D旗たなびく

忘却甚だしく、メモ代わりにちょっと書くだけ。 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: おでかけ

毎年恒例の家族旅行、昨年はリルと一緒に行くには無理があると、リルと私は留守居役だった。
今年は父の「リルも一緒に」の言葉で、河口湖に泊まることにした。
前日の夜に逆走台風12号はかすめるようにして西に流れたが、被害状況や道路状況によっては当日キャンセルもやむなしと夜中まで台風情報を見ていた。(一応、雨男と言われているので)
29日、暴風雨の結果と天気予報を見ながら遅めの出発。少なくとも横浜は薄曇りだった。
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 足柄PAのドッグラン

通常の台風一過とは異なり、ぐずぐずと曇ったり、急に土砂降りになったりで、休憩もままならない。
リルがいなければ、どうでもいい博物館や美術館などでゆっくり雨宿りもできただろうが、そんな身勝手は私が許さない。
山中湖ではすごい大雨になる。
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 こりゃだめだ。

この辺まで登ってくると、雨が降っている分かなり涼しい。気温22℃の表示。
丁度お昼時だったので、ほうとうの店に入る。
甲州ほうとうは分厚いひもかわで、野菜などと鍋で煮込む味噌味の田舎料理。稲作に不適な山間にあっては、古くから粉食文化が発達したが、とりわけ甲州では養蚕の裏作として小麦や蕎麦、大豆や小豆が作られた。
本来、囲炉裏に大鍋をかけ、野菜やキノコの味噌仕立てにほうとうを入れこみ、家族全員で食すもの。
せっかく家族で出かけたんだから、そういうのを食べたいけれど、今では当たり前のようにお一人様一鍋。当然、出てくるまでに時間がかかる。こういう場合、いつも冷奴を頼むことにしている。
稲作が不適なところは水がおいしい。冷えておいしい水はいい豆腐を作る。入った店の寄せ豆腐は豆乳につかってさらに甘みが増していた。(って、他に書くことないよ)
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店を出ると、いつのまにか薄日が差していた。
息子に運転をさせて河口湖へ向かう途中、雲の切れ間から夏富士をしっかり拝むことができた。後にも先にも富士が見えたのはこの時だけ。車窓9時方向に見えたので、運転中の息子は一度も見ることはなかった。(食事後でみんなをクンクン嗅いでいたリルも)

河口湖は日曜ともあって、大変にぎわっていた。
船津あたりの土産物店では、アジア人観光客がいっぱい。相変わらずうるさい。人前でも大きな声で離れた相手と会話するのは中国人以外の何者でもない。これを直すには半年ぐらいかかる。尤も、隣にいる相手に必要ないでかい声で話しているのは日本人の若者だが。
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富士山、湖、涼しいの三語でインバウンドが集結するのは箱根だけじゃない。とくに河口湖は電車やバスの便がいいから、そりゃあ無国籍地帯。モラルがいまいちの国の人が多いから、河口湖のリオたる船津はむしろ汚い。湖の観光船はバスツアー客で満杯だ。逆に言えば、バスルートに入ってないところや、車でしか行けないようなところは静かで落ち着いているということになる。
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チェックイン時間までソフトクリームなどを食べ、高原の涼風に吹かれていた。
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ホテルには正直がっかりした。かつて静岳ホテルと言った湖畔の宿は、オーナーが変わって名前を変え、とんでもない三流宿になっていた。
宿泊客もほとんどバスツアーの中国人観光客。マネージャーも従業員もほとんど中国人で、日本人の仲居は一人だけしかいない。
ただでさえ老朽化してる施設なのに、基本的な気配りができていない。廊下の壁紙が剥がれそうになっていたり、部屋に入っても座卓や座椅子の用意もできてなかったり、だいたいフロントに人がいない。
屋上はドッグランになっているが、かつてあった人工芝は取り剥がされ、防水塗料を塗っただけのコンクリート面で、雨の後では滑って危険だ。そこに無造作にも私物の洗濯物が洗濯ロープを張ってかけられていた。
食事も、テーブルにこれでもかと料理が並べてあるが、刺身にもうどんにも、およそ蓋のないものにはラップがかけられていて、いちいち取らなくてはいけない。
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味の方も見た目通りで、とても美味しいとは言えない。
和食と言うよりは、いわゆる「日式」。恰好だけは和式だが、出汁がそもそもカツオや昆布じゃない。
それでいて薄味なので、さしもの中国人ツアー客も首を傾げていた。
今どきのインバウンドはリピーターも多い。日本の食文化や大衆食も馴染みが深い。質より量の感覚では納得しない。
父も母も、大半を残したが、息子でさえ残していたから是非もなし。
ノウハウや意志もないのに投機目的で買って、転売するまで実績を作っているような感じだな。
オモテナシなんて遠い言葉だ。

