
岸に近づけば近づくほどゴミが多くなる。
IMG_0204

金沢漁港の水路では、釣り船が午前の部を終えて続々と帰港していく。
邪魔にならないように岸寄りを走っていると、赤潮に紛れた水草の島が流れてきた。水路では風もブランケットになるし、そもそも微風。裏ジブなどにかまっていられずティラーでかわしたが、その島の周りにも水草や枯れ枝などがあって、ペラに巻き込んだ。
すぐにニュートラにしたが遅きに失する。しばらく惰性で前進させ、ゴミがない海面まできてエンジンをリバースさせると、水草が流れて行った。
一体どのくらい巻き込んだか分からないが、多少速力が落ちた気がする。逆転だけでは全部取り切れてないかもしれない。
八景島の内湾もゴミだらけ。竹や流木まである。赤潮も入り込んで混濁しているから、アミの腐ったような臭いもする。
だめだこりゃ。沖まで戻ろう。
IMG_0203
 オニギリ食べようよ。

機雷の網を抜ける掃海艇がごとく、あっち行ったりこっち行ったりの千鳥足。
水路を出ると今度は北東風。オイオイ。
IMG_0205

ため息交じりで脱する頃には午後出船の釣り船やトロール船にもみくちゃにされる。
なんでもいいから、ゴミをこっちに寄せないでくれ!
沖まで出て行ったら、今度はほぼ無風。
IMG_0206

だめだこりゃ。
ブームがバタンバタンする中リルとおにぎり。昼下がりのこの暑さ、全然面白くない。
食べ終わったらジブをファーリングして帰路に就く。
やっぱり、速力がいまいちという感じだ。2,3本巻き付いてるかもしれない。
でも、こんなゴミと赤潮の海では潜る気にもなれない。
帰港するとなぜか腰が痛い。呪いか?
IMG_0207
 痛いの?

フネを水洗いして、いつもならコクピットでのんびりするところだが、今日は一目散に家に帰る。
リルと夕飯までゴロゴロ。
最悪だあ。


昨日二日目の船底塗装は午後から大雨になるとのことで、朝一番にエンドウへ連絡し「中止」の旨を伝えた。エンドウはいつもバイクで来るから、こちらの都合で手伝ってもらって雨の中を帰らせるのは申し訳ない。
塗装はできないにしても、ハル磨きくらいはできそうだから家内と二人で行く。
IMG_0137

いつもならエンドウの職人技、鏡面仕上げのパフ掛けも今回は二人の手作業。
空手の「ベストキッズ」じゃないけれど、両手でワックス掛けと拭き取りをしていく。危なっかしくも揺れる脚立を登ったり下りたりして少しずつ移動していくから時間がかかる。ついでにパルピットも磨く。終わる頃には肩が痛い。(ただでさえ上にあげると痛いんだが)
で、3時頃から雨になり、夜には洪水警報が出るくらい降った。

今日は一人作業。晴天、最高気温26℃。暑い!
昨夜の激しい雨は、せっかく塗った船底に雨だれの跡を残していた。
IMG_0140 (2)

で、最初から塗りなおし。ペラで楽した分作業量が増えた。こんなもんだ。
幸か不幸か、やたらと暑い。これなら下架までに乾くだろう。
あとは黙々と塗るだけ、なんだが…
IMG_0144 (2)
 不織布は風を通さないので着てるだけで暑い。

ここのところ、みんなに塗装をしてもらっていたから、塗料のローラー掛けは久しぶり。
いやあ、よくよく見ると滅茶苦茶な塗布だな、こりゃ。
ローラー掛けは一定方向に流れるように塗るのだが、最初に浸み込ませた塗料をグシャっと置くとそこだけ盛り上がる。また、少しづつ力を入れていかないと、最後の方はかすれる。かすれるからまたグシャっとつぎ足せば、濃淡で段々になってしまう。しかも、ローラーの方向が一定していないので、山あり谷ありだ。そういえばみんなの不織布作業着、飛沫だらけだった。愚息にいたっては顔が青い天然痘のようだったな。まあ、お祭りみたいなもんだからな。
かくなる上はスクレーパーで主だったところを削るしかない。
削るのも塗るのもほとんど頭の上なので、いい加減首が痛くなる。
IMG_0146 (2)
 なんとかこの程度に。

最期にマスキングテープを外す。これがなんとも心地いい。汗水垂らした甲斐がある。
IMG_0148

片付けも終わって、後は下架を待つのみ。
使い捨てゴム手袋はいつの間にか穴が開いており、なんの効果もなく、シンナーで手を洗うも爪先のブルーはドラキュラがごとく。だいたい、着てるものが作業着だからまともなレストランには入りにくい。だからいつもマックになるのだが、いい加減飽きてきた。
Pier1のアウトサイドで食事。
IMG_0151

ここで食事するときはいつもリルが一緒だから、留守番させてきたリルのことが気にかかる。
昨日は息子と実家に薬を届けに行ったりしていたが、この三日遊んでやれなかった。早く帰って散歩に行こう。

クレーンで吊り上げて船台部分に残る未塗装部分を塗って塗装作業は終了。下架13:30.
IMG_0154
  下架。

この半日、やたらと急いで作業していたので、自バースに戻ったらグーの音も出ない。
だが、これで終わりじゃない。ヤードの作業で汚くなったデッキを洗わなければならない。ヤードを歩くだけでも靴底に塗料やオイル等が付く。作業中もフネに上ったりするからコクピットやデッキは足跡だらけになる。
フネ洗いを終えて一服。やっと水に戻されたJOLLYHOT が嬉しそうにユラユラしているので、しばしキャビンでくつろぐ。
IMG_0155

って、この時点で3時。早く帰らなきゃ。リルが待ってる。
こんな日に限ってセーリング日和。なんか恨めしい。
当たらない天気予報によれば今週は強風と雨が続くことになっている。
車にワックスを掛けると三日以内に雨が降るという雨男の本領発揮か。
IMG_0156

春の船底塗装、終了。
みんな、お疲れ様でした。
 

このページのトップヘ