大浴場はというと、日本の風呂の入り方を知らない中国人が横暴なふるまい。
部屋のスリッパで浴室まで入り込み、そのままシャワーを浴びて嬌声を発している。シャワーの使い方も勝手気ままで浴槽まで飛沫が飛んでくる。熱い湯は苦手らしく、小児用の浅い浴槽に”腰湯”。勇気ある爺さんが熱い浴槽にギャーギャーわめきながら入ったかと思うと、おもむろに髪を洗い出し唾を吐き出した。5分で退散。
お前ら全員、うちの教室へ来い!
到着してすぐに誰もいない露天風呂に入っておいてよかった。


最悪な宿も滞在12時間の弾丸ツアー客がいなくなると、落ち着きを取り戻す。ここからの眺めだけは気持ちいい。
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一泊だからと呼吸器を持ってこなかったが、部屋前のボイラー室の時々点火する音や、揚水機の音でまんじりともしない朝を迎えた。うへー、なんか怠い。
でも、とにかくきれいに晴れ上がった。(富士だけは雲に覆われていた)
せっかくの家族旅行だが、不快な思いをしに行った感じで、なんだかみんなに申し訳なく、この晴天の涼やかな高原の助力で挽回したかったが、チェックアウト後に息子が脱藩。
あれだけ念押ししたのに、午後から外せない授業があると言い出したのが5日前。
河口湖駅から10時10分の高速バスに乗って新宿へでることになった。
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 やだよ~

その脱走者を河口湖駅まで見送る。
それにしても、河口湖駅の雑踏はすごい。雑踏というより喧噪。八割がた外国人。
かつて啄木が、
「ふるさとの訛り懐かし 停車場の雑踏に そを聴きに行く」 
と詠んだが、この混沌さはなんとする。聞きたくもない。
日本を訪れるインバウンドの大半は東アジアの人たちで、そのまた大半が中国語(北京語)。
で、なぜか皆声が大きい。日ごろ街に出ない両親も、やたらと耳のいいリルもびっくり。というか唖然。
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駅前駐車場では、富士登山をするのであろう欧米系の男女数人がパンツ一枚になってお着換え中。
ご当地版ハローキティーのお菓子に群がっているのは韓国系。機関車トーマスのプリント列車の写真を撮っているのは日本人のオタク族。
つい5年前までは小さな田舎の駅だったのに、ひと頃の清里駅並み。あんまり騒々しいのでバスに乗る囚人を見送ることなく脱出。

ここからは西遊記。西へ西へと喧噪を逃れて気まま旅。
鳴沢村まで来ると車の数も減り、豊かな緑があふれる静寂さ。
目につくものに立ち停まり、そば粉たっぷりのおやきを食べたり、リルの散歩、地元物産の物色。
南下して朝霧高原の牧場で牛乳飲んだりしながら白糸の滝へ。
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 音止めの滝

富士の湧き水からなる滝の近くは実に涼しい。
車いすを押しながら歩く家内も、リルを引きながらの私も救われる思い。
土産物屋が立ち並ぶ順路を見て歩く母も楽しそうだ。
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 白糸の滝

ただ、白糸の滝に近づくには階段を上り下りしなくてはならない。土産物屋が立ち並ぶ一角に車いす用の観覧スペースがあったので、疲れてきた母と父を家内に任せてリルと二人で散策。
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水を通しやすい溶岩石の隙間から富士の地下水が零れ落ちる滝なので、マイクロウェーブのようにその冷たさが優しく体を包んでくれる。
正午を回っているのに、日差しが気にならない。
リルも皆さんに声をかけられ、ナデナデされながらの涼しい場所にとてもご満悦。
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 デレデレするな。

それに、たまたまなのかもしれないが、うるさい外国人もいない。ここの日陰で寝そべっていたら一日いられそうだ。
昼食は土産物屋で蕎麦などを食べる。父もホッとした感じだった。
母も家内もあちこちで買い物をして、訳の分からないものばかりで車は満杯。
ここでもまたソフトクリームだの牛乳、ヨーグルトだのを飲食して、リルはそのおこぼれに預かっていた。
オマエ、ソフトクリームばっかり食べてるとお腹壊すよ。
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 ここ、いいね。

結局、富士の裾野をぐるっと一周して帰宅した。
二日目は満足いく旅行になりましたあ。


ワーキングホリデイ中に就職が決まったヘジンさんは西東京市に引っ越すことになり、この7月でボランティア教室を卒業することになった。約10か月、私が担当していたので、やはり寂しい。N-1取得に向けて二人三脚だったからなあ。
ただでさえボランティアの日は夜遅い帰りなのに、つらつらと思い出していたら、寝るのが遅くなった前日の水曜。
明けて昨日、いつもより早く起きて小名浜へ出かける。今はなきヨット部時代の友人ノブシロの墓参だ。
毎年、一人車で出かけているが、今年はちょっと寝不足の上、出足が30分遅れてラッシュに巻き込まれた。
桧原湖や山形へ行くときもそうだが、車で東京を抜けるのは実に面倒だ。(帰りも)
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ただ、寒冷渦のおかげと言うか、この二日間は実に涼しく、往きの常磐道美野里PAで休憩したときには25℃。車の中よりずっとひんやりして気持ちよかった。

故ノブシロのことは毎年ブログに書いているので、今年は省略する。
事前にアダチ君から報告を受けていた通り、菩提寺に隣接したショッピングセンターは解体されて広い駐車場になっていた。同じ敷地にスーパーのヨークベニマルがオープンすることになっている。
震災以降、(いわき市)小名浜の復興は目覚ましく、港湾も商業施設もどんどん新しくなり、震災や津波、原発事故のマイナスイメージははた目にはほとんど感じられなくなった。
草葉の陰でノブシロもびっくりしてるだろう。
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ノブシロの墓はいつ行ってもきれいにされている。養子で天涯孤独だった彼の墓を信徒の方たちがしっかり管理してくださっている。信仰の篤かった彼の徳でもある。
亡くなって11年、高齢者の多い場所だけに生前の彼を知る人は年々少なくなっているだろうに。ノブシロを悪く言う人は皆無だ。
いつものように墓前に頭を垂れ、花を挿し、今年は暑いからたっぷりと水をかけてやる。
線香を灯し、大好きだった煙草を添える。
それから墓石の囲いにどっしり座り、独り言のように、ノブと会話する。

それにしても、今年はここまでの運転で思った以上に疲れた。まあ、年々長距離の一人運転は厳しくなってきてはいるのだけど、何十回と通ってきた小名浜への道がとても遠くに思えた。
毎年、帰りはタカハシの住む土浦か、小学校時代の友人ヤマガタのいる水戸で1泊するが、数年先はのんびり小名浜で1泊して、土浦でもう1泊かなあ。
体の動くうちは必ず来るからな。
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小名浜で昼食。”ららみゅう”等新しい飲食施設もいっぱいあるが、私はかつてノブシロが連れて行ってくれた食堂に行くようにしている。漁協職員だったノブが漁連直営の「みなと食堂」で食わせてくれた海鮮物は本当に美味しかったし、泊りがけで会いに行くと「丸克商店」の新鮮な海産物でご馳走を作ってくれたものだ。
復興後市場が移転して、この老舗には今では地元の人でもあまり来なくなった。
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土浦には16時近くについた。私が贔屓にしている土浦駅前のビジネスホテルはとても居心地がいい。
霞ケ浦やヨットハーバーも見える。部屋は明るいし、セミダブルベッドがまた快適だ。
友人タカハシは仕事を休んでくれて、17時に会うことになっていたが、さすがにこの日は疲れてしまってベッドに倒れこんで寝てしまった。タカハシから電話をもらわなければ朝まで寝ていたかもしれない。
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 ホテル アルファ・ザ・土浦からの眺め

取り敢えず18時に伸ばしてもらい、荷物を整理しシャワーを浴びる。
このホテルは四川料理店が別棟で建っており、本館と料理店の間のテラスにはパラソルが立ったテーブルがいくつかある。
滅多に飲まないビールを一口。涼風に身をさらしてタカハシを待つ。
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とはいっても、酒量制限があるのが現実。1/3ほど飲んで、駆け付けてくれたタカハシに任せる。
友人タカハシ、お前本当にいいやつだなあ。
彼の顔を見るとなんだかとてもリラックスできる。
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日が暮れていく霞ケ浦のハーバーを歩きながら、いろんな話をする。
マリーナハウスに着くころにはとっぷりと暮れていた。野外に置かれたベンチで夜風に吹かれながら語る。なんでこんなに語れるのか自分でも不思議だ。
それから、そぞろ歩いて市街の焼鳥屋へ。さすがに腹が減った。
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 さんざんご馳走になってしまった。

タカハシは週末に行われる土浦祭りの役員をしている。翌日も祭りの準備がある。
腹ごなしに、祭礼で設けられた御仮屋を見に行く。神をご招聘し、神輿にお乗りいただくための簡素な建物である。これについて話し始めるとまた長くなるから、別の機会にでも。
まあ、本来あるべき古式な儀式なのである。

ホテルに戻って、誰もいないテラスで時間を惜しみながらの会話。午前零時が引き際だった。
タカハシ、ありがとう。お前がいてくれて、人生が本当に豊かだよ。

家に帰ってきたのは今日の正午。しっかり渋滞にはまった。
リルはギャンギャン吠えながら何度もボディアタック。
息子や家内がいてくれたのになあ。ヨシヨシ。
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 どこ行ってたのよ~








長袖やカーディガンを引っ張り出してきて、この数日の”寒さ”をしのいでいる。
私は六月の雨が好きだ。(豪雨でなければだが)日中は長く、そして涼しい。なにより恵みの雨だ。
この季節、どれだけ降るかが夏の飲料水や農作物の収穫に影響する。言わば命の水。
よく外国人から日本は””rainy seazon”かと訊かれるが、私はあえて「梅雨」と言っている。似てるようでそのニュアンスが全然違うように思う。自然の恵みなのだと教えると皆納得する。
私の隣で異を唱える奴が一匹いるが…
タンとリル
 リルの友達、タン。

いつもこの時期はふらっと出かけるが、今年はいろんな制約が多くてなかなか出かけられない。
昨日、たまたま昼近くに父から電話で「午後は老人会のカラオケに行く」という連絡が入ったので、リルを連れてドライブ。もっと、早く言ってよ~
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 どこ行くの?

最初どこ行くあてもなく走っていたが、昼にラーメンを食べたところが町田辺りだったので、そのまま東名に乗って中井秦野インターまで。雨は小ぶりで時々止む。
ここまで来たら湘南の海を見ようと西湘バイパスまで南下し、結局すいすい熱海までくるとなんとなく伊豆に足を延ばしたくなった。
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 熱海

宇佐美、伊東を過ぎたら時々薄日が差す場所も出てきた。
最初はキョロキョロと左右の車窓を見ていたリルもいい加減飽きてきたようなので、誰も見向きもしない休憩所に停まってリルと散歩。
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 よく知らないところだよ。

結局いつもの帆走と同じく、時間でUターンすることにして15時まで南下した。
で、東伊豆までやってきてしまった。
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 ここどこ? 知らないよ。

戻りながら、ターホーの職場が近いことに気づいて大室山へ。
ホテルの前まで来て、この時間はチェックイン客で混みあうんだったと思い出し、邪魔しても悪いと会わずに帰る。
遠笠山道路から伊豆スカイラインに入ろうと登っていったらだんだん霧が深くなる。
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そのうち視界が5mもなくなったので、逆戻り。
こんな日は山は煙るんだったなあ。
元来た道をたどりながら、時々休憩。っていうか、リルの散歩。
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 おフネあるよ。

家に戻ったのは19時半。
それほど雨に濡れたわけじゃないけれど、いかんせん寒かった。それに腰が痛い。
まあ、気ままなドライブだから、何がどうしたというわけじゃない。気分の問題。
ヨットもそうだが、こういう狭い個室空間ほど何かを考えるには最適だ。


今日は「ボランティアに興味があるので参加したい」という女性からメールが入る。
高齢化が進む私たちNPOにとってもありがたい。
日本語教員免許はもちろん、その手の通信教育や講座は受けたこともないというから見学に来たら「無理」だと思うかもしれない。
日本語学習が私たちのボランティア団体のモットー、異文化交流や日本文化紹介のサロン的ボランティアとは趣旨が異なる。外国人と仲良くなりたいという感じではない。
その方は学生時代から国際交流やボランティアに興味があり、現在は多少の英語を使う仕事をしているという。
ボランティアにとって大事なのは資格じゃない。その熱意と誠実さだ。
「暇だから」とか「仕事を辞めたので」という方には、市や区が行っている入門講座を受けてからご連絡ください。と、やんわりご遠慮いただいている。6回ほどの入門講座を受けた人の大半は「無理」だと思うらしく、見学にも来ない。
私にも後継を育てなければという危機感はある。場合によっては外国人なみに教えなくてはならないだろう。でも、仕事をしながらでもボランティアをやりたいという彼女の熱意を買う。久しぶりの希望者だから大事にしていきたい。
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併せて今日来日した台湾の許さんからメール。
19日(火)にお昼を一緒にすることになった。火曜は”母と過ごせば”の日、
せっかく台湾から遊びに来て私に会いたいと言ってくれる許さんには申し訳ないが、14時までならと条件を付けた。
で、エンドウやタニ公とはお預け状態。雨が続くのでリルも一緒。



胃薬など飲んだことがない父に「ガスター10」はよく効いたようだ。今のところ柔らかいものだと普通に食べられる。90年以上も毎日動いている臓器だから、休ませてやるぐらいの気持ちらしい。
まあ、しばらく様子を見るしかない。
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ミナトは6/2の開港記念日を前にして、あちらこちらでイベントを催している。
開港記念祭は来週だが、今日から”Y159”が始まった。
このフェスタ、会場がたくさんあって週末は大盛り上がりになる。Y159は今年だけ、来年はY160になる。つまり開港から159年が今年なわけだ。区切りのY150で、やたらと予算を使って市長が辞任に追い込まれたという経緯もあって、パビリオンやアトラクションのようなものはないけれど、逆に市民意識の高い横浜のこと、もうなんでもありの状態になる。
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あまり人が多いと、リルなどはおちおち歩いてもいられないから買い物の道すがら山下公園による。
私は落ち着きのあるミナトが好きだ。
山下公園通りは”日本の道100選”などと言うものに選ばれているそうだが、銀杏並木の異国情緒溢れるこの道はまばらな人影がしっくりくる。
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通り脇の植栽も実にランダムで一見すると雑草に見える。あの群生させたような花壇や花畑のような感じはないので彩的にはほとんど緑。近くに寄ると百合や桔梗、紫陽花が申し訳程度に色を付けている。
これこそがイングリッシュガーデン方式。いわばビオトーブ。
近寄ってみればわかることだが、雑草など一本も生えていない。こちらの方が管理が難しいだろう。
この時期の通りは緑に溢れ、秋は金色の歩道になる。
この通りを一歩山下公園側に入れば、バラだのポピーだの、煌めくような花園が広がる。このギャップにセンスの良さを感じるのだ。
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息子の動静がよく分からず、昼飯を食べ逃したので中華街に行って中華まんを買ってくる。
公園に近いからではなく、私は小さい時から食べなれた北京飯店の肉まんが好きだ。
中華街でも店で中華まんを作っているところは少なく、その多くは下請けに出していたり自前の大きな点心工場で作っていたりするが、この北京飯店は店の一角で点心師がちゃんと作っている。
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包(パオ)が甘くて柔らかい。具材は昔ながらの五目で味を変えない。
最近、江〇清のように学生や女性客におもねった訳の分からぬ中華まんを出して人気になっているところもあるが一口で首をかしげてしまう。少なくとも私にはコンビニの中華まんの方が美味く思える。

肉まん、あんまん、ウーロン茶を揃えて氷川丸近くのベンチで食べる。一つがコンビニ中華まんの倍はあるから、二つ食べると結構腹にたまる。時折、リルに手伝ってもらう。
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 これ、好き。

芝生では親子で寝ころんで日光浴をしてる人がいたり、子供たちの黄色い声が飛び交っていたり、犬連れで散歩する人がいたりと、思い思いの時間を過ごしている。
公園っていうのはこういうものだよなあ。のどかでほのぼのした光景に、こちらの気分も和らいでくる。

で、ホームセンターへ向かうもお目当てのものはなく、リルはカートに乗せられて端から端まで行ったり来たり。
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でも、たくさん散歩して中華まんもらって、ドッグフードの臭いを嗅ぎまわっていたリルは終始ご満悦でしたあ。


この木曜日から明日3/11まで、恒例のボートショーがMM21のパシフィコとYBMの2会場で開催されている。
毎年、誰かを誘って見に行くのだが、今年は後輩のエンドウに声をかける。
曇天の北風が強い中、踏切侵入があったらしく電車が遅れて、のっけから桜木町駅で30分も待たされる。
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会場に向かう途中で昼食。
普段街には出ないから、懐かしかった「シェイク シャック」のハンバーガーを食べる。
昨年の秋に進出してきたニューヨークのハンバーガーショップ。マンハッタンでは有名だ。私もアッパーウェストサイドのコロンビア通りで食べたことがある。ケチャップを塗りたくったどこぞのバーガーとは違う。アンガス牛の自然な旨味が染み出してくるようなうまさがある。まあ、オジサン二人で食べるようなものじゃないが…

毎年ボートショーに来ていると、同じようなものはつまらない。できるだけ初お目見えのものを物色するようになる。

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が、乗り物好きのエンドウからすれば見るものが真新しいから、あちこちのボートに入り込むことになる。彼はその値段の違いを実感したいらしい。
「その辺の家より高いじゃないですか!」とか、「これなら家が2軒買えますよ!」とか、かまびすしい。住宅内覧会か。
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エンドウはいわゆる”カーキチ”という輩で、車の事にやたらと詳しい。
本人も25年物の”スカジー”に乗っている。その前の車もケンメリのスカイラインで、とうとう動かなくなったので岐阜まで赴いて買ってきたという。その車もやたらと不具合があって、修理のためしょっちゅう岐阜まで往復している。スカジーの専門店があるらしい。
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てなわけで、会場に展示されているランボールギーニやロールスロイスなどの高級車を見かけると、子供ごとく目を輝かせ、時には這いつくばって眺めるので、その間私はずっと待ちぼうけを食うのである。
職場の文句と上司の愚痴が多いエンドウだが、そんな”ガキ”みたいなところが好きなのかもしれない。

だいたい、ヨット・ボートの展示場になんでこれだけ車が多いのか訳がわからん、と毎年感じていたが、エンドウが漏れ聞いた話では税金対策の一手段であるという。
「これ、売ったら元値より高くなるかね?」という交渉を聞いてたらしい。
今年の経費で落としても、手放すときに益が出たら節税にならないということらしい。まあね、1億円もするようなクルーザーをポンと買ってしまう人たちだから、中身や性能はどうでもいいんだろうな。

そんな中、フラフラ見て歩いているとなぜかヘリコプターが。
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こうなるともう訳が分からん。なんでもありか?
車がいいならヘリまでも、っていう感じで。それを見てる人が、
「俺のフネより安い」などと言っている。だって、免許やヘリポートが必要だろう?買えるか買えないかの判断なのか?
どこかの美容クリニックのCMが浮かんできた。美容整形と自家用ヘリの繋がりってなによ?
それでもエンドウはしっかりとヘリに乗り込み、販売担当に操縦方法についての教えを乞うていた。
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 これを機に悪徳商法に傾くか。

私は最近ゴムボートに興味がある。折りたためて軽量、エンジン搭載可能なやつね。車の後ろに乗せられるし、一人で組み立て可能。
最近はゴムボートも随分進化した。ちょっとやそっとじゃ破けない。ある意味FRPより強度がある。問題は手漕ぎ。これはまったく思った方向に進まない。水面に接している部分が多いからだが、軽い分風や波に流されやすい。この難点をエンジンで補う。軽いから免許も必要ない2馬力エンジンで十分。
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これからは体力が落ちる一方だし、腰だの肩だのが絶えず痛むから到底カヌー・カヤックの類はおぼつかない。それでも水の上にはいたいしなあ。
晩年はエンジン付き浮き輪かなあ。
って、2時間弱歩き回っていたら膝にきた。一通り見て回ったし、エンドウも満足したようなので野毛へ。
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一杯飲もうと思ったのだけど、時はまだ3時半。居酒屋はまだ開いてない。
仕方ない、子供のころから通っていた中華屋さん「萬里」で蟹玉や空心菜などをつまみに青島ビール。
まあね、アルコールはドクターストップに近いからこんなもんで十分だ。
エンドウの愚痴を聞きながら、リルが待ってるだろうなあと思ったら矢も楯も止まらず、暗くなる前に帰宅。
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 なに食べてきたのよ~




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